第5話
駐車場は不気味なほど静かで、
オレンジ色の街灯の光がアスファルトに長い影を落としている。
急いで車に駆け寄り、ドアに鍵をかけた。
窓越しに外を見ると、街灯の下にさっきの女性が立っていた。
黒い影が、揺れている。
私を、じっと見つめている。
恐怖で体が硬直した。
そして、まるで煙のように、彼女は消え失せた。
それ以来、私は二度と図書館に行っていない。
真夏の図書館 密室 @seiu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます