第6話 憑りつかれた!?
(曲は近況ノートのリンクから聴いてください。こちら。
https://kakuyomu.jp/users/kyuno-kana/news/16818093089963794717 )
先週のトラックボール問題の後日談である! 宇宙を飛びそうなやつは却下にしてすこぉしだけスリムな製品にしました。
アマゾンさんから届きまして、さっそくUSB接続してお試しです。
使っかいづれえ!
まず、ボタンの位置がまちがっておる。トラックボールが左右の真ん中、手の先のほうに位置しています。人差し指や中指で操作しますな。うん、よろしい。
なぜトラックボールの横の位置にボタンをつけるのか。まったく意味が分かりません。親指で押すことになるボタンは人差し指で使うトラックボールより手前にないと押せないだろ。ふっざけんなよ。それに、トラックボールと離れているから手を広げていないといけない。本体が扁平なのもよろしくない。人の手は力を抜いた状態では自然に丸まっているものだ。広げていたら疲れる。わたくしの手首は痛くなりました。ケンジントン許すまじ。許す、マジじゃなくてね。わたくしはお怒りです。
デザインではないけれど、ボタンも固い。力を入れないと押せません。イラっとするポイントですな。
くっそ使えねえ製品をデザインした人間に説教してやらねばなりません。アンド、そのデザインを通した責任者も並んでわたくしの前に正座しなさい! トラックボール反復横跳びさせてやるからっ!
いま思いつきました。トラックボール反復横跳び。パソコンの画面に3個のボタンを離して横並びに設置します。トラックボールを操作して反復横跳びよろしくボタンを押してゆくのがルールです。使いづらいトラックボールでやらされたら手が痛くなること必至です。ざまあみろ!
胸のつかえがとれたところでナイン・ウェイブズ、はじまります。想像だけで許してやるなんて仏ですな、わたくし。
(1曲目)
メタルの敵でした、ニルバナ「スメルズ・ライク・ア・ティーンズ・スピリット」。
(ここで曲を聴いてください♪)
ニルバナは涅槃のことだそうで、涅槃は悟りを開いた先にあるものなのですかね。ウィキペディアで調べて説明を読んでもよくわからん。
悟りを開いていそうにないバンドですけれど、有名になんてなりたくなかったと言って死んでしまったカート・コバーンは悟りを開いたのかもしれません。知らんけど。
ゴシップ的話題ですけれど、アルバムジャケットに写っている写真の赤ちゃんは成長して30代になったころ、バンド関係者やカメラマンに2000万円くらい請求して訴えました。今さら遅いわと、裁判で主張は棄却されましたとさ。
90年代です、テクニカルな80年代のメタルに対して、ギター下手だけどいいもんねといってオルタナティブ・ロックなんてものが流行りました。一番有名だったのがニルバナです。ガンズ・アンド・ローゼズとか、ハード・ロック、ヘヴィ・メタル界のバンドもニルバナが好きとか言ってました。
メタル・ファンは80年代のメタルが最高という人達ですから、オルタナなんてクソ、認めねーという態度でした。
パンクと同じように、オルタナは消え、メタルが復活しました。メタル・ファンだけがメタルを愛し続けているのですな。パンクもオルタナもファンに飽きられて捨てられましたとさ。
(憑りつかれた!?)
日付は本日の、まだ深夜というべきか、早朝というべきか、午前3時に目が覚めまして。寒くて鳥肌が立っていました。やばい、これはなにかに憑りつかれたと思い込みましたよ。
なぜなら、本日は8月1日。毎日が殺人的、地球壊滅的にあっつい毎日なのに、冷房をつけているわけでもないのに、急に寒いと感じたのですからね。まちがいなく、なにかに憑りつかれています。
そうでなければ病気です。病気なら熱が出て悪寒がするけれど、熱はありません。熱が高いときみたいな体のダルさはあるのですけれどね。それは憑りつかれているからに違いありません。
寒くてなにもかけずには眠れません。さっきまでタオルケットをよこに用意しておいてなにもかけずに眠っていたのに、毛布をかけ、その上にタオルケットを重ね、寝ることに。まじヤバい。マジヤバです。1文字しか省略していませんけれど。
これって、やっぱりコロナなんじゃない? 前日は東京出張でお泊りして帰ってきました。東京をうろちょろしている間にコロナにかかったのかしら。家に帰っても熱はないのに熱っぽい感じのダルさがありました。
コロナにしては、熱はないし咳がひどいわけでもない。胃が調子悪いのは、前日の夜に中華屋の宴会料理で脂っこいものを食べすぎたからでしょうし。コロナではないな。
確実に幽霊に憑りつかれました。だって、幽霊と同居していますからね。(先週のナイン・ウェイブズ参照のこと)
朝になったらやっぱり暑くなって、なにもかけずに寝ることになりました。それでも暑くて冷房をつけました。悪寒は去った。やっぱりコロナではなかった。そんな数時間でよくなりませんよね、コロナ。
今年の夏は、夜それほど暑くなく、朝に日が昇ってから暑くて眠れないとなるようです。わたくしだけかもしれませんけれど。
夏はうちわであおぎながら、暑くて眠れないと思っているうちに眠っていることが多いのですけれどね。今年はうちわであおがない。むしろクーラーを止めたばかりでヒンヤリするほどです。
というわけで、わたくしの人生ではじめて幽霊? に憑りつかれました。
(2曲目)
アイアン・メイデン「ナンバー・オブ・ザ・ビースト」。邦題では魔力の刻印。
(ここで曲を聴いてください♪)
6、66、ナンバー・オブ・ザ・ビースト♪ この曲で666が不吉な数字だと知ったメタラーは、たぶん666万人くらいいます。
アイアン・メイデンにブルース・ディッキンソンというボーカルが加入して最初のアルバムのタイトル・トラックです。
タイトル・トラックはわかりますよね。アルバムタイトルがそのまま曲名になっているってことです。
この曲のリフ、キャチーなのですけれど、じつは変拍子になっていて演奏しにくいのです。ノリノリで演奏していてつい1回多く繰り返し部分を弾いてしまうと、あれ? おっと? と、もどれなくなります。
変拍子、転調、テンポチェンジ、メタラーは大好きなのですけれど、演奏するときは慎重にならないといけません。
(憑りつかれた!?)
