第3話
あれから場面は変わり、パーティーメンバーに絡まれていた
「お前みたいな木偶の坊が?あのハルトマンだって?そんな唐突に言われても信用なんてできないんだが」
「そうだそうだ!お前みたいな雑魚があのハルトマン様なわけねぇだろ!」
元パーティーメンバーにボロクソに言われる俺、さすがに堪えるよ?
「そーだよね〜、あんた達2人のことだからリー君があんたたちにバフをかけてたの分からないわよねぇ〜」
シルフィがそう言うと
「は?」
「そんなわけはありません!」
その事実に驚愕し声を荒らげる2人
「まーバフというか、バハムートが強すぎて勝手に周りを強化してただけなんだけどね」
その言葉を信じきれない2人は
「ならその証拠を見せてみろ」
とリーダーが
「そうだぞ!これで嘘だったら卑怯者って言うことを言いふらしてやる!」
ジルバがそう言うと
『ほう、我が主を愚弄するか、矮小なる人間よ』
あーあ、怒らせちゃったなぁ
『おーいやるなら抑え目でね?』
『主の願いとて、腹の虫が収まらぬ』
そうこいつは史上最強の龍バハムート、龍族の中だと龍神姫バハムートという2つ名を持っているらしい
「だ、誰だお前は!」
ジルバが俺に聞いてくる
「あー俺の契約してる龍だね、言っちゃなんだけど、あんまし怒らせない方がいいよ?わんちゃんここ更地になる可能性あり」
するとリヴァイアスの身体が光り輝く
「そして我が主リヴァイアスの契約龍ことバハムートである」
そこに現れたのは、龍の威厳の欠けらも無い幼子がいた
「このガキが龍だと?何巫山戯たことを抜かしてんだ?」
「ほう?今度は我のことを愚弄するとはな、いい度胸だなぁ小童」
バハムートの周りに雷が舞う
するとジルバの顔の横を何かが掠める
「ひっ」
頬の薄皮が切れ血を流すジルバ、その恐怖からか気を失ってしまった
「貴様に今の攻撃が見えたか?って聞いても気を失っておるではないか、まさかこれほど滑稽だったとは」
バハムートは鼻で笑いながらジルバを見下す
「ヴェルディ、これで理解してくれ本当はもっと穏便に済ましたかったけど、本当にスマン!」
リヴァイアスとてここでバハムートが顕現するとは思っていなかったためリーダーに謝罪の意を示した
「あ、ああ、そこのお方が龍ってのはわかった、実際俺の契約した龍も怯えてるようだからな」
「ありがとう、そして今まで誤魔化してて悪かった。『ハルトマン』で活動すると色々面倒なものでみんなの目から逃れるにはこれしか無かったんだ」
するとヴェルディも申し訳なさそうに
「こちらもすまなかった、本当はな優しく寄り添いたかったんだが俺は口下手でな...嫌な思いさせちまった」
「ぷっ」
まさかの言葉にリヴァイアスが吹いてしまう
「お、おいなんで笑うんだよ!」
するとシルフィが
「このパーティーのみんなリーダーが口下手なの知ってるよ!だから今更何お言う出すかと思ったらってやつだね!」
それを聞いたヴェルディは恥ずかしそうに頬をかいた
「そっかみんなにはバレてたんだな。」
「ああ、逆になんでバレてないと思ってたのか不思議なくらいだぞ?」
その後ジルバを除く3人で話に花を咲かしていた
それから時間がたちリヴァイアスとシルフィは王城に向かっていた
「今日はほんとに色々あったねぇ〜疲れたから早く報告済ませて寝たい」
シルフィがぼやく
「はは、もう少しの辛抱だ、もし頑張れたら美味いもん奢ってやる」
するとさっきまでの疲れ顔が一転し目をキラキラと光らせる少女に変貌した
「えっ!ほんと?なら私頑張っちゃうぞ!」
「やっぱりシルフィは現金なヤツだ」
俺があきれると
『ワン!』
そういえばリルのことを説明してないことを思い出す、実は言ってなかったがあの後リルは自分の力的なものでリヴァイアスの影に潜った
「実は紹介したいヤツがいるんだ」
「あの、通信で言ってたヤツ?」
「そうそう、ほらリルでておいで」
そういうとリヴァイアスの影からリルが出てくる
「ほらリルこれが俺の幼なじみのシルフィ」
「わん!」
よろしく!と言わんばかりの挨拶をする
「何この子犬、あの森で拾ったの?」
表面上強がっているけどモフりたいという感情が漏れ出ているシルフィ、なんならチラチラとリルを見ている
「紹介するね、多分聖獣フェンリルのリルだよ」
すると今日一こ驚いた声が森に響いた
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どうも作者ですノリで書いたこの作品が思ったよりもたくさんの方々に見られていて少し驚いています。拙い文章ですがこれからもこの作品をよろしくお願いします
もし良ければ、作品のフォローや評価をして言ってください。
もし読者の方にこういうキャラを出して欲しいという願いがあれば、キャラの性格や容姿などを感想のところに書いてくれれば作品にいずれ登場させます。
この作品は作者とこれを読んでいる読者の方々と作り上げたいと思っているので、読者の創造力と癖を出していただけたらと思います
これからも何卒この作品をよろしくお願いします
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