第6話 こうして始まる、光の雨夜の品定め

雨粒の落ちる音がする。


夜の宿直所とのいどころで光は、筆を手に文机ふづくえに向かっていた。

朝から降り始めた五月雨さみだれは、まだ止まない。


こんな夜に、光が左大臣家に帰らず御所にいるのは、理由がある。

物忌ものいみと呼ばれる帝の後謹慎日が幾日か続いたからだ。そんな日には、宿直と呼ばれる徹夜の勤務が待っている。


光の目の前には、親友の頭中将とうのちゅうじょうに加えて、左馬頭さまのかみ藤式部丞とうしきぶのじょうがいた。

輪になった三人が、光を尻目に何かを話している。


ふと何かが蘇って、「ん………?」と、光は手を止める。

三人の会話には、聞き覚えがあった。


「完璧で欠点のない女には、なかなか会えるものではありませんね。女を上の品、中の品、そして下の品に分けるとしましょう。するとね………」


そう、世慣れた風の左馬頭が話し出す。

藤式部丞が、頭中将が、相槌を打つ。


光は思わず頭を抱えた。


(あ〜…………、始まっちゃってるなあ)


夢で見たあの物語の一幕ーーー「雨夜あまよ品定しなさだめ」が、である。



***



「ふああ……っ」


場面は変わって、三条の左大臣邸。

まだ、朝日が昇るずっと前に目を覚ました葵は、思わず口をついて出た小さなあくびを慌てて押し殺した。


(また、眠れなかったわ………)


このところ、葵はいつもこうだった。

そしてその理由は、考えなくともわかっている。


すぐ横に視線を移せば、結婚してからのこの数年間、いつも夫が寝ていたはずの場所は、がらんと空いていた。


女房たちや母の大宮の方など、皆の前でうっかりあくびなどしないようにしなければと、葵はふるふると頭を振って眠気を飛ばした。

長い黒髪が、さらさらと揺れる。


まだ中納言の君や中務たちも起きていないらしく、篰戸しとみどと呼ばれる窓はしまったままで邸の中は暗かった。

ーーー姫君よりも遅く起きてしまったと知ったら、気に病むかもしれないわ。

もう一度寝たふりをしておこうかしらーーーと、葵が思った時だった。


「………ひめさま。あおいのうえさまっ」


薄暗い御帳台の外から、自分を呼ぶ声があった。

ととと、と木の床に響いてくる小さな足音は、忍ばせているつもりらしい。


葵は思わず笑顔になった。

この可愛い音の主には、心当たりがあった。

ひそひそ声で言葉を返す。


「ここよ、あてき・・・。……あなたも、眠れなかったの?」


そう問いかけるとすぐに、白いとばりの間から、ぱっと五、六歳ほどの小さな少女が現れた。

肩の上で切り揃えた髪に、あどけない顔には似合わない、少し大きな濃色の汗衫かざみが可愛らしい。


あてきと呼ばれた少女は、葵を見上げてにっこり笑った。


「いいえ。あおいのうえさまが、早く起きられると聞いたので、あてきも早く起きたのです!」

「まあ、ふふ。もう、あてきったら」


葵が手を伸ばして、あてきの柔らかな髪を撫でる。

あてきが嬉しそうに目を細めた。


あてきはこの左大臣家で、葵に仕える女童めのわらわだった。

両親を早くに亡くし、頼れる身寄りもいないので、葵はこの少女をいつも気にかけていた。


まるで、年の離れた妹か、娘かのように。


「ありがとう、あてき。ほら、おいで。皆が起きるまで、あなたの好きな物語の話をしてあげましょう。ね、どうかしら?」

「…………!」


ぱああっと、あてきの顔が輝いた。

こくこくと必死に頷きながら、主人のそばに寄ってきたあてきが、もじもじと遠慮がちに言う。


「……あてきはかぐやひめのお話がすきです」

「ええ、いいわ。わたくしも好きよ」


ころんと並んで横になりながら、葵は身振り手振りを交えて、あてきに竹取物語を語った。

かぐや姫に求婚する、五人の公達の声音を真似する葵に、きゃっきゃっと、あてきが無邪気な笑い声を上げている。

可愛いなあと、葵は思った。


葵は子どもが好きだった。

明石の君の産んだ娘を我が子として可愛がった紫の上と、同じくらいに。


葵は、自分自身の未来を知っている。

二十六の時に、生き霊に取り憑かれて死ぬのだ。

光との子ーーー生まれたばかりの夕霧を遺して。


夕霧を育て、その成長を見守ったのは葵ではない。

母の大宮の方や、夢の光の恋人のひとりだった、花散里だ。


(………何も知らないまま、あなたを好きになれたら……二十六を過ぎてもずっと、そばにいられればいいのに)


