イラストの世界だと、一枚の絵に個性的なキャラを何人も配し、背景も小道具も色々気合い入れて、これは何かの有名長編シリーズの一幕ですか、と訊きたくなるような世界観のはっきりした絵を見ることがたまにあるんですが、本作もまた、さらさらと書き流した作品にしては、妙にキャラがハマっていて、画面の色相なんかもイメージが出来上がってる印象です。ボートレートイラストをそのまま掌編に仕上げた感じ、と言いますか。
一方で、並んでいる二人の間には何の力学も働いていない感じで、動物キャラの旅人キャラと通行人、とか、はてはもののけ同士の対話にも妄想でき……え、やおい? えー、そっちのカテゴリーなんですかね、これ? ここまで悟ってて距離感を肯定してる関係だと、もう性を超越してると言うか。いや、その筋の方々が支持なさるんならいいんですが w。個人的にはヘッセあたりの少年期小説が伝奇ファンタジーっぽくなった世界のヒトコマと言うか。あ、でもヘッセってBLなんだっけか?
作者からの返信
ヘッセはBL界隈だと人気ありそうな気がなんとなくしますが、……って長い長い!
湾多さん、本気で本文の長さを超える感想やってやろうとしてるんじゃないかと戦々恐々ですw
私が「やおい」と書く場合は男の子同士のラブを指してません。申し訳ねえ🙇♂️
この手の短いの書くときは、まあ大体読み手の想像力にぶん投げてしまうので、読む方が楽しんでくれてるとこちらもニヤニヤしてしまいます。読み手があって初めて完結する作品なんて、怒られても仕方ないとこなんですけどねえ。私が、読み手としてもそういうの好きなもんで、ついつい。
大体みなさん、私の想像した世界を超えてきて、愉しいですw
おおお、すごく情緒のある文章で好きです!
夏の夕暮れの時間帯って、ちょっと境界線を跨ぐような不可思議な雰囲気ありますよね。
毎日のお題でどう展開していくのか楽しみです。
作者からの返信
冬の黄昏時なんかも味わいありますけど、夏のそれはまた格別……!
トワイライトは浪漫!!
……おそらく最初だけ気合入ってたんだなあ、と思われることになりそうです😅