第25話 召喚
それから馬車でも旅は筒がなく終わりを迎えて各自別々の場所に分かれた。そして俺も早速迷宮に足を運ぶことにした。その道中で町の色々な物を鑑定してみながら迷宮の方へと足を運んだ。そこには巨大な門がありそのまま迷宮の中に入ると、空気が全く変わって、直ぐ後にスライムが飛び出してきた。
名前 無し
種族 スライムLv1
職業 無し
命力 45/45
体力 25/25
魔力 15/15
攻撃力 25
防御力 15
速度力 10
魔法力 20
抵抗力 15
種族スキル
粘体Lv4.吸収Lv3
コモンスキル
酸攻撃Lv4.再生Lv2.触手Lv3.射出Lv2.溶解Lv1
魔法スキル
魔力感知Lv1
耐性スキル
酸無効.物理攻撃耐性Lv1.水流耐性Lv2
新しく溶解と言うスキルを覚えているスライムに出会って取りあえず溶解を簒奪してから鑑定してみると、口に含んだものを即座に溶かし栄養とするスキルの様だった。まぁ使えなくは無いが使いどころに困るスキルだ。
それからも探索を続けたが、どうやらスライムと一口に言っても色々な種類が居るらしくそれらから新しいスキルを簒奪していくのはコレクター魂が疼いて来た。と言うかこういう所で一人になってからよく考えてみると俺ってラージェルさんが全て揃えてくれたから強く成れたんだよなぁと実感しながら、俺も育成とかしてみるかなとか思い付いた。
《スライムを使役しました》
そう言えば適当に使役して強く成れと命令してどっかに行かせた狼はどうしたんだろうかと頭に過り多分死んだなとか思いながら新しく使役したピュアスライムを早速育成してみようと思いながら鑑定してみたら見事にあの疑似迷宮のピュアスライムと同じ強さだった。
と言うか確かスライムって吸収した物質で進化先が変わるとか言う特性があったよなと思いながら取り合えず一匹だけだったらあんまり実験できないと思いながらこのピュアスライムは持っていた分裂を使うように命令すると直ぐに分裂して2匹に増えた。
スライムは大気中の魔力を吸収して、その魔力を元に分裂をするという特性がある。それによりスライムは大気中の魔力さえあれば大抵の環境で繁殖する事が可能と言う正に万能種族なのだ。まぁ単純な地力が弱いからそれで天下を取ったりとかは無理無茶無謀だがまぁ使えない事はない。
それからスライムの方は俺の着ているロングコートの内側に潜りこませそのまま図書館に行くことにした。兎に角やってみたいことが有って、その為に幅広い魔法属性が必要なのだ。
《新しくスキル<水流魔法Lv1>を習得しました》
《新しくスキル<暴風魔法Lv1>を習得しました》
《新しくスキル<雷電魔法Lv1>を習得しました》
《新しくスキル<大地魔法Lv1>を習得しました》
《新しくスキル<死霊魔法Lv1>を習得しました》
それから各種属性の魔力を放出する魔法を作成して適当にスライムに当てる実験をしてみる。そうするとスライムは色々な属性魔力に反応を示して、多分吸収のスキルで属性魔力を吸収して進化に至ろうと思っているらしい。大体の魔物はレベルを上げる事で進化するが、スライムはそれ以外にも他の属性魔力や物質を吸収する事による外部要因での進化も可能と言う事は分かっている。
《個体<ピュアスライム>は<アクアスライム>に進化しました》
進化した事を知らせるシステム音声が聞こえた途端に透明度が高くプルンとしたボディは水色に変化してそしてプルンとしたティアドロップを思わせる形からドロリとした液体を思わせる個体に進化した。
名前 無し
種族 アクアスライムLv1
職業 無し
命力 65/65
体力 30/30
魔力 55/55
攻撃力 25
防御力 15
速度力 15
魔法力 35
抵抗力 15
種族スキル
粘体Lv4.吸収Lv3.流体Lv1
コモンスキル
酸攻撃Lv4.再生Lv2.触手Lv3.射出Lv2.溶解Lv1.流体操作Lv1
魔法スキル
魔力感知Lv1.魔力操作Lv1.水流魔法Lv1
耐性スキル
酸無効.物理攻撃耐性Lv1.水流耐性Lv2
まぁ液体に変化したからと言って劇的に強く成る訳でも無く自分の体が液体に変化した事による流体性の強化位しか目立ったところは無いと言うか魔法を試して見ても先ず魔法を使う知能が無いのと、半ば強制的に進化させた影響でスキル自体は揃っているが、それでも完璧に使いこなしていないと言う実験のある意味失敗だった。
まぁあのスラム街の奴が言ってた技能改造だったか?それを活用したらある程度使えるようになると思うが、まぁ襲うか?いやでもアイツからはスキルを買ったからなぁそれにそのスキルを教えてもらった恩もあるし適当に技能屋を探して見るかね。
そう思いながらもう一匹のスライムとの使役状態を解除してアクアスライムをコートの下に隠しながら技能屋を探してみる事にする。それから間もなく技能屋を発見して入ってみると所狭しと並べられたスキル群に圧倒されながらも冷静にスキルを探していくがそんな都合の良い物がそうあるはずも無く大抵のスキルは俺にとってあんまり心惹かれるスキルはあまり無かった。
《新しくスキル<召喚Lv1>を習得しました》
《新しくスキル<帰還Lv1>を習得しました》
《新しくスキル<魔力付与Lv1>を習得しました》
兎に角使えそうなスキルの内の召喚と帰還のスキルを使う事で、使役のスキルを更に使いやすくすることが出来た。それに加えて、魔力付与のスキルは武器や体の一部に使う事で強化する事が出来るらしい。何れスキル自体を習得する事も出来るかも知れないが、単純に早く使ってみたいからだ。
それから迷宮都市から離れた森の中でスキルを試してみる事にする。
「取りあえずあのウルフでも読んでみるか?まぁ死んでるだろうけどな」
召喚を発動してみたら俺はてっきり既に魔物かなんかに負けて死んでいるかもと思っていたが、予想の外の出来事があった。それは、ウルフが思いのほか強くなっていたと言う事で俺は衝動のまま鑑定を発動した。
名前
種族 アイスウルフLv5
職業 氷結魔法使い
命力 625/635
体力 350/350
魔力 655/655
攻撃力 250
防御力 350
速度力 575
魔法力 555
抵抗力 625
種族スキル
獰猛Lv10.氷冷Lv1.
コモンスキル
視覚強化Lv10.認識拡大Lv3.咆哮Lv10.威圧Lv3.体術Lv8.爪Lv10.剛爪Lv3.牙Lv10.剛牙Lv5.速度強化Lv10.俊足Lv5.咬合強化Lv10
魔法スキル
魔力感知Lv6.魔力操作Lv5.氷結魔法Lv2
耐性スキル
痛覚耐性Lv8.氷結耐性Lv7
氷結魔法(氷結弾Lv4.氷結球Lv2.氷結矢Lv5.氷結槍Lv3.氷結壁Lv1)
かなり強くなっていることに若干の驚きを感じながら氷結魔法を使えるのかと驚愕しながら取りあえずその感じでこれからも強く成れと命令して元の場所に返してから俺は僅かにショックを受けていた。素のステータス自体は俺が普通に勝っているが、魔法戦では普通にボロ負けする程度の強さはしている。
兎に角アイスウルフを帰して、俺自身も強くなるために魔法の勉強を始める。がまぁ魔法言語自体はある程度だが覚えられて、属性言語に補助言語の方も最低限使える程度には学んでいる。それらを駆使すれば魔法を作る事など容易かった。
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