今と未来のぼくへ

第1話 6/30の君へ

今と未来の狭間にいる。今現在進行形で進んでいることと最近になって興味を持ち始めたこと。僕の気持ちは少しづつ動いていく。今を切り捨てて自分の興味へ迎えない。自分が飽きっぽいのを知ってるから。でも自分の中に留めて何も動かないのはすごく嫌だった。何か興味を奮い立たせる何かをしたかった。でも今を失いそうで怖い。動けない。だからぼくは全部が欲しいと思った。今も未来も過去すらも自分のものにしたいと思った。色んなところに訪問して、けれど玄関先まで行って満足する。気づいたら窓に映る隣の家に行きたくなっているのだ。それが悪いことじゃない、と思いたい。でもやりたいことが出来てしまったら興味を持ってしまったら、動かずにはいられない。ここで動かなかったら今までの自分から抜け出せない。だからなんでもいいからとりあえず動くことにした。動きたい。この気持ちを失いたくない。今に上書きされないように。

ぼくは友達からポテリングを盗んで食べた。人生で初めてのポテリングはすごいしょっぱかった。