バンドを救え!元証券アナリスト本気のマネジメント〜俺は女子高生たちを救う〜

逃走者T(dotrain)

序幕(第0話)

荻原亮二というどこにでも居そうな21歳の独身サラリーマン。

しかし彼は非常に重要な仕事をしていた。

それは東京証券取引所(東証)の主任アナリストという日本の経済に大きく関わる非常に重要な仕事をしている。

彼の判断一つで生み出すもの失うものは大きく、生み出すものは最大で1兆円、失うものの最大は5000億円と言われているため彼は非常に重要な役回りを任されていたのだ。

しかしある日彼は何を思ったのかは分からないが、東証のお偉いさんに退職届を突き出したのだった。

その行為自体にそのお偉いさんは猛烈に反対して引き止めるが、彼はその声に振り向くことはなく彼はその日中に東証を去った。

そして彼は次の日からはニート生活を歩むのだが、たまたま出かけた先にあったバンドハウスに入る。

すると彼の心はステージに惹かれていった。

そしてバンドの演奏を楽しむと管理人らしき人から声を掛けられて話をする。

そこで管理人が発したのは「もう、このバンドハウスも終わりだね」という悲しい言葉。

その言葉を聞いた荻原は「安心して下さい、私がこのバンドハウスを立て直しますので……!」という静かながらも熱意ある言葉を伝えて荻原はアルバイトながらロックタウン東京というバンドハウスで第2の人生を送る。

そこでの仕事は高校生バンドとバンドハウスのマネジメントという仕事だ。

彼はマネジメントは初の経験だが、彼は分析力や交渉力、決断力などを持ち合わせているためマネジメント自体苦ではなかったが、今までの仕事と勝手が違うため四苦八苦。

しかし彼の仕事を支える人やバンドハウスの利用者、バンドメンバー等はそんな彼の働きぶりにだんだん心を動かされていく。

今まで一流の仕事をした彼が初心に立ち返って泥臭く全力で仕事をこなし、数々のものと人を救っていくのが荻原の流儀。

しかしそんな中で信頼が割れることも、敵が現れてどうにもならないことも、初めて関わる学生たちとの関係性構築に苦労することも、スポンサー企業から見放されることも「すべて想定内だ」と言ってこなしていく荻原。

荻原の中には「何があっても与えられた仕事に影響を与えてはならない」という東証勤め時代からの考え方があるため、何があろうと荻原は目の前にあるミッションを遂行させていく。

そんな彼の行動はすぐには実らないものだが、その行動は必ず実ると荻原は信じてその瞬間が訪れるまで任務を全力で遂行した。

そしてその瞬間が訪れた時に彼はどう思ったのか?

元証券アナリストの第2の人生の模様……

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