第77話 蒼月邸での鍛錬 -17-
「本物の方が緊張感が出るかなって。偽物だってわかってたら落ちてもいっかって思うだろうし・・・」
と、しれっと言った。確かにそれは一理あるけれど、実際体験した側から言わせてもらうと、非常に緊張感があった。そんな
「ねえ、
突然鍛錬が始まるのは心の準備ができないし、何をどうしていいかわからないからだ。
「えー、鍛錬の始まりに気づいた時の琴音の反応を見るのが面白いんだけどな〜。」
面白さを求められてもと困った顔をしている私を見て、
「仕方ないなあ・・・じゃあ、一日の予定を教えてやるかぁ・・・」
そう言うと、
それによると、私の鍛錬の予定はこんな感じだそうで・・・
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庭掃除(反射神経の鍛錬)
部屋に戻る(平衡感覚の鍛錬)
柔軟体操と体力訓練(筋力の鍛錬)
妖具の使い方(妖術の鍛錬)
昼休みで鍛錬なし
瞑想(集中力の鍛錬)
屋敷の中で鬼ごっこ(持久力の鍛錬)
蒼月様との鍛錬(戦術的思考と実践の鍛錬)
以降は自由時間
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「まあ、たまに入れ替えたりしながらやっていこっかなーって思ってる。」
と、
鍛錬の一日を想像するだけで少し気が重くなってきたけれど、それでも文句を言わずにまずはやってみようと決めた。
自分がこの鍛錬に挑む姿を想像しながら、私は
「わかりました!よろしくお願いします。」
とにかく今は前進あるのみ!
命の危険に晒されることはないだろうし、むしろ、命を守るための鍛錬だ。信じてついていこうと思う。
そんな私に
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