葵は心の中でそう呟いて、今は宿直所にいるだろう夫を思った。


「ひめさま……?だいじょうぶですか?」

「ああ、ごめんなさい、あてき。ーーーかぐや姫は、帝やおじいさま、おばあさまに背を向けて、月に帰りました。帝はかぐや姫からもらった不死の薬を、駿河するがの高い山の上で燃える火で、焼いてしまいました………」


「「そして、不死の山と呼ばれることになったその山の煙は、今も天高く昇っているのです」」


あてきが声を合わせて言ってから、しゅんとして葵を見つめた。

「どうして、月にかえってしまうのでしょう、ひめさま。さみしいです」

「そうね………どうしてかしら」

「おかみと、かぐやひめはこいびとどうしだったのでしょう?なら、ひめさまと光るきみさまみたいに、あれ・・をするのですか?」

「………んっ!?」


話がおかしな方向に横滑りして、葵はむせた。

恐る恐る、あてきに尋ねる。


「あ、あ、あれって、あれって………あてき」

「…………ひめさま。あてきは、見てしまったのです」


あてきが、少し赤くなった頬を袖で覆い、目をきらきらさせて自分を見つめている。


「………っ!!」


何かを思い出して、ぼんっ、と葵の顔が赤くなる。


ーーー本当は、夜眠れないのは、隣に夫がいないからではない。

いや、ちょっとはそれもあるかも知れないけれど、宿直とのいが続く夜は前にだってあったのだから。


幼い祝言の日から時は流れ、光は数えで十七、葵は二十一になっていた。


ぱたぱたと、女房たちの起き出す音がして、暗かった室内に光が差し込む。

ーーーもし、中納言の君たちにまで、知られてしまったら。

真っ赤になった葵は、慌ててしーっ、とあてきの口に指を添えた。


あてきに見られていたのだって、恥ずかしくて仕方がないのにーーーその上夫は何を考えているのやら、その気持ちがさっぱりわからなくておろおろしているのを、これまでの平安淑女教育の賜物たる「何があっても取り乱さない」で隠し通しているだけなのに、一体どうしたらいいというのだろう。


あっという間に過ぎたこの五年間で一番の進展といえば、葵が眠れなくなった原因の、あれ・・くらいだ。



***



あれは、光が宿直とのいで左大臣家に帰れなくなるその、少し前のこと。


平安貴族の一日は、意外と激務である。

宮中に出仕する殿上人は皆、六時には出勤し、七時前には仕事を始める。


そして先述した宿直と呼ばれる夜勤も、当然のように月に何日かある。


光の出仕した年齢を覚えておいでだろうか。

小学六年生の勤務体制がすでにこれである。

まあ平均寿命が現代の半分ほどなので小学六年生はもう成人と見なされているのだが、それにしても現代を凌ぐ過重ブラック労働ではないか。


風流に遊んで暮らすのが仕事の人も、いるにはいる。帝の息子である親王、ただし皇位継承権の順位が低く帝王学を学ぶ必要がない者に限る。

そう、光の弟である螢兵部卿宮ほたるひょうぶきょうのみややいつか生まれるはずの光の孫、匂宮におうのみやなどがそうだ。


だが母も、その親族も皆亡くなって皆無な後ろ盾と、高麗人こまびとの人相見の変な予言のせいで臣籍降下しんせきこうかしてコツコツ下積みから始めることになったーーーとは言っても左大臣家の婿なのですでに中将というそこそこいい位ではあるーーー光はそうはいかない。


元服したその日から、光には過重ブラック労働が待っていた。


毎朝見送ってくれる葵を名残惜しげに見つめながら、光は牛車へと歩いて行く。


牛車のところでは、義父である左大臣がいつも光を待っていてくれていた。

帝に任せられた大切な婿君と、一緒に出勤しようという気遣いである。


葵はいつも、なぜか同じ牛車に乗って内裏へ向かっていく父と夫を、母と並んで見ていた。


夢の通りなら、そろそろ夫は、この家へあまり足を向けなくなるはずだ。

政略結婚では、心の中までは繋ぎ止められない。

今日の仕事が終わったら、夫は帰ってくるだろうか。自分の元へ………。


葵は光を見送る時、微笑みの下で、いつもぎゅっと手を握りしめていた。


だから、夫が「あっ、言い忘れてた!」とばかりにこちらを振り向いて駆け寄ってきた時には、ドキっとした。

いい意味でも、嫌な意味でも。


そんな妻の心中に気づくことなく、光が庭先から、頬を赤くしながら葵を見上げて言う。


「今日は、じゃなくて今日も…………早く戻って来ますから」

「………!?」


目を瞬かせる葵に、光は照れた顔で微笑んで踵を返した。

左大臣と大宮の方が、お付きの従者や女房たちが、そんなふたりをにこにこにやにや笑って眺めている。


ーーー戻ってくる?…ここに?


