半年(お題:半年)
ハーフ・オブ・エタニティという洒落た表現がある。永遠の1/2、或いは、永遠も半ばを越えて。
無限の半分はやはり無限だ、というのは算数ならぬ数学をちょっとでも齧った者なら、誰でも知っていることだ。
しかし。
年の半分ということであれば、洒落もへったくれもなく、文字通り「もう今年も半分過ぎたんやで!」ということで、多くの人に焦りや諦観を与えることになるのではないか。
もう半分どころかすぐに2/3になるでw
その昔、ファミリーコンピュータというゲーム機があった。そう、いわゆるファミコンである。ファミコンにはキーボードと専用のROMカセットの付く、ファミリーベーシックというものがあった。
それに生年月日を入れると、「あなたが生まれてから何日です」と出る機能があり、まだ私は生まれてから4000日も過ごしてないのか、とショックを受けたのを覚えている。
半年。
たかだか180日。
自らを慰むるときの上下の手の運動の回数にも満たないぐらいの数字。
その六分の一の30日すら、とても長くて、なんでもできるように思えた、あの頃。
油断してるとあっというまに365日だって経ちかねない現状を思うと、若い頃にはなんだって挑戦したほうが良いと思うし、伸び代だってダンチだろうと本気で思うのだ。
それでも。
だからといっていまからでは無理、なんて諦めるのも違うし、老獪さゆえの戦略や遣り口だってある。
さあ、始めよう。
今から。
0から(こんなオチw)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます