第18話 スキル検証
あれから何度か依頼を熟して、ランクを最下級であり薬草依頼とか掃除とかの依頼しか受けられないGランクからF
ランクに上昇して、今日は湖の見回りに来た。
エルガツ湖と呼ばれれるここの見回りと言う依頼を受けたが、まぁこの依頼は湖に異常が無いかと言うのを見るだけでそんな異常とかも無く依頼事態は筒がなく終わった。と言うのもこの湖どうやら大昔の英雄の時代に、一人に勇者が自分の死後に自分が手に入れ自分が鍛えた聖剣を無暗に使われるのを嫌がったが故にこの湖に投げ入れたらしく、引き揚げ作業が計画されていたらしいが、この湖、最後に勇者の恋人たる呪術師ザーリスによって惑わしの呪が掛けられているらしい。
その呪によって今もなお聖剣は湖の中に沈んだままと言う伝説があるのだ。まぁそんな湖の呪が解けてないか確認するのが今回の依頼となるが、まぁガッツリ掛かってるな…呪、うん、呪とか全然知らない俺が言う物なんだが本当にガッツリと掛かっている。そういえば呪術に関係するスキルや魔法を持っている人は、絶対に受けないで下さいと言うのが有ったが、多分これを視たら死ぬ可能性があるとかそんなんだろうなと思いながら依頼を完了した序にこの近くにある双子池のエルサン湖を探索する事にした。
因みにこの湖にも伝説があって、まぁ双子池の名の通り地下であのエルガツ湖と繋がっていて、伝説では投げ入れた聖剣はこっちの湖にも力が影響されているが、ここにも呪術師ザーリスの反転の呪によって強大な光の力はあらゆる力を寄せ付けない絶対の魔の力になったと言う伝説の通りここの湖に入った者は、エルサン湖底迷宮に転移して、そこを完全クリアしないと、聖剣を得る事は出来ないのだとかと言う伝説があった。
まぁ所詮は伝説、お伽話の類だろうと思う人はこの世界には俺含めていなかった。だって現にあるからなぁ…迷宮
そう今おれはその件の迷宮に来ているのだ。まぁ新しいスキルを簒奪できそうだったからのと聖剣に興味が湧いて見てみたいと思ったのだ。因みに受付嬢には暫く迷宮に籠って特訓すると言ってるからその間心配されることも無い。
まぁ俺が曲がりなりにも勇者、しかもラージェル宮廷魔法使いの陣営に居ると言う事実は予想以上に効果があって、命の危険が無かったかとか色々心配されたのだ。まぁ俺も圧倒的に強いとは思っていない素の実力は精々町のチンピラよりもちょっと強い程度だ。でもそれを膨大なスキルで乗り越えている関係上、新しいスキルとなればいても経っても居られなかった。
取りあえず二足歩行をするトカゲの魔物っぽい存在がいたから鑑定してみる事にする。
名前 無し
種族 リザードマンLv5
職業 槍戦士Lv3
命力 100/100
体力 150/150
魔力 185/185
攻撃力 250
防御力 180
速度力 150
魔法力 250
抵抗力 150
種族スキル
水中適性.エラ呼吸.魚鱗Lv4.
コモンスキル
暗視Lv5.水泳Lv6.槍術Lv4.体術Lv2.回避Lv3.貫通強化Lv3.脚力強化Lv3.腕力強化Lv2.突撃Lv1
耐性スキル
溺死無効.水流耐性Lv6.
まぁもしもここが水中なら俺は死んでいただろうな。だけどまぁここは所詮迷宮内この程度なら苦戦する筈も無く普通に倒す事が出来た。
《スキル簒奪によりスキル<エラ呼吸Lv1>を簒奪しました》
それからも何体かのリザードマンを倒して、他のスキルを簒奪したり捕食したりした。それからも探索を開始したが、どうやらこの迷宮一筋縄ではいかないらしい。
それと言うのも、この迷宮第1層は良いがその後の第2層からは水中になっていて、現状の水泳のスキルがレベル1な事と、単純な戦いにくさもあった。まぁ水中適性って言う水生の魔物は全て持っているスキルとエラ呼吸の種族スキルで、水中探索自体は出来るが、単純な戦闘能力がバカ高くなっていた。
因みにこれは第2層の魔物をちょっとだけ鑑定したステータスになる。
名前 無し
種族 水竜Lv35
職業 水竜Lv21
命力 1435/2500
体力 2240/2350
魔力 3150/3400
攻撃力 2635
防御力 2356
速度力 2500
魔法力 2300
抵抗力 2500
種族スキル
水中適性.エラ呼吸.水竜鱗.
コモンスキル
回復Lv10.超速再生Lv7.暗視Lv10.視覚強化Lv10.眼光Lv10.威圧Lv10.覇者Lv3望遠Lv3.高速水泳Lv10.剛牙Lv10.身体強化Lv10.身体硬化Lv10.防御Lv10.防衛Lv7.金剛身体Lv10.衝撃付与Lv10.打撃大強化Lv10.竜体術Lv10.水生成Lv10.射出Lv10.放出Lv10.魔力付与Lv10.魔法付与Lv1.咆哮Lv7.回避Lv10.突進Lv10.突撃Lv3
魔法スキル
魔力精密感知Lv3.魔力精密操作Lv2.魔力回復Lv5.水流魔法Lv6
耐性スキル
溺死無効.水流無効.
化物だ。ハッキリ言おうとんでもない化物だった。第2層が完全に水没した地底湖?海?な影響かとんでもなくデカい体躯に高ステータスに全てのスキルがレベル10だった。まぁ耐性系のスキルが低い影響で戦いにならない事は無いと思っているが、それでも今の俺には自分の約3倍以上の高ステータスに加えてスキルレベルが高く纏まったスキル構成をしているあれと戦おうとは一切思わなかった。
まぁ戦うとしても精々有利に運べるスキルを習得したとか言う事態にならない限り俺は戦うと言う選択肢は取らないつもりだ。何せ俺に比べれば正真正銘の化物だ。俺が戦おうと思えるのは、自分よりも少し強い魔物位だ。
そう思いながら迷宮を後にした俺は、冒険者ギルドに依頼達成の報告と共に数日前の暗殺戦士の情報を募りに来た。
「なぁ数日前の暗殺戦士…あれから情報は有るか?」
「いいえ、私たちも組合員が襲われたとあっては、調査に乗り出すのが当たり前なんですけど、町長様に調査を止められまして、恐らくそういう事だと思いますけど…すいませんこれ以上はお話しできません」
「そうかありがとう」
そう言い残して俺は、依頼料の1000リールを受け取ってそのまま平原の方でスキルを試してみる事にする。
先ずは糸系のスキルから試してみる事にするか、え~と鋼糸は名の通り硬い糸を出すスキルで、その強度はリンゴっぽい果物…この世界ではアブルの実と呼ばれる果物を容易く両断する事が可能な糸を出すスキルねぇ。それとは反対に、粘糸のスキルは粘っこい糸を出すスキルで、まぁ蜘蛛の巣を張ったり…的な活躍は出来そうだが、そんなに使い道は無いなと思った。そして蜘蛛糸のスキルは、その粘糸のスキルの粘っこさが無いスキルだった。
そして最後に繰糸はその糸を自在に操るとか言う極めれば必殺仕事人的な感じの事が出来そうだが、まぁスキルレベル1なのと、単純に俺に糸系のスキルを使うセンスが無いのか、全くと言って良いほどにカッコいい感じはせずに逆に俺の体に絡まって抜け出すのに時間を取られると言うとんでも無く恥ずかしい結果になってしまった。
「まっまぁ使えんことは無いし」
そう思いながら現実逃避をして、他のスキルを試してみる事にする。次に試してみるスキルは使役にしてみる事にした。
取りあえずそこらに居たレッサーウルフに対してスキルを発動してみる事にする。使役を試してみた途端にレッサーウルフは目の色を無くして、その次の瞬間には俺との間にパスが通った感じがした。俺は鑑定を発動してみると称号に<???の眷属>と言う称号が有った。
「何で称号が???何だ?俺の名前は普通に幸田哲郎って言う名がある筈なんだがねぇ?」
そんな風に疑問に思いながらまぁ良いかと思った。まぁ使役のスキルはかなり使えそうだなそれに同じく簒奪した指令って言うスキルである程度の命令は出来るみたいだしまぁ適当に強く成れとでも言っていけば良いか。
「適当に殺し適当に強く成れ後は知らん」
そのまま森の方に入っていったレッサーウルフをどうせ死ぬだろうなと思いながら送り出して他のスキルを試してみる事にする。
あとがき
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