子取り坊主

とりあえず小説を書きたい

子取り子取り子取り子取り子取り子取り子取り子取り子取り



  昭和○△年十一月五日


 当時の県警は○△県▽△郡□○村、灘家の灘陽毬なだひまり君、当時四歳の男の子が行方不明と新聞各社に通達した


 県警は捜索を始めると同時に、警視庁に警官の増員を要請した、が。


 警視庁はそれを拒否し、捜索は難航の一途を辿った。


 当時、陽毬君が失踪した地区は冬景色に染まっていた。


 県の警察官達は必死に陽毬君を捜索した。


 が、奮闘虚しく、陽毬君は村長宅の付近の雑木林に凍死体の状態で発見された。


 陽毬君の仏を発見した年若き"警官"であった人物が自殺する直前に書かれたと思われる手記を抜粋し、掲載する。


『私は少年、陽毬君の死体を発見した警官であります。私はあの日、今は消え去った誇り高き信念を持って彼を探しておりました。

 ですが、あの日からずっとずっと後悔しています。あの日、私の全てを投げ打って《奴》を殺していたら、どれだけ少年の無念を晴らせたでしょうか。私は今から死にます。ですが、陽毬君が生きた意味を、人生を想い、此処に《奴等》の存在があった。という事を残させて頂きます。《奴》は、柔軟な年寄りの皮を被り、《奴等》は此の國の上層に居ます。私は、己の正義を信じ、行動します』


 その日、一人の警官により、警視庁上層と内閣総理大臣の私宅が時限爆弾で爆破された。


 内閣総理大臣及びに警視総監生死不明


 数時間後。


 臨時政府により、緊急対テロ会議が行われた。
















 子取り坊主は貴方を見ています。いつも見ています。

 

 じーっと見ています。虎視眈々と虎視眈々と
















 子を取るのは、妖では無く、人だという事を貴方は知った。

















この物語はフィクションです。実際の人物、団体とは関係ありません、

____


黑兔です。


サスペンスかホラーかよう分からんジャンルでした。


一話終了です。最後までお読み下さりありがとうございましたッ!


 

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