葵の胸の音が大きくなった。

温かい気持ちが胸を満たして、白い頬には赤みが差して…………。


(あ、あれ………?おかしいわ)


気持ちに蓋をしようともがく、葵の心とは裏腹に。

慌てて開いた扇で隠された顔は、“嬉しい”と緩んでいた。



***



「光る君さま。今日はよく晴れて、早くも夏の陽気でございますな。何か、我が家でお困りのことなどはございませんか」


都の大路を進む牛車の中。

葵のことを考えて、脳内の全てがここ最近の妻のベストショット集で埋め尽くされていた光は、向かい合って座った義父の声にはっと我に帰った。


義父の思慮深そうな瞳が、少し心配げに自分に向けられている。


少し前までは、この義父は光を立てようと、ただでさえ広くはない牛車の中で体を小さくして隅に座っていた。そのことに素早く破滅への道フラグを感じ取った光が止め、今の位置取りになったのであるが、それはさておき。


ーーーまだ片想いの妻の父上を前にして、こんな顔を晒していていいのだろうか。いや、言い訳がない。


光は慌てて表情筋を引き締めた。


「すみません。なんでしょうか」

「出仕に結婚と、まだ若いあなた様には大変なことばかりでしょう。なのに、我が家に本当によく通ってくださる。感謝しております。お困りのことがあれば何なりと言ってくださいと、そう申し上げたのですよ」


光は胸を突かれた。

相変わらず、優しい舅である。


「ありがとうございます。でも、困ったことなど……むしろ、あまりにも………」


言葉を切った光を、左大臣がまた心配げに見ている。

だが、当の光からすれば、結婚生活の記憶メモリーが頭の中に流れ出して真面目な表情を保てなくなっただけだ。


ーーーあまりにも、幸せで。


ぽーっとした顔に戻ってそう答えた光に、左大臣が笑っていた。


「娘を、あなたに差し上げてよかった」


夢で見た物語の中で、舅はいつも何か、物思いがあると言った顔をしていた。

それは自分のせいだったのだと光は思った。


ゆっくりと進む牛車が、曲がり角に差し掛かって揺れる。内裏はもうすぐそこだ。


「葵は何が好きですか?」


と、光は尋ねた。


「葵はそうやって真心のこもった会話をするのが好きですよ。あなたが葵のことを知ろうとしてくれていることが、あの子の喜びになりますよ」


左大臣の声は明るかった。


今日帰ったら、すぐに聞こう、と光は思った。

始まる前からもう、今日の会議と、その後に続く宴が煩わしかった。



***



「光さまったら。まるでお父様みたい」


夜の左大臣邸で、光と並んで星を眺めながら、葵が微笑んだ。

朝の左大臣との会話の通り、光が好きなものを聞いたからだ。妻の笑顔に見惚みとれながらも、光は照れくさそうに頭をかいた。


「そう、あなたの父君に聞いたのです。わかってしまいましたか」

「ええ。すぐにわかりました」

「あなたは本当に、家族皆んなに愛されていますね」

「あら、光さまも、愛されていますわ」


眩しげな顔で、眉を下げて笑った夫の手を、葵はそっと握った。


「主上にも、桐壺の更衣さまにも、光さまはとても愛されていると思いますわ」

「………そうですね。だってそのおかげで、あなたと結婚できたんですもんね」

「まあ」


目を瞬かせる葵に、光は戯けて笑ってみせた。

葵に触れられたからか、光の耳が赤い。

手を握り返されて、葵は少しだけ、頬を染めて光を見つめた。


「お父様も、お母様も、光さまの家族ですわ。お兄様も、皆んな。だって光さまは、わたくしの夫なのですもの」


いつものように、瞳を合わせて葵が言う。

妻の優しさに、光の胸はまた、きゅーんと音を立てていた。


(生まれてきて、よかった〜………)


