第13話五年生の仲間達。

五年生の先生の話を聞いた樹君は更に興味を持つ。


「新葉君。行って確かめて見よう!」


樹君が新葉の手を引っ張って、五年のH組へ直行したのだ。


「ちょっ。ちょっと樹君」


新葉はあたふたしている。教室の中を覗く二人。そこで咲良ちゃんと言われている子らしい人物を見つけた。


「咲良いつまでぐだぐだしてるんだ。あいつは所詮そう言う奴だったんだよ。担任なのに生徒の気持ちを弄ぶ様な奴だったんだよ。だから、もういいじゃないか?」


男子生徒が心配して言った。男子生徒の名前は横沢健慎よこざわけんしん。身長は高く、体格は筋肉質な体格で髪型はやんちゃボーイ数十本左側前髪長い。服装は青鼠色の服で肌紫色のズボン。靴は紫。やんちゃな所もある男っぽい感じの男の子。


「酷い。先生はそんな人じゃ無いもん。きっと何か事情があるのよ。そんな事言う健慎君なんか大嫌いよ!」


咲良ちゃんが怒った。


「ちぇっ。何で分かってくれないんだ」


健慎君は言って、下を向き落ち込む。この男の子が騎馬戦で大将と最後まで頑張って戦っていた子だ。樹君は憧れの眼差しで見ていた。


「おい。二人が仲間割れしてどうする⁉︎ 何の解決にもならないぞ!」


男の子が割って入った。その男の子は………………。


森沢陽斗もりさわはると。健慎君の仲間の一人。身長は普通で、体格も普通。髪型はノーマル。服装は黄色の服で黄緑のズボン。靴はグレー。明るい男子。そんな五年生のトラブルの真っ最中。その中に水葉が居て新葉達に気付いた。


「新葉。何であんたがここに………………」


水葉が二人を発見して言った。


「え〜っと。それはその………………。あの………………」


新葉は言って、しどろもどろになっていた。


「あっ。五年生の教室がどうなってるかなと思って。新葉君がお姉ちゃんの教室が見たいと言ったから来ました」


樹君は焦りながら、言った。新葉は心の中で裏切り者と言った。


「そこにいないで中に入って来いよ」


男の子が二人を招いた。その子は、清瀬颯真きよせそうま。身長は陽斗君と同じ位。体格も同じ位で髪型はさらさらスタイル。水色シャツに紺色の服。深緑のズボン。靴は水色。陽斗君の親友で健慎君の仲間の一人で賢い感じの子だ。


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