第14話

 暗闇の中で微かに声が聞こえる。


「あおい!あおい!」


声がした。

懐かしくてとても落ち着く声だ。


「お母さん?」


その瞬間視界が明るくなった。


「何を寝ぼけておるのじゃ。妾じゃよ。」


目の前にいたのはルシウスだった。

なるほど、、、。


「ルシウスママ!」


「な、何をとぼけたことを言っておるのじゃ!//は、恥ずかしい//」


うん。


「なんかもう最近ルシウスが可愛すぎて辛いんですが?なんですか?この可愛い生き物は。俺のこと殺しにきてますよね?流石にもう鼻血が出そうなんですが。あ、やばい。ちょっと出ました。あーもう。まじで可愛い。ルシウス大好き。可愛すぎんだろ「ちょ//ちょっと!//やめんか!はじゅ、はずかしい!//」あーもうこれだよ。噛んじゃうとかマジでドジっ子すぎん?可愛いんですけど?もういっそのことルシウスと二人でまったり新婚生活でも送ろうかな。」


ん?

なんかルシウスの顔が真っ赤なんだが?


「かわい「もうええわ!//」


殴られた。

痛くない。

可愛い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る