Clarabel

妖精になれないクララベル

もっと好きに生きたらって

心に年齢はないからって

無邪気ぶって言うけれど

自由を強く愛してるのは

きっと自由じゃないから

遠い世界に憧れるのは

きっとどこにも行けないから


妖精になりたいクララベル

罪なんか知らないって顔で

噛み砕いたいけないきらきらを

喉に散りばめて今日も歌う

今のままでいいよ

そのままここにいてよ

いつだってそう願ってた


妖精になったクララベル

不誠実だと皆は言うけれど

そうじゃないよ 正直だっただけ

彼女が噛み付いたやつらの人生が

一体どんな味だったのか

もう聞くことも叶わないけれど

快晴よりもどしゃぶりを好む

低体温の君が好きだった

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