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オチはまあすぐに分かったんですが、胸に入ってくるまて少し時間がかかりました。
なんでだろうと読み返してみると、話し手がバーテンらしいとわかったあたりで、どうやらステレオタイプのイメージをかぶせてしまってたようなんですね。そもそも容姿の説明がいっさいないのに、たぶん白髪頭で口ひげなんかはやしてる、五十過ぎぐらいのやせたおっさんなんであろう、と。
うーん、これはやっぱり「看護師と言えば慈愛のにじみ出た女性、CEOと言えばエネルギッシュな白人男性」みたいな、偏向バイアスでイメージしてしまったがゆえの解釈のズレなんでしょうか。とはいえ、完全に虚心坦懐で読んだら(読めたとして)、面白さは半減しそうだし。
あるいは、性まで変えずに、実は中性的な魅力の女性バーテンでした、という形でも充分オチたと思うんですが、それだと「彼」が気づいてしまうかも、という問題がありますね。なんだか評価が(私には)難しい文章です。もう五年ほどおいてから読み直したら、また別の面からコメントできるかも知れません。というわけで、続きはまた五年後に 笑。
作者からの返信
いやあ、これはちょっとこちらの手落ちな気が……。
既存のイメージを逆手に取るのは、良いとして、オチ的なスッキリ感が……いやそのためのフリができていないという。最初、新大久保あたりから流れてきたんだろう、みたいな文章入れようかとも思ったらんですけど、これいれたとて、ですよね、特に西の人からしたら。
まあオチ的なものより、あえて男を選んだ自分が、かつて活発な男の子に恋をしていた、というのが、おもしろく感じてもらえるような書き方できてなかったのかなあ、と。
でも、まあもやもやしてもらえるのは逆にありがたいことというかw
遅ればせながら拝読。
私もあまり胸に落ちなかったんですが、ワタシの場合は性別うんぬんより、冒頭の「定規で遊んでいた男子」と恋愛がちくとも結びつかなかったからですかね。特別感がないというか、特定の男子でなく少年全般への憧れ的なイメージが先にあって、「あれ?そんな場面あったっけ?」となりました。
それはそうと、小学生時代のデカ定規シリーズはロマンありますよね。あれでケツパンされた記憶もあります。教師が戦う話を書くなら、絶対あれで戦わせたいですw
作者からの返信
あ、いや、少年全般への憧れで、いい、んだと思います。ほんとうは男の子になりたい、というのと、単に陰キャでできなかった、のミスリーディングを作者が狙ってるあたりでブレを感じさせたのかと。
あれは初恋だったのかも、というのは現在(?)の感慨で、こっちはこっちで自分で選んだはずの性への違和感というか、確信を持って選んだはずでも揺らぐ、そちらに意識がシフトしてる気がします。こちらは作者が、ではなく、主人公が、ですw
デカ定規には確かにロマンとノスタルジーが詰まってますw
いまでも黒板用には残っているような、微妙なような?
定規のお題で、もうアレしか出てきませんでしたw(あとは精々雲型定規かw)