『アイドルデスマッチ』・解説
本文にもある通り、同票を狙えば二人共生きるか死ぬかの二択となります。
しかし、1000人以上をも超える大規模なスタジアムの中、同じ数の母数を獲得するのは非常に難しいにも関わらず、
二人の絆でスタジアムを圧巻の渦を巻き起こしたアイドルデスマッチですが、
良く考えてみてください。そもそも、このデスマッチにおいて本当に同票を狙うことなどできたのでしょうか?
まず結果的に、このオーディションにおいて、二人が共に同票になることはまずあり得ません。
このスタジアムに居る、観客の数は1455人、このオーディションでは、観客が投票を行い、個人戦だということも踏まえ、
観客がそれぞれ一票ずつ投票したとすると、観客の人数が奇数なので必ず友愛か美羽のどちらかに1票多くなってしまいます。
つまり、どう足掻こうと、必然的に二人の片方のみが必ず死ぬ事になるという訳です。
果たしてそれは偶然二人を襲った不幸なのか、それとも運営側が意図的に客席の数を奇数になるように仕組んだのかは、誰も分かりませんがね。
また文章中にある、『Aブロック』や『勝てばまたすぐ次の晴れ舞台』という言葉から、このアイドルオーディションが、
トーナメント形式であるという事も推測でき、二人の他にも出場者や対戦相手が居るということも匂わせていました。
Aブロックで勝ち残った、友愛と美羽のいずれかはまたすぐ、次の対戦相手の居る場所でパフォーマンスを披露しなければなりません。
幼馴染の死を背負ったまま....
長くなりましたが解説は以上です。
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