第2話痛みは無いけど心はムカつく

やあ皆さんご機嫌よう。皆さんは元気ですか?


俺は元気じゃないです。何故かって?


「うっめうっめ!うっめ!」


魔物に下半身を喰われているからです




「うるせぇぞ!!魔物どもが!!」


「お前も魔物!」


「うるせぇ!俺の方が上位種だ!下位種が話しかけてくるな!」


「でもお前!俺に食われてる!」


「俺の体って毒あるんだよ」


俺の体を喰う手がピタッと止まる




「嘘に決まってるだろ!!馬鹿すぎだろ!!ハハッハハハハハ!!!」


「許さない」


さてと、どうしようかね。殴り合いでは勝てんしな。攻撃も出来ないし、腕も無い


滅茶苦茶早く再生してるけども、すぐ食べられるしな


というかこいつデカくね?


トカゲぽい見た目だけども、リザードって奴か?




「ウ!」


「どうした?骨でも喉に刺さったか?」


「食べ過ぎてお腹が」


「・・・・・」


勝機見つけたり!


「おっら!」


「動くな!!」


「早く喰わないと!俺の拳がお前を貫くぞぉ!!」


あ、これ無理や。鱗が硬すぎる。逃げるか?




何度も何度も拳を振り落とすが一切ダメージが通らない


痛みや疲労が無い為、一生殴り続けられるがダメージが一切通らない


「ふむ。魔物よ。ここは停戦と行こうじゃないか」


「いいね。停戦しよう停戦」


こいつ俺の面倒さが分かってるな。不死で不老の奴にずーーーっと攻撃される怖さを




「お腹すいたらお前食べていいか?」


「いいぞ。なんか知らんが服も一緒に再生されるから服ごと喰ってええぞ」


「わーーーい」


トカゲの背に乗り、考え始める




うーーん、悩み所だな。世界の説明は受けたが、どこかが分からん


俺の種族は不老で不死で人間に似た生物と言うのは分かるんだが


場所とかがなぁ、人間にも会ってみたいし


いくら最強の俺でも退屈には勝てん


「おい!お前って名前なんだ!」


「俺か?俺は彩菜蓮真、不死で不老の最強生物」


「不死の生物には会ったことあるけど!不老の生物は初めて見た!!」


「だろうな。俺新種の魔物らしいし」




そんな話をトカゲと続けながら森?を進んで行く


「お前以外の魔物いなくね?」


「当たり前!ここ!俺の縄張り!誰も来ない!!」


「ふーーん、暇そうだな」


「暇!!」

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