第3話不死って強いけど、強くないよね

やあ皆さん。ご機嫌麗しゅう


皆さんに一つ質問しよう


皆さんは、怪物に会った時に逃げます?それとも戦います?


俺は戦うよ。というか今現在戦ってるよ




「フン!!」


「ぶべぇ!!」


「ドラドラ!!助けてくれーーー!!」


「ダメ!レンマ強くならないとダメ!!」


リザード、またの名を暴龍ドラ


世界最強の生物の一人である暴龍ドラに彩菜蓮真は鍛えられていた




「ふざけんな!!こちとら貧弱な子供だぞ!!」


「レンマ不死身!死なない!!」


「死なないだけで!!拘束とかもされるんだよ!!」


「だったらもっと鍛えないとダメ!!頭のリミッターを外して!!」


「感覚で外せる訳ないだろ!!!お前も早く死ねよ!!」


素手でこんな人食い植物に勝てる訳ないだろ!!


打撃絶対効きにくいんやんけ!!


落ち着け彩菜、冷静になれ。深呼吸しよう




「プギャア!!」


ベッチャっと謎の液体が彩菜の顔にかかり


彩菜が溶ける


「いってぇ!!!!許さんぞ!植物風情が!!!」


「プギャ」


「死で償え!胃液パンチ!」


溶けた体を凄まじい速度で再生しながら、胃液が付いた拳で植物を殴り続ける




「ハハハハハハハ!!!アドレナリン!ドバドバだぞ!!」


ダメージは通っている!胃液関係無さそう!


「レンマ!もっと腰に力入れて!」


「ハッハーー!!」






「助けてくれーー」


「レンマ、胃液を対処しないと勝てないよ」


「どうやって対処するんだよ。避ける以外に対処方法ないだろ」


「地面に転がって落とせばいいよ」


どうしよう。ドラドラが思ったよりも賢い


馬鹿そうな口調なのに、というか待てよ?


神に貰った情報で確か、魔物特有の能力があるって言ってたな


固有的な能力とは別に、魔物と言う種族特有の能力が


「ドラドラ、魔物特有の固有能力ってなんだ?」


「・・・・・・・・捕食のこと?」


「知っているのか!教えてくれ!」


「その前に人食い植物のお腹から脱出すれば?」






「ベッタベタ!」


「ちょうどいいね。俺が倒した人食い植物を食べてみて」


「・・・・生で野菜食べるのはちょっと抵抗あるな」


彩菜は人食い植物の死体を千切り、口へと入れる


すると


「グオオオオ!!」


「適性が無いみたいだね」


口から植物が生え、彩菜の喉を封じ込めた




え?殺そうかなこいつ


明らかに騙されたやん


「レンマは植物系統の魔物を捕食する適性が無いみたいだ」


「グオグオ」


この植物どうやったら取れるねん。喋ることすら出来ないぞ


若干息苦しいし


「一回レンマ死んでね」


パァン!!!


彩菜の頭が消え去る




「びっくりしたぁ、、急に頭吹き飛ばすなよ」


「凄いね。頭無くても再生力変わらないんだ」


「最強だからな。俺は」


なんの力で吹き飛ばされた?こわ


ドラドラ、やっぱり強いな。初めて会った時手加減されてたんだな


いや待てよ?使ってたら疲れるのか?それであんまり使ってなかっただけなのか?


「急いで移動するよ。ほら背に乗って」


「はいよ。俺は昼寝でもしましょうかね」






どこかの国


「え!暴龍が動き出したの!」


「はい!縄張りから大きく出ています!縄張りを広げる時期でもないのにこれはおかしいです!!」


「至急調査員を送れ!あいつが暴れたら誰も止めれないぞ!」


波乱が起こりそうな予感がしますね

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