第14話ライオン‼︎⁉︎⁇

その言葉を受けて樹君は中へ入って行く。


「失礼します」


言って、入って行く樹君。仕方無く後を追い中に入って行く新葉。


「もう。しょうが無いわね!」


水葉は仕方なく受け入れる。


「よう。いらっしゃい!」


男の子が声を掛ける。桜庭湊さくらばみなと君。身長は颯真君より少し、高いか。体格は普通かそれより少しポッチャリめ。髪型はオーバックゆるゆるパーマヘア。前髪ちょっと垂らす。服装は茶色の服に模様付きの深緑のズボン。靴は茶色。健慎君の仲間の一人で面白い感じの子だ。


「水葉ちゃんの弟君。似てる似てる‼︎」


女の子が言った。女の子は稲葉杏いなばあん。身長は高い方だ。体格はスラリとしている。髪型はスウィートカールドリルロール。服装は赤色の服で白と赤色のスカート。靴は白色。目立つ女の子だった。新葉は言われて返す言葉も分からずただただ恥ずかしがった。


「弟君。名前は………………⁉︎」


陽斗君が聞いた。


「新葉です。林新葉!」


新葉が答えた。


「カッコいい名前だね。これから王様になりそうな名前だ!」


陽斗が言った。


「おい。陽斗」


颯真君は止める様に言った。


「君は何て名前だい?」


颯真君は聞いた。


「樹。黒田樹です」


樹君も答えた。


「樹。何ネコ被ってんだよ。もう、別人かと思ったよ。所で何でやんちゃでド派手のお前が水葉ちゃんの弟君と友達やってんだよ。どう見たって目立つお前と控えめの新葉君が友達してんのが分かんねー?⁉︎」


湊君が言った。


「いや。そー言いますけど。新葉君は控えめに見えるかも知れませんけど、言う時は言いますよ。絶対的信念を持ってますから、揺るぎませんよ。それこそライオンの様な脂質を持ってますから、必ず最後には従わせちゃいますよ。ハハハッ!」


樹君は言った。


「ちょっ。ちょっと樹君。冗談言わないで下さいよ」


新葉は言って恥ずかしがった。

この時、水葉は運動会の時の新葉を思い出して満更嘘や冗談を言ってる訳でも無いかも。と、思った。


「ハハハッ。新葉君が可哀想じゃ無い。困ってるよ。まあ、水葉ちゃんの弟なら分からないけどね」


杏ちゃんは言った。

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