第13話五年生の仲間達。
五年生の先生の話を聞いた樹君は更に興味を持つ。
「新葉君。行って確かめて見よう!」
樹君が新葉の手を引っ張って、五年のH組へ直行したのだ。
「ちょっ。ちょっと樹君」
新葉はあたふたしている。教室の中を覗く二人。そこで咲良ちゃんと言われている子らしい人物を見つけた。
「咲良いつまでぐだぐだしてるんだ。あいつは所詮そう言う奴だったんだよ。担任なのに生徒の気持ちを弄ぶ様な奴だったんだよ。だから、もういいじゃないか?」
男子生徒が心配して言った。男子生徒の名前は
「酷い。先生はそんな人じゃ無いもん。きっと何か事情があるのよ。そんな事言う健慎君なんか大嫌いよ!」
咲良ちゃんが怒った。
「ちぇっ。何で分かってくれないんだ」
健慎君は言って、下を向き落ち込む。この男の子が騎馬戦で大将と最後まで頑張って戦っていた子だ。樹君は憧れの眼差しで見ていた。
「おい。二人が仲間割れしてどうする⁉︎ 何の解決にもならないぞ!」
男の子が割って入った。その男の子は………………。
「新葉。何であんたがここに………………」
水葉が二人を発見して言った。
「え〜っと。それはその………………。あの………………」
新葉は言って、しどろもどろになっていた。
「あっ。五年生の教室がどうなってるかなと思って。新葉君がお姉ちゃんの教室が見たいと言ったから来ました」
樹君は焦りながら、言った。新葉は心の中で裏切り者と言った。
「そこにいないで中に入って来いよ」
男の子が二人を招いた。その子は、
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