第4話 煩悩鹿は着替える!
「私はリンゼだよ〜」
「私はサナ。よろしく! 鹿様!」
エルフ耳と猫耳がそれぞれ自己紹介してきた。牧師の名はソームと言うらしい。にしても、幼女人外ってその属性だけでそそるよね……襲わないよ? 食べられたくないもん。物理的にも、性的にも。多分この子達今の俺よりでかいし。
ついでと言わんばかりに、二人は武器を持っている。服装も捕まった時のままだ。
「キュ、キュー」
狩られそうな気配はないけれど、警戒して少し離れる。
「怖がることはないですよ、この子達は貴方様の案内人ですから。」
「キュ?」
首を傾げる。案内人、とはどういうことだろうか。え、新たな性壁の扉ご案内されたりしないよね? 人外流プレイはちょっと…鹿だけど。
「伝承には、救世主は最初に出会った者と共に国を旅し、やがて結ばれるとあります。」
…え、結ばれる? エルフと猫娘と牡鹿が? 染色体的に無理でね?
「じゃーおじさん! 鹿様に街を案内するね!」
「お着替えしましょ〜」
「キュキュ!?」
エルフっ子がそろりそろりと両手を伸ばしてきて、俺の纏っていた白のワンピースを剥がす。な、なんか触り方がエロいんだけど! 舐め回すようにするすると脱がされてる!
裸にされた後、猫娘が持ってきた白のTシャツとロングスカートを履かされ、その上からぶかぶかのコートを着せられた……幼女感すごいんだけど、この服。
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