lara
彼女は普通を追っていた
だけれど特別を望んでた
いつかの過去を誇ってた
それでも未来を夢見てた
手持ちの平穏を嫌っては
悲劇のドラマを崇めてた
他人の愛を覗いては
世界に優しさを求めてた
彼女は彼 君は僕だ
ここにきて 息をしてみて
戻らないこの時が
静かな涙を落として
通り過ぎてゆくんだ
その目に映し
見つめなければ
一度はもれなく
抱きしめなければ
ここにある「今」を
愛せずとも「今」を
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