第10話不具合には補填を
「お久しぶりですね」
「死ね!!クソ神!!」
「久しぶりに会った直後に暴言ですか」
「自分がしてきたことを振り返れ」
見覚えのある床に、クソ神が目の前にいる。気分が悪い
「簡潔に説明しますね。あなたの体、失敗作。ミスで作った。完璧に作った体に変える」
「は?」
「その体、再生中に動けないでしょ。それ不具合です」
「あ?一発殴らせろ」
「殴ってもいいですけど、硬すぎてあなたの拳が消し飛びますよ」
調子が狂う。ニヤニヤと笑っているこの神は、嫌いにはなれない
だから違和感がある。無理矢理好意を向けさせられてる感じだ
「よく気づきましたね。私に好意を向けてることに」
「心を読んでくるな!うぜぇな」
「流石に私も泣きますよ」
「ッハ!」
「まあまあそれは置いておきまして、なんか補填要ります?」
「お前が死ぬこと」
「私死んだらあなたも死にますよ。それでもいいなら」
ウザイ。神がウザイ
「はぁ、、」
「なんかスキルでも付けます?これとかどうです?自爆」
「ふざけんな!!煽ってるんか!」
「あなたと相性いいと思うんですがね」
ニコニコしている顔が腹立つ
「神の祝福でも付けます?」
「・・・・利点は?」
「おや?素直に聞く気になりましたか?」
「・・・・・」
お前の声を聞き続けるのは辛いから。さっさと帰らせろ。ハゲ
「心の声で返事しないで下さい。では説明しますね。あと私はフサフサです。間違えないで下さい」
「ただいま」
「レンマ!」
「神に会ったわ」
「へぇ、、あの人に会ったんだね」
ドラって神に会ったことあるだ
まあ強いし、頭もいいから会ったことあるって言われても違和感ないな
「ドラ、俺を攻撃してみてくれ」
「はい」
パァン!!
ノータイムで蓮真の頭を消し飛ばすドラ
「お!動ける!見ろ!ドラ!」
「ホントだ!再生途中なのに動けてる!」
「これで木城桜に近づけるぞ!!ウオオオーーー!!」
「その前に強くならないとね」
「魔物全滅させたるわ!!」
「ドラーー!助けてくれーーー!!」
「まだまだだね。レンマも」
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