光はぽーっとした顔になって、幸せを噛み締める。

女房たちがいた香が、ほんのりと薫ってくる。気品高いその香りは、きっと葵が調合したものだろう。

いつの間にか、光にとって一番好きな香りになっていた。


ーーー葵を抱きしめたい。

ふいにそう思って、光は自分にびっくりした。

葵はそんな夫の心中に気付かないまま、おっとりと微笑んで空を見上げている。


ーーー今、腕を伸ばしたら。その華奢きゃしゃな体を抱き寄せたら、葵を驚かせてしまうだろうか。


左大臣やその妻たちがいる対の屋の方から、楽を奏でる音や詩歌の朗詠の声が漏れ聞こえてくる。それを聞きながら、光はじっと妻を見つめていた。


夜空に向けられた葵の視線を追って、光は願い事の書かれたかじの葉を見つける。

光の書いたものの隣に、一緒に風に揺れるもう一つの小さな葉があった。


その葉に書かれた字は、葵のものだと光は思った。


大唐もろこしから伝わった乞巧奠きっこうでん、七夕の日。

一年に一度しか会えない恋人たちーーー牽牛けんぎゅう織姫おりひめは今宵、無事に会えただろうか。

見上げれば、晴れ渡った満天の夜空がそこにあった。そうか、それで葵は、空を見上げて微笑んでいるのかと、光は思った。


桃や梨、茄子、瓜。大豆に干し鯛、そしてあわび

台の上に並んだ天帝への供え物の隣で、ふたりの願い事が重なって置かれていた。


平安の七夕は、短冊ではなく、古くから神聖な木とされてきたかじの葉を使う。里芋の葉にたまった夜露よつゆを天の川の雫にたとえ、それで墨を溶かして願い事を書くのだ。


葵、と光は妻に呼びかけた。

「葵は何を願ったのですか」

「えっ」


葵がびくりと肩を揺らした。

ぽ、と赤くなって、顔を逸らしてしまう。


「………内緒です」

「ええ?」


光はぴょん、と縁側から庭に降りた。光は意外と、こうして動き回るのが得意である。夢の自分も、よく忍び歩きで、その技を活かしていた。特に、気になる女君を垣間見かいまみする時とかに。


ーーーだけど、私は、こういう葵のことに活かしたい。


ああっ、と葵のあげた制止の声に申し訳なくなりながらも、光は葵の願い事をそっと盗み見た。

そしてーーーえ、と真っ赤になって固まった。


「ああっ………」


十二単じゅうにひとえを纏って、とても縁側から飛び降りるなんてとてもできない葵が、真っ赤になって夫を見つめている。


“ずっと、光さまのそばにいられますようにーーー”


高貴な姫君らしい、流れるような美しい文字。その字で、大切そうに書かれた願い事。


光は、葵を抱き寄せた。

重ねた着物が崩れそうになるほど、ぎゅっと。

手に触れる長い髪が、さらりと音を立てる。


「葵………」


腕の中で、真っ赤になって震えている妻に、光は瞳を近づけた。

瞳の中に、互いの姿だけが映っている。光の瞳には葵が、そして葵の瞳には光が。


祝言のあの日と同じように、空には星々が瞬いている。


風に乗って聞こえる義理の家族の声にも、空を流れたひとすじの星の光にも、たまたま通りかかってしまったあてき・・・にも気づかないまま、光は一生懸命葵を抱き寄せて、唇を重ねた。


「ぁ………っ」


思わず、と言ったように溢れた葵の声に、光はたまらなくなって、何度も何度も腕の中の妻に口付けた。


(こ、こんなの………夢ではなかったのに………)


葵は戸惑って、真っ赤になって夫を見上げていた。

いつの間にか、とっくに自分の背を抜かしてしまった夫を。


唇を離すと、光は「はああああ〜…………」と大きな息を吐いた。固まったままの葵をもう一度ぎゅっと抱きしめて、葵の肩に顔を埋めてーーー。


そしてそのまま、何も言わなかった。


(い、今のは、どういう……一体、どういうことなの…………!?)


こんなことがあっても、夜が更けて入る御帳台みちょうだいは同じである。掛衣も、いつものようにひとつだけ。


唇にはまだ、さっきの熱が残っている。

すぐそばにある夫のぬくもりに、葵は真っ赤になって動けなかった。


(こんなの、眠れない…………!)


心の底からそう思って、葵は夜着の袖で顔を全部覆ってしまった。



一方、隣の光の混乱は葵以上だった。


(あああああああああ!意気地無し!!)


心中に浮かぶ言葉はこればかりである。

いっそバタバタしたいが、ひとつの掛衣に入っているのでできない。そんなことをすれば動揺がもろバレである。


(なんで何も言えなかったんだ!?ああああああああっ、嫌われたらどうしよう!)


葵が、自分のそばにいたいと願ってくれた。

それが、途方もないほどに嬉しくて。

胸の衝動に任せて、葵を抱きしめてしまった。

それだけではなく、葵の気持ちも確かめずに………。

口付け・・・まで。

真っ赤になった葵が、腕の中で涙目になって震えていてーーー。


(ああああああああああああ!!)


明日、明日起きたら。

仕事から帰ってきたら、絶対。


絶対、すぐに、葵に好きだと伝えよう。


ーーーそう、心に決めて、光が想いを告げようとしたところで。

冒頭の、長い長い宿直の日々が始まってしまったのである。


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