第9話不思議なパワーは不思議なパワーだ!!
やあ皆さん。元気かい?
俺かい?俺は不機嫌だよ。好きな人が傷ついた姿を見て、元気な人っているのかな?
元気な人は異常性癖だよ。俺は純愛が好みだから、傷ついている人見るのは嫌なんだよね
つまりNTRはクソ
まあそんな話は置いておいて、俺は今
ドラに下半身を喰われてるよ。動けない
動けない理由は単純で、再生した直後の体の部分は、何故か一瞬だけ動かせないんだよ
その動かせない間にまた傷つけられたら動けない
それの無限ループでずーーっと食べられてる
「ドラ、喰わないでくれよ」
「うるさい。急に攻撃してきたレンマが悪い」
「いや好きな人が傷つけられたら怒るだろ。なんだ?お前は好きな人が傷つけられたら興奮するたちか?」
ドラに丸呑みされた。胃の中ってこんな感じなんだね
どうしよ!!
「助けてくれーーー!!!」
出れねぇ!ずっと溶かされ続けて動けないし!!
胃液で溶ける!!あれ?俺の体、骨無くね?
なんで俺の体動いているの?不思議パワーか?
「ふぅ、これでレンマも反省するかな?」
レンマは自分の命を大事にしていない
それはダメだ。人は人としての心を忘れたらいけない
レンマは人の心を忘れて、魔物に堕ちそうになっていた
「人は人、魔物は魔物だ。レンマ人間。魔物ではない」
「どうしようかね。動けないしな。半年ぐらい放置されそうだな」
体を動かせれば、色々出来るんだが
不思議パワーを理解すれば動かせれるか?漫画とかで見たことあるから出来るだろ
「フヌーーー!いやーーー!れりゃーーー!」
動かん。やっぱ漫画と現実を一緒にしたらダメだわ
しかし、どうしようか。瞑想でもするか?
レンマが何かしている。お腹からエネルギーを感じる
魔力でも無い不思議なエネルギーだ
「・・・・このエネルギーを直接喰らったら、、俺でも消化出来ないな」
胃の周りを魔力で覆う、そして喰らい続けて手に入れた能力をフル活用し、胃の中まで強化する
「これで即死はしないと思うな」
俺が消化できないエネルギーがあるんなんて、世界は広いな
感じる。感じるぞ。暖かな力を!!
「胃液じゃねぇか!!クッソ!生暖かい胃液のせいで!自分の中にある不思議パワーが分からん!」
クッソが!このままだと頭がおかしくなる!
「助けてくれーーー!!神でも誰でもいいから!!」
ゴト!!
何かが彩菜蓮真の目の前に落ちる
「なにこれ?」
石?の様な不思議な物だ
ただ直感が囁く。これは神の何かだ
「うん?」
体が引っ張られる。石と一緒に
「おぇ」
「ドラ!急に喰いやがって!丸呑みはやめろ!」
「レンマ、その石ナニ?」
ぞわっとした感覚が彩菜の背を通る
殺意?を感じ取る
「これか?知らん。直感だけど、神のなんかなんじゃね?」
「その石は俺でも消化できない。変なエネルギー」
「・・・・・俺、これ吸収できるじゃね?」
「死ぬかもよ?」
「俺は死なん。不死で不老で最強だからな。しかし、何故俺の所に?」
あのクソゴミカスの神が、俺を助けるなんて想像できない
だけど、吸収できそう。魔物的な本能?でなんか分かるんだよな
「死んだら墓を作ってくれ」
行ってみよう!!俺は死なない!最強だ!
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