第二部 師弟以上恋人未満編
主な登場人物紹介
【ユスティーナ】
ロキア王国第一王女。微弱な魔力しか持たないため貴族たちから馬鹿にされている。ろくに魔術は使えないが、ありとあらゆる属性の術式知識が豊富。シルヴェステルに子ども扱いされたくないが、いざ迫られると臆してしまう。封印された魔力をなんとか取り戻したい。
【シルヴェステル・ハハリ】
国一番と謳われる優秀な魔術師で、数多くの属性の魔術を操る。魔導院では魔術師長に次ぐ地位につき、防壁修復の管理を一手に担う。ユスティーナが幼いころから家庭教師を務める。人当たりはいいが敵に回すと破滅にまで追い込むタイプ。ことユスティーナに関しては限度知らずな絶対に逃がさないマン。
【リュリュ・サロ】
サロ公爵家の跡取り。風属性の魔力の持ち主。マリカの婚約者候補。ユスティーナが好き。年齢はユスティーナ>リュリュ>マリカな感じ。作者史上、最高最大最愛の当て馬になる予感。
【マリカ】
第二王女。ユスティーナの腹違いの妹で、魔力を持たないユスティーナを執拗にいじめてくる。火属性の魔力を持つ。リュリュがお気に入り。
【アレクサンドラ】
ユスティーナの母親で前王妃。全ての属性を操る大魔術師だった。命を懸けて国に巨大な防壁を張りめぐらせた。シルヴェステルの魔術の師匠でもある。
【ユハ王】
ロキア王国の国王。ユスティーナ・マリカ・ティモの父親。金の魔術属性を持つ。家族よりも国を優先させる冷徹な王。
【テレサ王妃】
マリカとティモの母親。ユハ王の婚約者だったが、貴族庶子のアレクサンドラに王妃の座を奪われ、ユスティーナを目の敵に。アレクサンドラの死後、ユハ王の後妻に収まった。
【ティモ】
ユスティーナの腹違いの弟。まだよちよち歩き。可愛すぎて癒し。魔力属性は父親譲りで金。次期国王として大事に育てられている。陰でいじめてくるマリカおねぇたまは苦手。
【魔術師長】
マリカの家庭教師を務める。厳しく指導するもマリカの我が儘ぶりに苦戦している。水属性の魔術に長け、水単独ではシルヴェステルよりも上。本名はミッコ・ヤルカネン。ミッコと名前で呼ぶのはマリカ王女だけ。幼い頃からマリカと接しているため、気分は孫娘を見るおじいちゃん。
【クラウス・アロネン】
リュリュの家庭教師で土属性の優秀な魔術師。人好きのするちょっとお調子者。リュリュの恋を応援し隊隊長。伯爵家の入り婿で、もうすぐ三人目の子供が生まれる。
【スロ王】
暴君で知られる古の王。処刑した人間の魔力を王笏の飾りの宝玉に集めていた。
我が国最強の魔術師が王女であるわたくしを狙っています! 古堂 素央 @kodohmototika
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