憑りつかれた場合、どうしたらよいのでしょう。お祓い? やっぱり白装束を着せられて、ハチマキにロウソクをはさんでっていう格好にならないといけませんか。それは呪いをかけるときかな。知識がなくてわかりません。
幽霊に憑りつかれたとなると、奇行に走っても幽霊のせいにできますな。やりたい放題。幽霊のせいといって信用されるかわかりませんけれど。普段の言動が大事になってきますな。わたくしの普段というと、奇行がじゃっかん多めかもしれません。ダメじゃん。いつもどおりの九乃カナねと思われるだけか。
朝になってよくなったのだから、夜になったらまた幽霊のせいで調子が悪くなるに決まっています。だって、憑りつかれていますからね。お祓いしていないし。困りますな。夜を乗り越えれば朝にはもとにもどるはずですけれど。わたくしの快適なナイトライフを幽霊に台無しにされてたまるか。
思いつくのは、夜にニンニクを食べてパワーをみなぎらせることですな。眠れなくなるかも。ニンニクで元気になった記憶はありませんけれど。げっぷが出るようになると思います。ちがったっけ。
わたくしのことはどうでもよいか。憑りつかれた人がいたらどうしたらよいのでしょう。ひとに取り憑くなんてあなたのやっていることは間違っている。もう死んでいるのだから生きている人間に迷惑をかけてはいけない。生きている人間がえらいのだ。幽霊なんてやっていないで異世界転生して魔王を倒しに行けと説教したらよいのですかね。
幽霊に道理は通じないか。だいたい姿が見えていないし、声も聴こえません。
まったく、科学者のわたくしからしたら、とんでもない不届者ですよ、幽霊になるなんてね。お前は存在しない! なんて言ったら、人格攻撃だと非難されてしまうのか。生存の自由なんて言っても生きていませんけれど。人格を認める必要ありませんな。やっぱり消滅してもらうのが一番です。
(3曲目)
ジューダスプリースト「ヘル・ベント・フォー・レザー」。
(ここで曲を聴いてください♪)
「キリング・マシーン」という物騒なタイトルのアルバムから選曲しましたよ。チープな音だし、曲自体に古い感じがします。メタル・バンド・ブームの前はこんなだったのですな。ジューダス・プリーストもブームの影響を受けて「スクリーミング・フォー・ベンジャンス」を作り脱皮しました。
とはいえ、昔の曲も人気があって、ライブではよく演奏されます。
(憑りつかれた!?)
まだ終わりではなかった? 幽霊にとりつかれるから、ネタがなくて困るのです。ぜんぶ幽霊のせい。
困ったときはメタルの話をすればよいのでした。メタルは万能です。
最近のヒットはライオンヴィルというイタリアのバンドです。新人というわけではないけれど、最近知りました。
イタリアのバンドというとフローズン・クラウンがイタリアのバンドです。女性ボーカルで、ギターが3人いてリーダー以外の2人は女性という、リーダー女好きだなというバンドね。
アングラのボーカルになったひともイタリアです。元いたバンドはラプソディだったかな。
メタルはグローバル化が進んで、いまはイタリアがホットと言ってよさそう。スパゲッティとピザだけじゃないぜ。
ライオンヴィルですけれど、北欧メタルみたいにメロディーが持ち味です。新しくはいったボーカルは鼻にかかったような甘い中低音を聴かせます。ハイトーンもよい。別のバンドとかけもちみたいだから、そっちもチェックしたいところです。
アルバム発売はこれからです。楽しみです。
おっと、分量的にはこんなものかな。メタルの話になると文字が進んでしまいます。エンディングの曲を楽しんでくだされ。
(憑りつかれた!?)
(ここで曲を聴いてください♪)
本編のおしゃべりで紹介したイタリアのバンドで、ライオンヴィル「スーパーナチュラル」を聴いてもらいましたよ。
赤シャツ・ボーカルのひと、なぜかお団子ヘアスタイルです。チャーミング、とは言いにくいものがありますな。ちょび髭だし。あれ? もしかして織田信長リスペクト? ないな。
ボーカルはハイトーンでかっこいいから目をつぶって聴いてください。もう遅いか。
最後はズルしてメタルの話をしましたけれど。先週の仏回につづいて幽霊ネタをお届けしました。幽霊だなんてふざけていますな。マジメにやれと思います。
ではみなさんも幽霊に気をつけて、出会ったら説教してやってください、わたくしの分もね。ではまた来週! レッツ・メタル!
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