第3話 不安しかない。

急に、辞表を出され、

無職になった。。。

今日から、正直、

ぷーさんだ。実際、

ぶっ飛んだ、話なのだが、

今の俺が、

一番心配してるのは、

あかりの、手伝いを、

するとして、収入は、

お金は、入って来るのか?

そこに、尽きる。。。


「先輩、ご飯出来ましたよ」


テーブルには、あかりが、

作ってくれた、夕飯が、

並んでいる。


「あかり、話がある!」


「どうしたんですか?」


「お前の手伝いすると、給料は、貰えるのか?」


「勿論出るに、決まってるじゃないですか。」


「何処から、出るんだよ。」


「先輩、明日から、一緒に、コンビニで、アルバイトしましょう。」


「お前、今、飛んでもない事、言わなかったか!?就職してる俺を、無理やり辞めさせておいて、コンビニバイトだと!」


「先輩、バイト嫌いなんですか?」


「違うわ!会社員辞めさせられて、何が哀しくて、コンビニで

バイトしないと、いけないんだ!」


「先輩は、怒ってばかりで、話が、進みませんね。だから、取り敢えず、ご飯食べてからに、しましょう。」


言いたい事は、沢山あるが、作って貰ったご飯が、冷めてしまう。

会社を、辞めさせられたと言うのは、既に事実。ご飯が、テーブルに並んでいるのも、

事実。。バイト、もしくは、就活しないと、お金が入って来ない事も、事実。。。

全ては、今更と言うのも、

事実。。。


「あーもう!飯、飯、飯!」


今更な事に、腹を立てても、仕方ない。。。


「先輩、さぁ、食べましょう。」


「頂きます。」


怒って、解決する事じゃない、

そう思ったら、馬鹿らしくなった。


「美味しい。。。」


「私、料理得意なんですよ。フフン。」


ふふん。じゃねぇよ。と、思ったが、もう、諦めた。。。

何で、こうなったんだろう。。

食事を、しながら、あかりに、まずは、色々聞いて見る。


「あかり、今後についてだけど、あの悪霊退治って、次も有るのか?」


「有りますよ。取り敢えず、明日、バイトの面接受けてから、

行きましょうね。先輩。」


「はぁ。」


マジで、ため息しか、出ない。


「ご飯食べ終わったら、一緒に、履歴書きましょう、先輩。」


「履歴書ね。。。」


食事を終えて。。。


「先輩、最近出来たコンビニで、スタッフ募集してるので、

そこに、行こうと思ってます。」


「あかりさぁ、何も、コンビニに、的を絞らなくても、良くないか?」


「先輩、実は、もう話は、着いてて、履歴書出せば、雇って貰えるんです。」


「ずいぶん、根回しいいなぁ、

あかりは。会社の辞表も、そうだけど。。。」


「先輩、悪霊退治をするのに、八時、五時の縛りがあると、大変ですからね。」


「はぁ。」


ため息しか、出ない。


「そう言えば、あの、過去に飛ぶ能力が、有るんだから、時間関係なくないか?」


「駄目ですよ、先輩。細かい事気にしちゃあ。時間も、ですが、一番大切なのは、私達が、

一緒にいると、言うことなんです!」


そもそも、何で、俺に悪霊退治する能力があるのか、あかりが、時間を飛べるのか、その辺も、全く理解出来てない。。


「先輩、何か、聞きたそうですね。細かい事は、明日説明します。今日は、もう遅いので、これが、書けたら、もう寝ましょう。」


まぁ、結果的に、説明してくれるなら、明日でも、いいか。

そう思った。今日聞いても、

明日聞いても、今の現状が、

変わるわけではないのだから。


「わかった。明日、ちゃんと、

説明してくれよ。」


「はい、先輩。」


「良し、書けた。ちょっと俺、先に、風呂入ってくるわ。」


「わかりました。私は、その間に、洗い物すませちゃいますね。」


「おう、悪いな、あかり。」


普通に、やっているが、俺的に、突然、やって来て、ご飯作ってくれて、これじゃあ、押し掛け女房じゃないか。。。


しかし、流石に、取り敢えず、短期間泊めるのは、良いが、

長期間泊めるのは、無理だろう。俺の彼女でも、何でもない、女性だし。

付き合ってって、言われて、勝手に期待は、したが、結局、悪霊退治の、付き合いだったしな。。

こう言うのは、最初に、断わっておこう。


「風呂上がったよ。あかりも、早めに入って。後さ、なるべく、早めに家借りてくれないか?俺達は、そう言う付き合いじゃないんだからさ。」


「え、だって、私の告白、

受けてくれたのに、先輩、私を、騙したんですか?」


「いや、あれは、悪霊退治の、付き合いじゃ、なかったのか?」


「違います。どちらかと言うと、悪霊退治が、おまけです。

先輩、もう一度確認しますが、

お付き合いして、頂けるんですよね。」


「それって、俺も、確認するけど、あかりは、彼女になってくれるって、事で、いいんだよな。」


「勿論、お願いします。」


「それなら、俺も、宜しく頼むよ、あかり。」


こうして、俺は、突然出来た、彼女の、あかりと、暮らす事になった。。。












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