あたたかな場所
道ばたを歩く トテトテと
ひなたを求めて 西へ東へ
あたたかい場所は どこにあるのかな?
屋根の上を歩く ポテポテと
涼しいそよ風 いっぱい吸い込み
ふりそそぐ陽だまり 夢への架け橋
しっぽを ふりふり
地面にのこる 小さな足跡
たどりついたのは
光があふれる安らぎの庭
そこには
まばゆい笑顔が満ちている
冥い道をかけた トトトトと
淋しくて あふれた冷たい涙は
ふりそそぐ陽射しに ほどけて消えていく
草原をかける パタパタと
光る草いきれと お日様のにおい
あたたかい場所へ かけぬけていこう
しっぽを ふりふり
地面にのこる 小さな足跡
たどりついたのは
光があふれる心地よい庭
そこには
あたたかな愛が満ちている
ゆるやかな坂道 急な山道
おだやかな草原 ひしめく街並
変わり続ける世の中で
あたたかな場所は いつまでも
しなやかに たおやかに
そっと ずっと 包みこむから
ひなたで スピスピ
安らかな温もり 小さな寝息に
ほほえむその顔
光があふれる猫の楽園
ここには
悠久の時間がながれている
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こころの救いを求めて書いた詩。
柔らかな表現を使っていますが、
その実、孤独に彷徨うこころが
あけみの許へ
辿り着くお話となっています。
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