第6話:エッチの真似事。

学校から帰った拓人はそのまま那月の家にお邪魔した。


「そう言や・・・私にもう一個なにか注文があったか?」


「あ、はいあのエッチの真似事・・・」


「拓人はもう私の彼氏だから、いいぞしても」


「あれはタダのガセだったんでしょ?」

「事実じゃなかったんだから、もういいです」


「ヤリたくないのか?・・・ヤリたくないなら別にいいけど」


「正直ヤってみたいです」


「いいぞ私は・・・他のやつなら、舐めてんじゃめえぞ、だけど・・・」

「拓ならいい」


「まじですか?先輩」


「真似事だよ・・・形だけだからな」

「本当のエッチはちょっとまだ早いからな、させないからな」


「いやいやいや・・・本当のエッチなんて滅相もない」


「だけど真似事でも、今はまずいでしょ?」

「ご両親いらっしゃるから・・・」


「私の部屋には来ないよ・・・釘してあるから、絶対来るなよって」

「それに鍵かけときゃいいし・・・」


「ほら、そうと決まったらおっぱじめるか?」


「じゃ〜お願いします」

「そこに仰向けで寝てもらえます?」


那月はなお向けになると拓人はいきなり那月に顔を近づけるなりキスを

しようとした。


「なに?なにやってんだよ?おまえ」


「キスですけど・・・まずはそこからかと思って」


「真似事だろ・・・今、まじでするつもりだっただろ?」


「キスの真似事ってどうしたらいんですか?」


「知るかよ、そんなこと」


「だって、キスから始めないと、あと続かないじゃないですか」

「いきなり那月の上の乗って俺は腰を動かしたらいいんですか?」

「物事には順序ってものがあるでしょ・・・そう言うのを前戯って言うんですよ」


「そのくらい知ってるよ」


「俺とじゃイヤですか?」


「イヤじゃないけど・・・」

「じゃ〜いいですよね、キスしても?」


「いいけど・・・だけど軽くな・・・チュッくらいで・・・」


「分かりました・・・じゃ〜いただきます」


それが拓人と那月の初キスだった。


「うぐ・・・おい・・・うが・・・プハッ、やめろって」

「チュって言っただろ?・・・今、舌入れてきたじゃないかよ?」


「愛し合うもの同士って、そんな感じのキスしません?」


「そこまでしろって言ってないだろ?・・・可愛くないな〜」


「すいません・・・一応キスはゲットしたので次はおっぱい揉んでもいいですか?」


「待て、そんなことまでするのか?」


「真似事って言うか、練習ですから・・・あくまで練習ですって」


「それはな〜・・・そこはスルーじゃダメか?」


「なんでですか?」


「まじ、感じちゃう」


「じゃ〜おっぱい揉ませてもらえないんですか?」


「それは本気でエッチする時でいいんじゃないか?」


「分かりました・・・じゃ、このまま下に行きます」


で、拓人はなにげなしに那月のスカートをめくった。


「え?・・・」


「え、うそ・・・・きゃ〜まじ?」


そう那月は履いていたパンツを拓人に渡してしまったのでなにも履いて

なかったのだ。


「うをっ・・・ヤバ・・・」


「えっ?・・・・あっ、見ないで!!」


そう言って那月は足をすぼめて大事な部分をスカートで隠した。


「あの・・・先輩、見ないでって・・・乙女になってる・・・可愛い」


「可愛くない!!」

「めちゃ恥ずかしい・・・もう終わり、そうかパンツ履いてなかったんだ・・・」


「ちょとも恥ずかしくないですよ、遅かれ早かれ、いずれは俺に見られるん

ですから・・・素敵な眺めでしたよ・・・綺麗だったし」


「もう、おまえ帰れ!!」


「もう遅いかもしれませんけど、貸しましょうか?パンツ?」


そう言って拓人は那月から貰ったパンツをプラプラした。


「バカ!!」


つづく。



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