生きて生きて生き続ける魔物

kuro1231

第1話魔物じゃねぇか!!

突然だが、皆さんは空を飛びたいと思ったことは無いだろうか?


鳥を見て飛びたいと思ったり、綺麗な青空を見て飛びたいと思ったり


一度は考えたことがあるんじゃないだろうか


空を飛びたいと


俺はそれを願った。神に




「まあ、間違ってないよね。これは。うん、、ふざけんな!!次会ったら!殴ってる!神ーーー!!」


どんなに叫んだとしても誰にも声は届かないだろう


何故かって?


「空飛びたいとは言ったけども!!飛んでねぇよこれ!!!落下してるって言うんだよ!!」


俺は現在、雲よりも高い所にいる


そして落下している




「ああ、、死んだなこれ。無理やな。助からない。はぁーーー、もっかい転生出来ねぇかな」


地が少しずつ見えてくる。どうやら俺の下は森の様だ


「海ならわんちゃん生きれたが、、、森は即死だね。べっちゃって潰れてggよ」


来世はどうやって生きようか




「うん?」


なんだあれは?


なんとも表現しにくい生物がいるな。アメーバみたいだ


「こっち見てね?」


「・・・・」


「ワ!なんだ!」


なんだ!?変な液体飛ばしてきてるんだが!汚い!


「アッツゥ!!!」


アッツゥ!!!肌が溶けてるぅ!!しぬぅ!!!!






「最速記録ですね」


「死ね!」


俺の目の前には俺を空へと送った


ゴミでバカでブサイクで人とは思えない風貌の神がいる


「私心読めますよ。しかも私そこまでブサイクじゃないですよ。美人です」


「俺を30回も殺したゴミが!!」


「もっかい転生します?」


「転移な!俺がされてたのは!転生はしてないだろ!!」


自分自身でも驚くほどの暴言が出る。まあムカつくし別にええか




「私も傷つく心はあるんですよ」


「無いだろ。はぁ、、落ち着いてきた。この床冷たくていいね」


「それで今回の要望は?」


「痛みを感じず、無限に生き続けられる人間ぽい生物」


「そんな生物はいません」


「なら作れ。神だろ。俺の要望をなんとか創造しろ」


「・・・・・神だって万能じゃないのですよ」


「お前最初に説明したよな。神の力、もしくはそれに準ずる力に殺された場合、その後に生きるであろう寿命分の力を与えるって」


俺は性格が悪いからな。覚えているぞ。このゴミが会ってそうそう言ってきたことを




《あなたは死にました。転生しますか?》


《します。なんか力貰えます?》


《貰えますよ。神の力、もしくはそれに準ずる力に殺された場合、その後に生きるであろう寿命分の力を与えられますので》


その言葉を一門一句を覚えているぞ


「はぁーーー、何故私はこの人を殺してしまったのでしょう」


「ハ!自分の能力の無さを恨みな」


「天界の資源使ったら後でグチグチ言われるんですがね。特別ですよ」


「眩し!」


体がひかり始める。30回もこの光を見たが、あまり慣れない




「あの神ーーーー!!!」


何度も何度も地面を叩く。手が何度も砕けるがそれでも叩く


「グヌヌ!!」


水面に映った自分の顔を何度も何度も見直してしまう


「魔物じゃねぇか!!人間に似た生物とは言ったが!!」




彩菜蓮真、17歳


神の力によって死亡し、転生するが30回以上神の力に準ずる力によって殺害される


不死で不老で人間に似た新種の魔物に転生する


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る