第3話 ドライブ




入店してからしばらくして

バイト仲間の女の子から

休日、ドライブに行かないか?と誘われた。


わたしもY美も車も免許も持っていない。

夏だもの、海や山にドライブに行きたいじゃないか⁉︎

わたしたちに断る理由はなく、二つ返事でOKした。



待ち合わせ場所に行くと

そこには超高級車が2台と、女の子と、

30前後の優しそうな男性が2人いた。

お店のお客さんと、その友人と紹介された。


集まった女の子は6人。

知っている顔もあれば、見かけない顔もあった。


海辺のレストランで昼食を食べ、ヨットに乗せてもらい、午後4時ぐらいに解散になった。




また次の休みの日も、ドライブに誘われた。


前回とは異なるメンバーだったけど、車も、男性も、女の子も、よく似ていた。


ランチのあと、今度は持馬を見せてもらった。


焦茶色の馬が2頭。

動物園の馬とは少し違って見えた。

馬とは美しい動物なんだ!と、心から感心したことを覚えている。


そして、やはり、4時頃、解散になった。

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