第32話 侵入!アルカの部屋で見つけろ!

クロノファミリー

ゼオ  ハンド  レイカ  マスターシャル

ライ  メディー


ホワイトフェザー

ララ ネル


タイター家

アルカ ルージ ミヤ メルーア テリッシャ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


マジェイ「おはようございます!あれ?髪型変えたんですか?」


ゼオ「おはよぉ〜、イメチェンよ!どう?」


アルカ「キモい」


ゼオ「んだとクソガキ」


ミヤ「アルカ様になんて口きいてんだおらぁ!!」


ゼオ「ぷろぁぁ!!!」



朝1番でミヤからお仕置き鉄拳制裁をくらった

俺はリーゼントからレインボーカラーのアフロのカツラへと変えた

意味?別にないけど?


そういえば昨日の夜マジェイが部屋に来てこんな話をしていた


ーーーーー昨夜ーーーーー


マジェイ「遅くにすみません、少し話したい事がありまして、、、」


ゼオ「昼間あんだけ威圧的だったのに急に腰低くなると違和感あるなぁ」


マジェイ「気持ち入れ替えて頑張ろうと思いまして、まずは態度からかと」


ゼオ「良い心がけだ!」


マジェイ「タダシさんその髪型似合ってないですよ、あとなんでおでこにデカい鼻くそ付けてるんですか?」


ゼオ「え?似合ってない?まじで?結構気に入ってるのに、、、あとこれ鼻くそじゃないんだけど?ホクロなんだけど?」


マジェイ「皆んな言ってましたよ?あの鼻くそ気づいてないのかな?言ってあげた方がいいのかな?いやでもあの鼻くそに誇り持ってるんじゃない?って」


ゼオ「こんなデカい鼻くそ付いてれば気づくわ!鼻くそに誇り持つってなに!?俺そんな事言われてんの!?」


マジェイ「そんな話はさておきですよ?」


ゼオ「おけねーよ、そんなん言われて切り替えれねーよ」


マジェイ「自分は良いと思いますよ?その鼻くそ」


ゼオ「聞いてた俺の話?ホクロだって言ってるんだけど?付けてやろうか?でっけー鼻くそその鼻の穴に付けて鼻息出来なくさせてやろうか?」


マジェイ「自分らアルカ様を拐おうとしたじゃないですか?」


ゼオ「お、おぉ、、、」


マジェイ「3日前に変な仮面を被った奴が自分達のところに来て「この日アルカ=タイターを拐え、報酬はたんまりと出してやる」そう言ってきたんです」


ゼオ(変な仮面、、、俺と交戦した奴か?あいつが来たのは昨日、、、)



奴に刺された肩と足の傷が疼いた

浅かったからとりあえずキズパワーパッド二重ぐらいにして貼ってるけど痛むんだよなぁ



マジェイ「タダシさんも気をつけてください、アルカ様の側にいるタダシさんも標的になるかもしれませんよ」


ゼオ「タダシって誰じゃい」


マジェイ「え?」


ゼオ「ん?」


マジェイ「???」


ゼオ「、、、あ俺か」



っとそんな事が昨日の夜にあった

3日前にマジェイ達に会ってその次の日アルカの部屋に侵入して俺と交戦、そして昨日か、、、

あいつアルカの部屋で何をしていたんだ?

、、、ちょっくら行ってくるか!今日はアルカも家でゆっくりするって言ってたしちょっとぐらい違う奴に護衛させても大丈夫だろ!!わからんけど!!!



ゼオ「えーっと、、、あいつでいいか!おーいモップゥ〜」


モップ「モッ?」



忘れている人達のために紹介しとこう!

こいつは『モップ』って言って俺と同じ日に面接を受け見事合格し晴れて掃除担当になった変なやつだ!



モップ「変なやつとはなんもっぷ?」


ゼオ「え、お前心読めるの?」


モップ「もっぷ」


ゼオ「、、、もっぷ?イエスかノーなのかもわからんのだけど、、、」


モップ「もっぷっぷぅwww」



こいつに護衛任せちゃダメな気がするが

アルカの部屋に何かあるかもしれないからな!側近として調べなくてはな!

