宇宙電車フォーリィエイト
「ううっ、光郎・・・その女に騙されてはダメ・・・それは擬態よ!」
ナニしてるか、て今あたしはチャラ男天使のとこで漫画、宇宙電車
息子氏の活躍に一喜一憂し、内容が変わるわけでもないのに無駄に応援したり激怒したり泣き叫んだりと益体も無くわめき散らかしているのである。
つ~か、ダンナ2がマジでムカつく。
(ごめんよ、かあさん守れなくて)
(・・・ああ、気にすんな。お前はよくやったさ)
オメーは気にしろや!腹が膨らみ始めた途端「子が出来たなら巣作りだな。俺にあてがある」つってそのまま消えやがって・・・もう一千兆回死ねこの宿六がッ!
しかしあの女エーテルが皇太女アリステルだったとは・・・そら他人からは似てる似てる言われるわ。前々世でいうクローンやデザイナーズペニーじゃなくてベニーみたいなもん・・・じゃないベビーだよつかそのものだしな。しかもショタコンでよりによって公女の子供を引いちまってお母さまに会うまで気づかないなんてマヌケすぎでしょ~実際。。。
しかし、だとすっと某伯爵もヤツの差し金?(迷走
つかアレだけあたしのダンナ2くさしてたのに同じブサ系拾うとか(しかもその息子)やっぱ血は争えない、て所なのかしらぁ。。。つか遺伝や超銀河規模の情報プールの問題じゃなくてそもそもヒトの形、アウトプットの限界が・・・
「あの、そろそろ出てってくんないかな」
「うん・・・なんか漫画、てはじめてじっくり読んだけど、面白いね」
「・・・聞いてないのか」
「聞いてる聴いてる。なんてか、絶対前世よりマシに生きられると思ったんだけど、クソ男に引っかかって捨てられ、ナマ皮削がされて息子に燃やされちゃうんだもんな~」
「・・・天界としては、実の生には関与できんのですわ」
「?・・ああ、違う違うクレームじゃないよw前世より悲惨だったのに、振り返ってみたらすんごい充実してたな、って」
「そう」
「できれば本編の電車の旅まで味わいたかったな・・・皮のない体でアウアウ言いながらさ~」
「・・・次で味わえばいい」
「次?」
「次の転生で」
「え?まだ死なねーの?」
「いや、今ちゃんと死んでるから」
はい?
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