第六頁:若い子何考えてるのか分からない!怖い!
状況を整理しよう、俺の前にはおそらく新人であろう者が二人いる、一人は緊張しているのか落ち着きが無く、周辺や
俺とサッガッさんの方をキョロキョロ見ている男。
もう一人の子は落ち着いてる‥というか興味が無い?のか壁の上の方をぼんやり見つめている、あと体躯の割に頭の位置が高いと思ったら浮いてるのかこの子。
よく見たら背中に羽‥かと思ったけどパタパタしてないし、違うか。
あれ、じゃあなんで浮いてるの?
「え~っと、まずは自己紹介からだよな?俺はジャック2級の調停局員、よろしく。」
「自分はアーネットっていいます!23歳3級調停局員ですよろしくお願いします!あと今回は事故であって普段は時間に遅れそうになるなんて絶対に無いのでお見知りおきを!」
とても早口だ‥やっぱり緊張してるのかな?
「んじや、もう一人の方を」
って口にした瞬間アーネットがちょっと驚いた顔をした、なぜ?
ちょっと嫌な気持ちのまま二人目の方を見るとこっちも驚いていた、なぜ?
二人の反応に自分も驚いていると、サッガッさんが気を遣って。
「ジャック君はその腕時計の事を言ったのではないだろうか?」
とフォローしてくれた、腕時計なんて着けてたの?
あ、でも良く見ると着いてる。
確かあれは色々機能があって、拡張性高めのAIも居るから幅広く活用できるみたいな物だったか。
それと‥識別コード!?
「こいつは何年か前に中古で買ったんですが、前の持ち主がとんでもない改造したのか中に居るAIが、免疫局から識別コード付けるように通告を受ける程で、。
見ただけで気付くなんて流石2級のエリートですね。」
お‥おう、気付いてたよ?ただエリート過ぎて、姿まで見えてるけど。
というか免疫局からのご通告って、普通あり得なくない?昔、姉が機密情報をべらべら喋ってた時に
「なぁジャック知ってるかぁ?ウチには色んな制度、法律、取り決めがあんだけど~、その中で無意味な物について、可愛いお前に話してやろうか~?勿論、機密情報だから外部に話そうものなら物理的に首が飛ぶヤツ。」
と、いった感じで紹介された物の一つにそんなのがあった気がするけど、まさか実際に行われる事があるとは。
そう思いながら中の人(?)をまじまじ見る、どうやら識別コードは右目にあるらしい。
「腕時計の方の名前はユイシイらしいです、たまに話しかけるとスマホを介して反応してくれるので、そのときに名前を聞きました、図々しいですが悪い奴ではないです、あとコンピューターに強いんでインターネットに繋がっている物ならほとんど操れます。」
ユイシイと紹介されたこの子は「どうだ!」とでも言いたげに胸を張っている、ちょっと可愛いかも。
「改めてよろしく、アーネット、ユイシイ。」
ーはいここから生牡蠣のターンー
なんと、1ヶ月以内に新しい話を投稿することができましたよ!
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調停局業務日誌 生牡蠣 @namakaki
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