第7話:グロくてキモいもの。

拓人が那月相手にエッチの練習、真似事をして、那月がパンツを履いて

なかったりして、結局、うやむやになって終わった。


パンツさえ履いていたら誰に股を見られようと恥ずかしいとは思わない

那月もさすがに、自分の大事なところを拓人にモロに見られて落ち込んでいた。


拓人はエッチの練習をもう那月はさせてくれないだろうなって思った。


でも、那月が拓人の彼女になってくれたので、真似事じゃなくて本当の

エッチがちゃんとできるって思った。


那月は相変わらず拓人のことを奴隷みたいいに扱って、拓人はそれに

情けないくらい甘んじていた。

実は拓人には思惑があって、那月みたいな強気な女をいじめたい、自分の

思い通りの女にしたい、そう言う願望があった。


そう思う反面、那月に偉そうにされるのもキュンっとなってこれまた楽しかった。

那月は拓人の先輩・・・あごがれの先輩。

拓人は那月をなんとしても離したくなかった。


那月は拓人に悪口雑言言っても、拓人のことが好きだった。

だから拓人は那月から時々言われる・・・。


「今の私には拓人がいるからね」

「だから拓人がいくら私より年下でも自分の彼氏に偉そうな口聞いたら

フラれちゃうかな?」

「拓人のためにも少しは女らしくしたほうがいいかな?」


「いいよ、俺は今のままの先輩が好きですから」

「でもちゃんと気遣ってくれてるんですね」


「まあな・・・もう私ひとりじゃないから」


ある日の学校でのこと那月は拓人を捕まえて言った。


「拓人〜あのさ・・・この間のエッチの真似事・・・もう一回ヤル気ある?」


「やる気って・・・だって・・・もうダメなんでしょ?」

「那月に恥ずかしい思いさせちゃって俺、反省してるんだ・・・」


「よく考えたら私たちもう恋人同士だし・・・他の男なら嫌だけど、拓人が

リベンジしたいって言うなら、やらせてあげてもいいけど・・・今度は

ちゃんとパンツ履いてるから・・・」


「いいんですか・・・まじでいいんですか?」


「うんいいよ」


「あの・・・キスもディープになってもいいですか?」


「いいよ」


「おっぱいも揉んじゃうけど・・・?」


「いいよ」


「ま、まじで?」


ってことで、その日の午後、学校を引けてからエッチのデモ「練習」は

また那月の部屋で厳粛に行われた。


最初と違って那月も心構えが違う。

実は那月は拓人に迫られて以来、エッチいことに目覚めてしまったのだ。

大事なところを拓人に見られてしまったことに対する開き直りもあった。


本当はふしだらなことはダメって気持ちがあったけど、それでも好奇心

には勝てなかった。


で、拓人は那月にまたキスした・・・・今度は那月も抵抗しなかった。

で、服の上からだったけど、那月は拓人におっぱいを揉まれた。

その頃になると那月は、拓人に愛撫されてめちゃな気持ちよくなっていた。


「あ〜気持ちいい・・・」


思わず言葉にでいた。


「せ、先輩・・・」

「ちょ、ちょっと待ってください」


そう言うと拓人は自分のズボンとパンツをいきなり脱いだ。


「え?拓人、なにしてんの?」


「なにって?ズボンやパンツ履いてたらできないでしょ?」


「え?これ練習だよね、まじエッチするわけじゃないだろ?」


そこで那月は拓人のイキリ勃ってる彼のデカちんちんを真近に見た。


「わ、グロ・・・キモ・・・」

「え〜うそ〜・・・・そんなのが私の中に入るのか?」


「え?那月見たことないの?」


「子供の頃お風呂に入る時、親父のは見たことあるけど、しょぼんって

なってるおちんちんしか見たことないもん」


「ヤダ・・・やっぱりやめる・・・終わり、ジ・エンド」


「うそ〜・・・俺を誘っておいて?・・・それはないですよ先輩」


「理想と現実のギャップが・・・う〜デッカいフランクフルトみたい、

まじキモいから・・・」


この様子じゃ、エッチの練習どころか、まじエッチもさせてもらえそうにないな。

せっかく恋人同士になれたのに、そう思う拓人の複雑な心境。


まあ、那月は拓人のデカちんちんに少しづつ慣れていくしかないかな?

百戦錬磨の大人のカップルと違って、お互い何もかも知り尽くしてる訳じゃない

拓人と那月の凸凹カップル、ふたりの本当の恋ははじまったばかりなのだ。


つづく。




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