第4話 ディオンの過去
西の村へと向かうアリシア達はある日の夜ディオンが見張りをする中キャンプで休んでいた。
キャンプの炎を見つめながらディオンは過去に愛していた女性を思い出していた。
ディオンは元々旅をしていた訳ではなかった。
ラーナ大陸にある王国、セレディア王国のアルスト伯の跡取りであったディオンは愛する女性セシアがアルスト家へ嫁ぐ日に近くなった時、行方が分からなくなってしまった。
ディオンは自らセシアを探した、セシアが立ち寄ったであろう場所に赴いては情報を聞きその行方を追っていった。
やがてとある森に入り消息不明になったことを知るとディオンはその森にセシアを探しにいった。
森に入るとセシアの従者らしき者達が死んでいた。
洞窟に行き着いたディオンは中に入り進んだ、奥にあったのは古い神殿でその祭壇で生贄にされ変わり果てたセシアの姿があった。
神殿に残されていたのはセシアの亡骸と胸を貫いた剣だった。
変わり果てたセシアの亡骸を抱きディオンは復讐を誓った。
セシアの死を確認してアルスト家に戻ったディオンは弟にアルスト家を任すように置き手紙を書いて旅をにでた。
旅に出てから2年アリシア達に会う事になった。
過去を思い出していたディオンがソフィアが起きた事に気づき声をかけた。
「どうした?寝れなかったのか?」
「何だか目が覚めました、ディオンさん見張りありがとうございます。」
そう言ってソフィアはディオンの横に座ってディオンが旅をするきっかけになった話を聞いた。
ディオンは復讐のために旅をしている事をソフィアに話した。
過去を話ているうちに時間が過ぎていった、話を終えたディオンは再びソフィアに休むように話した。
ソフィアはその言葉に従って休んだ。
朝になり5人は西の村へと進んでいった、、、、。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます