第3話
私は勉強に戻ったが、
その後も物音が何度か聞こえてきた。
小さな物音。
誰かが動いたり咳をしたりするような音だ。
そのたびに顔を上げたが、
女性は相変わらずそこにいて、
本を読んでいるようだった。
腕時計を見てみる。
もう日付が変わっていた。
疲れていたが、まだ勉強する必要があった。
その時女性が立ち上がり、出口に向かって歩き始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます