日曜日の襲来

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27歳 商社勤務 男性の書き込み

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社会人になって数年が経った夏のことです。





その日は休日で、仕事の疲れもあり部屋でダラダラと過ごしていました。


お昼も食べた頃、この後どうしようかと考えていると、マンションのインターホンが鳴りました。





ピンポーン





誰だろうと思い映像だけを見ると、共用部のオートロック前に2人の女性が映っていました。


何かの営業かなと思い、音声はつながずに映像だけで様子を見ていると、一人の女性が後ろに映る郵便ポストを覗き始めました。


位置的におそらく私の部屋のポストだと思います。





そこで映像を切ろうか迷っていると、もう一人の女性が電話をかけているのが見えました。


なんでインターホンを押しているときに電話なんかかけるんだろう?


そう思っていると、なぜかオートロックのドアが開いたのです。


もちろん私は何も操作していません。


きっとマンション内に協力者がいて、その人に電話をかけて開錠してもらったのでしょう。





私はその二人がもう部屋の前に来てしまうという事実に焦り、急いで玄関の施錠を確認し、部屋の奥で息を潜めていました。





1分ほど経ったころでしょうか、いきなり





ガチャガチャガチャガチャ!





とすごい音が聞こえてきました。


私の玄関のドアを開けようとしているのです。





同時に


ドンドンドンドン!


とドアを叩く音も聞こえてきました。





もう確認せずとも分かります、先ほどのあの二人でしょう。


なんでこんなことをするのか、あの二人が誰なのか、全く心当たりはありません。


私はもう何が何だか分からず、早くどこかに行ってくれと願いつつ、ただただ息を潜めることしかできませんでした。





それから何度ドアをガチャガチャされたのでしょうか、気がつくとその音は止んでいました。


恐る恐るのぞき穴を覗いてみると、そこにはもう誰もいませんでした。





その後は管理会社に連絡しましたが、貼り紙による注意喚起だけで終わってしまいました。


あの二人は一体なんだったのか、何が目的だったのか、それは分かりません。


もう、考えたくもありません。

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【短編】怖い話のけいじばん【体験談】 松本うみ(意味怖ちゃん) @imikowachan

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