第12話:先輩って処女でしょ?。

「ああ、だけど一週間待ないです・・・だから今やっちゃっていいすか?」


「ソファー真っ赤になっちゃうからマズいって」


「そうか・・・なんかさ、花見したりする時のデカいビニールシートとか

ないですか?」

「それ下に敷いときゃいいんじゃないですか?」


「そんなことまでしてしたいのか?拓」

「初めてのエッチが生理の日なんて全然ロマンチックじゃないじゃん」


「まあ、そうですね・・・どうしようかな・・・たしかに赤いの苦手だしな」

「俺、自分の鼻血みただけで悪寒が走ってブルブル震えが止まらなくなるんです」

「じゃ〜しょうがにです・・・一週間辛抱します・・・」


「だからとりあえず今日は真似事だけ・・・いいですか?させてもらっても・・・」

「服、着たまま、パンツも履いたままでいいですから」


「いいよ」


「分かりました・・・じゃ〜いただきます」


拓人は那月の上に乗って、エッチの真似事をしはじめた。


「まずはチューから・・・してもいいですか?」


「いいよ」


「先輩、震えてます?」


「震えてなんかねえよ・・・するなら早くしろよ」


拓人はおもむろに那月のクチビルにキスした・・・でためらいもなく舌を入れた。


前回みたいに那月は拓人のデープなキスを拒まなかった」


「ん・・・ん、ん・・・んぐ、あ〜・・・お、おまえ・・・激しすぎ」


「先輩、キスですでに感じてます?」


「感じてなんかないわ」


「だって、俺の頭抱え込んできたじゃないですか?」

「キスしながらもっと〜って言いませんでした?」


「そんなことしなし言う訳ないだろ、ボケ・・・いちいち可愛くないんだよ」


「あの、一応キスはゲットしたので次はおっぱいに行きますね」


「やっぱり?舐めるのかおっぱい?」


「真似事って言うか、練習ですから・・・あくまで練習ですって」


「それはな〜・・・そこはスルーじゃダメか?」


「それじゃ〜愛撫って言うか前戯にならないんですけど・・・」


「あのさ、おっぱい触られたり舐められると感じちゃうんだよな」


「いいじゃないですか、感じちゃっても」


拓人はためらうことなく那月のたわわなおっぱいを舐めた。


「ダメダメダメ・・・そこダメ・・・我慢できなくなっちゃうじゃん」


「我慢って・・・感じてるんですか?まじで?」

「先輩って処女でしょ?」


「なんだよ、悪いか?」


「いや処女なのに感じるって・・・聞いたことあるんですけど、まだ

セックスの経験ない女子って、あまり感じないって・・・」


「そんなの関係ないって・・・」

「あのな・・・ひとりエッチのしすぎ・・・だからだよ・・・悪いか?」


「あ、ちっとも悪くないです・・・ひとりエッチね」

「あのその、先輩がひとりエッチしてるとこ、俺見てみたいです」

「エッチの真似事より、そっちのほうがいいかな」


「はあ〜?・・・そんなの見せられるかよアホ」


「え〜エッチしようって訳じゃないんですからいいじゃないですか?」

「はっきり言って俺、女性がひとりでやってるとこ「動画」見るの

一番興奮するんです」

「なんて言うかな・・・我慢できなくて悶絶しながらって可愛いくて・・・」


「変態・・・冷めるわ・・・もういいから帰れ」

「エッチの練習はな〜し・・・あんまりお前と一緒に部屋に長くいても

母ちゃんに怪しまれるし・・・」


「とにかく生理が終わるまで、私に触れるな・・・ハグもチューも

させないからな・・・変態拓」


「先輩、俺、先輩がひとりエッチしてるのめちゃ妄想しそうです」

「じゃ〜それで我慢すりゃいいだろ?・・・生ひとりエッチは見せないからな」


これだけ彼氏が変態でスケベなのに那月が拓人と別れたいと思わないのは

精神的に根本的な部分がブレないからなんだろう。

だから拓人がいくら変態男になっても那月は引いたりビビったりしないのだ。

一見拒否ってるように見てて実は那月は拓人が可愛いのだ。


つづく。



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