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    郷倉さん、こんにちは。

    AIに関して、Claudeを利用して以下の文章を書いたので参考までに現状の関わり方を僕なりに記述します。
    ちなみに僕は文章生成はあまり使用せず、どちらかというと「以下の文章のレビュー、改善点、追加すべき情報を教えてください」と前置いて、作品のブラッシュアップに利用しました。
    ※読まなくていいです。

    https://www.pixiv.net/novel/series/9794200

    結論から言うと、現状AIに世界観や設定を学習させて物語を生み出すという行為は、出来うるかもしれないけれども大変めんどくさく、そもそもそこまで世界観や設定をアウトプットできるくらい物語を把握しているのであれば自分で書いた方が早いと思いました。

    AIに「自分で書くのとAIに情報を与えてこの話をアウトプットするのはどちらが楽か」と聞いたところ、自分で書いた方が楽だよと答えてもらいました。笑
    そもそも、複雑な人間関係や感情の機微、作者が何故この話を書きたいか、この話を書いて読者にどんな心情の変化をもたらしたいかまで考えている作家にとって、AIに情報を与えるということは、自分の人生をもう一度AIに語りつくすのと同じことだと思います。
    この辺りは、作品の方向性やジャンルによってAIに得意不得意あると思いますが、もしAIに勝ちたい作家はAIが不得意なニッチな領域を目指せばいいんじゃないかなと思います。

    また、誰が書いたかも重要で、郷倉さんがおっしゃる通り

    >人間は人間にしか興味がない

    が一番大きいんじゃないかなと思います。
    小説は純粋に楽しむことが出来る一方で、自分と似た境遇の人との対話ができる装置でもあると思っています。
    そのため、インターネットの総合知としての一般論が得意なAIと比べて、一般論を無視した横道にそれた人生を送っている人の言葉というのは、AIには導き出せない解答でもあると思っています。

    総括すると、現状AIは使う人の才能を伸ばしたり補助する機能はあるものの、AI自身の人生を歩んでくれない、歩めないというのが僕が思うAIの欠点です。
    そもそも創作って作家のやる気が一番の壁だったりしますし、AI使ってまで創作したいと思えるのであればそれはそれで一定の素質はありそうですよね。

    一応僕のAIの使い方として、一般論で自作を見直して対話しながらブラッシュアップしていく作業というのは、小説初心者としてみれば何も支えがない状態よりもはるかに上達できそうな気がします。自分が気付かないところまで教えてくれるので。
    一方で、一般論に満足できずに自分の答えが導き出せるようになれば、作家として新しい一面が開花しているということなのかもしれません。
    結局は、最終的な判断は人間にあり、AIに責任を任せきっている作家はいずれ痛い目を見るような気がします。

    ps.これあれですね。テストのためにカンペ作ってたらテストの範囲を覚えちゃって別にカンペいらないみたいな。
    AIに情報ぶちこむために設定固めてたら自分の力で一本作品書けちゃったとか余裕でありそうですよね。

    作者からの返信

    鷹仁さん、コメントありがとうございます。
    往復書簡集を始めてみたものの月に一度ですし、もう誰も読んでもらえてないかもなぁと思っていたので、めちゃくちゃ嬉しいです。
    それに非常に濃い内容のコメントで頭が下がるばかりです。

    考えてみれば、僕も倉木さんもAIを話題にしながら使っている訳ではないので、鷹仁さんが使ってみての話をしてくださったので、一つ解像度が上がった気がします。

    >総括すると、現状AIは使う人の才能を伸ばしたり補助する機能はあるものの、AI自身の人生を歩んでくれない、歩めないというのが僕が思うAIの欠点です。

    この総括がすべてですね。AIは道具で、どこまで行っても物語は道具を使う人の意思で何かの形に見えることはあっても、AI自身が自らの意思を持つことはないのでしょうね。少なくとも、僕たちが生きている間は。

    同時に鷹仁さんのAIの使い方が最も現実的なんだなと思います。
    AIに校正を任せるということで、いつか編集者的な役割も担ってくれるのかも知れませんね。
    それはとても良い未来だと思います。
    近いうち、僕もAIを取り入れてみます。

    最後にps.の部分の表現めちゃくちゃいいですね。
    結局、小説に関しては自分よりAIが賢くなることはないんでしょうね。
    自分が作る世界が小説なのですから、そりゃあそうなんですけど。笑