そしてスケベな本とか見つけてやる!あいつの性癖暴いて弱み握ってやるからなぁ?ぐへへへへ〜


そしてモップにアルカは今、朝の読書をしに図書部屋にいるハズだから小馬鹿な眼差しをして見守っとけと伝えた

モップは「もぷった〜」と言って向かって行った


俺はアルカの部屋へつくと誰もいない事を確認し中へ入った



ゼオ「へっへっへ、、日頃俺をバカにしやがってあんにゃろう暴いてみせるぜお前の弱みぃ!!!!」



ベットの下や机の中、ありそうなとこはくまなく探したがスケベな本は出てきやしなかった



ゼオ「クソっ絶対あると思ったのに!俺があいつぐらいの時は30冊はあったのに!母さんにバレた時は流石に遺書書いたなぁ、、、ん?日記かこれ?あいつ日記書いてんの?」



ベットの横にサイドテーブル?って言うの?よく分からんけど小さいテーブルに日記が置いてあった

こりゃ見るしかないと思い躊躇なく開いた


《今日もタダシはキモくてウザかった、人類の汚点だと思うあいつは。》


ゼオ「デ◯ノートあったら絶対あいつの名前から書くわ、真っ先に書くわ」


《食器を落として割りミヤにこっぴどく叱られていた、見ていていい気味だったし半泣きになっていたのが傑作だった。》


ゼオ「あいつ俺が叱られている時こんな事思っていやがったのか!?」


《あのバカが僕の護衛として側についてから笑う事が増えた気がするな、、、腹立つし死んで欲しいけど》


ゼオ「一言いらねーんだよあのクソガキぜってー泣かす」


《タダシを見ていると色々とどうでも良くなってしまう、気が抜けるというのか、、、悪い気はしないんだよな。お父さんとお母さんが起きたらあいつの事話してみようかな?きっと笑っちゃうだろうなバカすぎて》


ゼオ「、、、褒めたんだか貶したんだか」



あの詐欺ババァはなんであそこにいたんだ?

アルカがカードゲームにハマっているのはなんで知っていたんだ?

、、、もしかしてだけど



アルカ「おいハゲ、何してんだそこで」


ゼオ「おぉぉあぁ!?お前びっくりさせんじゃねーよ!いやハゲてねーし見ろやこの立派なアフロ!!!」


アルカ「髪型までウザいな」


ゼオ「ピーマン口の中に詰め込むぞ」


アルカ「で?何をしているんだ?」


ゼオ「スケベな本見つけてお前の弱み握ってやろうかと思って」


アルカ「あるわけないだろ?本当にズバ抜けてバカだな」


ゼオ「なぁガキンチョ、お前があのカードゲームにハマってるの知ってる人ってこの屋敷内に誰がいるんだ?」


アルカ「え?ん〜、、、ルージとミヤかな?なんでだ?」


ゼオ「いやなんとなくね、、、ところでなんであんなにあのー、、なんだっけ?『逆胸筋マスター爺』と『瓦抜きて割り婆』だっけ?ほしがってたんだ?」


アルカ「『惑星背負い投げ爺』と『滝逆流させ婆』だ、なんだそのキモいカードは」


ゼオ「お前のキモいの基準がわかんねーよ、、、」


アルカ「、、、僕達の間では流行ってるんだ、そのカードあったら俺もさ、、、」


ゼオ「俺も?なんだ?」


アルカ「仲間に入れてもらえるかなって、、、」


ゼオ「なんだお前友達いないのか?」


アルカ「お前察する事できないのか?まぁそうだよ、いないんだよ、皆んな俺を避けちゃうんだ」


ゼオ「1人いるだろ?あの女の子」


アルカ「あの子だけだな、僕に話しかけてくるのは」



まぁそうだよな、この辺りじゃ名の知れた名家の子供だもんな、何かあったら大変だし親達が子供に何か吹き込んでるんだろう

仕方ねーなぁ



ゼオ「俺が友達の作り方教えてやるよ!」


アルカ「どうせお前もいないだろ」


ゼオ「あぁ!?いるわ!101人いるわ!」


アルカ「お前の友達皆んなダルメシアンなの?」


ゼオ「いいか?友達ってーのはなぁ、、、あれだ、、、とりあえず喧嘩売ってほんで仲直りして友情ここにあり!って感じよ!ほら喧嘩するほど仲が良いって言うだろ?」


アルカ「大丈夫だ、お前のアドバイスはカスだって分かってるから!何も聞く気ないから!安心しろ!」


ゼオ(俺も友達、、、いなかった、、、1人でBBQやってるんだもん土砂降りの中そりゃいるわけないか、、、)


アルカ「お、おまえ何泣いてるんだよ?」


ゼオ「ぐすっ、、、友達ってどうやって作るの??」


アルカ「え、、、俺が聞きたい、、、」



その日の夜は胸が苦しくて全然寝れなかったからアルカの布団に勝手に入って寝ようとしたらシコタマ怒られた




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