第二十一週目

【歯車ふたつ 大小しめす 己が身分を 公休日】


人の真価というものはいつはかられるのだろうか。

一か八かの局面か。

怒られる際に、仲間をかばうか否かだろうか。

それとも人類最期の日の振る舞いか。

こんなドラマチックなことなど起こりはしない。神の恣意しいにより、多くの人の走馬燈からもカットされている。

人の真価というものはいつ、はかられるのだろうか。

きっとそれは、居なければ歯車が回らないのかどうかを知る瞬間にあるのだ。

だからこそ、日本政府は公休日を社会人に義務として取らせる。社内ニートを炙りだす為に。

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