第三頁:結局ドア待ちが一番強い

 少しばかり気まずい気持ちを抱えながら歩くこと数分、例の建物の前についた。

人通りは少なく、ひっそりしている。


「ここか、当然だけど見た目は普通の倉庫だな。」


 それじゃ早速、とドアに向かおうとす相棒を抑えて、俺はドアを叩いた。


「すいませーん、巡査局の者なのですが少しお話いいですか。」


 少し経つとドアが開き、隙間から必死に笑顔を取り繕っている男が見えた、俺は躊躇なくその土手っ腹にインベーダーを撃ち込んだ。

男は声を発する間も無く倒れた。


 その後、インベーダーから得た情報を相棒に送る。

一瞬で返答が帰ってきた、結果は


 そんな気はしてた、だからこそ出会い頭にインベーダー撃てたんだけど。


「うわぁ何だ!?」

「インベーダーだと!?」

「クソッ!調停局か!」


 建物の中から色々悲鳴のような怒声のような、そんなのが聞こえてくる、思ってたより数が多いな?

俺どちらかと言えば少数相手にする方が得意なのに。


バタン!


 ドアが勢い良く開けられた。

ドアを開けた奴にも撃つ!

倒れた男の影からもう一人、スパナを振り上げたのが飛び出てきた。


 こりゃ撃っても間に合わないな、そう思った俺の行動は簡単。

左腕のバックラーを振り下ろされたスパナに当てに行く。

ガキン!

 鈍い金属音が辺りに響き、スパナはどこかへ飛んでいった。


 この一瞬の出来事を理解できず、困惑している男もすぐにインベーダーの餌食になった。


 さて、入り口周りの敵はあらかた制圧したな、にしても三人倒せるとはやはりドア待ちは最強の戦術だな。


 でもここからは正面切って戦わないといけないんだよね、やだやだ。


「β地区調停局局員の者だ!全員投降しろ!」


 中にいる男たち総勢五人が敵意に満ちた目で睨んできた。

当然、投降する訳無いよね。


「くたばれや!」


 三人の男が俺の方に走り出してきた、この距離だとインベーダーは使えないな、俺は仕方なく近接戦闘の構えをとる。


 まず一番近い右の男を突き飛ばす、男はそのまま吹っ飛んで壁に激突した。

素の人間だとこんなもんか。


 その次は真ん中の男に足を引っ掻ける感じで蹴る、男は豪快に地面と衝突しそのまま動かなくなった。


 最後の標的には右ストレートをお見舞いした、拳から体の色々な物が潰れる感覚が伝わる‥筈だったが、どうやら相手も強化人間だったらしい、かろうじて人間の形を保っている。

意識は保てなかったみたいだが。

男は力無く倒れた


 後残り二人、これだけ距離があるなら二人ともインベーダーで制圧できる、そんなことを考えていたとき、足元に何か転がってきた。


 金属製の球体?しかも光っている‥不味いかもしれない。


 残念ながらそれに気付いて、回避を試みるも時既に遅し。


 油断した、あの二人は何かを投げるような動作はしてなかったから伏兵がいたか、2級調停局員ジャック、一生の不覚。




ーはいここから生牡蠣のターンー

今回は区切りが良いのでここで止めます、何か変な終り方で申し訳ないと思っている。許して下さい何でもするので(何でもとは言っていない)


あと、人生初の戦闘シーンだったんですが、これはひどい。


あっそうだ(唐突)

読んで下さっている皆様ありがとうございます。

ハートと星もありがとナス!

大変励みになっております。

この場を借りてお礼申し上げます。

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