第15話 参戦

 セレディア王国の領内に入ったアリシア達は王都を目指して進んだ、ディオンの父であるアルスト伯の領内に入ると領内の城へとむかう。


 城に着くと従者がディオンを見て喜んで中へと招いた。


 ディオンの父であるダスマルクスは王都に向かい留守だった、ディオンは弟であるウルクは何処か聞くと従者は病で亡くなった事を告げた。


 ディオンはウルクが亡くなったことを悲しんだ、そしてその日は城で休んだ。


 次の日従者に見送られアリシア達はセレディア王国の王都へと再び向かった。


 王都に着いたアリシア達は王城を目指した。王城の門まで行くとディオンは自身の名を告げてアルスト伯の息子であることそしてエイベルからの書状を見せて中に入る。


 セレディア王国の国王と諸侯達は軍議の最中であることを聞き軍議室へと案内してもらう、軍議室に入るとダスマルクスや他の諸侯そしてセレディア王国の女王リアが話をしていた。


 アリシア達を案内した衛兵がエイベルの使者である事を告げるとリアやダスマルクス、諸侯らはアリシア達を注目した。


 ダスマルクスはディオンを見て言った。


 「ディオンよ!戻ってきたか!」


 「申し訳ありません、父上」  


 「お前が帰って来ただけでよい、してエイベル王はどのような話を?」


 そう言われるとディオンはリアに書状を渡す。


 書状を見たリアはアリシア達に言った。


 「ありがたい話ですが私達はラーナドゥール王国に行くつもりはない、使者の方々よこのままお帰りを。」

 

 それを聞いたディオンもアリシア達に言った。


 「お前達はここで帰るんだ、一緒に死ぬ事はない」

 

 そう言ってディオンはセレディア王国の戦いに参加する事を伝えた。


 しかしアリシアはアルナとナディアにラーナドゥール王国へ戻り何とか援軍を出してもらうように言って、ルークとソフィアと共にアルムガルド帝国と戦う事を決めた。


 ディオンがダスマルクスに戦況を聞いた。


 アルムガルド帝国は深い山脈地帯におおわれていてセレディア王国のへの侵入路は狭いそのために帝国からの侵入路を防ぐセレディア王国のダナン侯爵の城塞はなんとか帝国の侵入を阻止していた。


 セレディア王国の戦力のほぼ全てをダナン侯爵の元へと向ける事をダスマルクスは話した。


 軍議が終わるとセレディア王国軍とアリシアやディオン達はダナン侯爵の元へと向かって行た。


 ソフィアは昔師匠であるマリオンの持つ魔法の書の中に書かれていた破壊魔法の事を思い出していた禁じられた魔法だった、ディオンとその祖国のためソフィアはその禁じられた魔法をつかうかもれないと考えていた、、、、、。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る