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怪談:雨の亡霊への応援コメント
>普段通りというか生前の行動を繰り返しているように思える。
ここだけ違和感。
「生前の行動」と断言してしまっていますが、この段階ではまだ「得体のしれない存在」として描写するべきです。「多分亡霊」と確定するのはもっと後ですから、この時点でネタばらしされると拍子抜けになります。もしくは確定させて「生前の行動」と書くべきかと思います。
拝読。
掌編ということですが、この内容ならまだ長いですね。散文詩的な雰囲気もあるので、長文説明部分も短くまとめて、詩のように書いてもよかったかもしれません。
雨の中に浮かぶ亡霊というのはいい絵面ですが、「生前の行動を繰り返す」という部分が掘り下げられていないのが残念。具体的には主人公に適用されていない点ですね。過去の記憶がぼんやり浮かぶ点より、日常の、それも当然のように繰り返される部分を焦点(例えば不快な通勤。雨の亡霊を観察する日々。調べるうちに死亡したが、それに気づかず観察し続けている、など)に持ってきていれば、テーマが深まり、綺麗に落ちたのではないかと。
主人公が実は……はすぐわかりましたが、ここはもう様式美みたいなものですから、他のところで怖がらせるしかないですねw
作者からの返信
コメントありがとうございます(『赫い指』の追記もありがとうございます)。
そうですね、ただでさえ読めやすいオチなのに…とりあえず「特に変なことはしてない」で留めておきました。
全体については仰られている通り、語り手が亡霊なわけですから「繰り返している」ことを書いた方がよかったですね。一応「語り手は雨の日に何かの事故で亡くなった」というのが、なんとなくの設定であるんですが…
改めて丁寧なコメントありがとうございました、またお願いします。
怪談:雨の亡霊への応援コメント
しんみりした読後感、堪能させていただきました。
視えるようになったきっかけは、主人公が「あっち側」の住人になってしまったから。その種明かしを最後の二文で明かす手法がすごく鮮やかでした。
〉ずっと、ずっと前のことだ
怒りとか寂しさとか、とまどいとか、いろんな感情がごっちゃになって詰まっている感じがすごく好きです。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
怖いかと言われれば微妙ですが、けっこう心に残るものがあるんじゃないかなと思います。