第29話 チャンスでピンチ!桜花黒紅は何処へ?

クロノファミリー

ゼオ  ハンド  レイカ  マスターシャル

ライ  メディー


ホワイトフェザー

ララ ネル


タイター家

アルカ ルージ ミヤ メルーア テリッシャ

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テリッシャ「メルーア様、本当にこいつ信用していいんっすか?見るからにバカっぽいですけど」


ゼオ「お子ちゃまはこの俺様の魅力がわからんのかガキンチョと言いこのチビガキと言い」


テリッシャ「すみませんメルーア様こいつ殺します」


メルーア「待て待て、バカだからこそ何かしらと利用出来るかもしれないだろう?」


ゼオ「聞こえてるよー?俺いるんだよー?」


テリッシャ「でもバカ過ぎてそれが悪手になり私達が危なくなったりするのでは、、、」


メルーア「むぅ、、、無きにしも非ず」


ゼオ「無きにしも非ず、じゃねーよそうゆうの本人いないとこでやってもらえる?見ろよ自慢のリーゼントがだんだん下がってきたじゃねーかよ?視界上30%ぐらいリーゼントで塞がれたよ」


メルーア「ただな、こんなバカの手を借りてでも真相を突き詰めたいのだ、、、」


ゼオ「改名してやろうかなバカに、お前らのせいで俺は名前を呼ばれるだけでバカだからな!お前らのせいだからな!」


メルーア「まぁ落ち着いてタダシ」


ゼオ「お前らのせいじゃ」


メルーア「恐らくアルカ様も狙われている可能性が高い、アルカ様に何かある前に犯人を見つけ出さねばならない!」


ゼオ「見つけ出すって言ったってどうやって見つけんだ?」


メルーア「5日後アルカ様のお誕生日だ、皆んなで盛大に祝うのだがその日が怪しいんじゃないかと、、、」


ゼオ「ほうほう、なんで怪しいんだ?」


メルーア「、、、勘だ」


ゼオ「、、、勘?」


メルーア「根拠とかない、、、勘だ、、、」


ゼオ「おいおいジジィの勘か!?その日じゃない可能性もあるって事だろ!?」


テリッシャ「ジジィの勘なめんなよ!!この前なんて『ふむ、、、私の勘なんだが恐らく財布を部屋へ忘れてきたな、、、』って言って本当に忘れてたんだぞ!!」


ゼオ「ただ財布を忘れた事に気づいただけのジジィだろうが!ボケてきただけだろうが!!」


テリッシャ「ボケてなどいない!こんなジジィだけど今でも2ヶ月前に何食べたか覚えてるんだぞ!!」


ゼオ「ジジィ、今から2ヶ月前何食べた?」


メルーア「ス、、、スパゲッティ、、、?」


ゼオ「付いてるぞー?疑問符付いてるぞー?これ適当に言ってるだけだろ!どうせ誰も分かんないからって頭に浮かんだ飯言っただけだろ!」


テリッシャ「そんな訳ないだろ!!食べたんだよ2ヶ月前に!見てみろ!口周りに食べた証拠あるだろ!!」


ゼオ「さっきだなぁ?さっき食べたなミートスパゲッティ??口周りにちゃんと着いちゃってるぞー?目も合わせなくなっちゃったよー?」


テリッシャ「メルーア様はなぁ!未来予知もできるんだぞ!!」


ゼオ「ん?あれ?大丈夫それ言って?なんかおたくのおじいちゃん冷や汗みたいのでてきてるよ?」


テリッシャ「『テリッシャ、未来の私の姿が見えた、今日外に出て歩くと私はどうやらなんかダメらしい!この本あの図書館に返しといて』って先の自分がなんかダメになるらしい未来が見えたんだぞ!!!」


ゼオ「パシられてるよ?バカなの?なんで気づかないの?なんかダメらしい未来って何?ねぇバカなの?」


メルーア「テ、テリッシャ?もういいかな?」


テリッシャ「いやまだです!メルーア様はな、このお歳にも関わらず色々な女子達から人気なのだぞ!!」


ゼオ「言わない方がいいんじゃない?手で顔隠しちゃったよおじいちゃん?いいの?」


テリッシャ「メルーア様のダンディー力に当てられたのだな!」


ゼオ「女の子達は何て言ってたの?」


テリッシャ「えーっと、『またお店にお酒呑みにきてよー!』だ!!」


ゼオ「おいジジィィィィィ!!」


メルーア「テリッシャ!!!お願いもうやめて!!!」


テリッシャ「???」


ゼオ「お前そんな『自分、立場結構上だけど?』みたいな雰囲気だしといて中身ただの変態アホジジィだろうが!!!」


メルーア「変態じゃないしー?アホでもないしー?いいのかー?今日からお前の飯出さなくさせる事できるんだぞー??いいのかー???」


テリッシャ「いいのかー!!!」



うん、こいつ黒幕じゃないわ。

聞いた事ないもんこんなアホな黒幕。

っかなんでこんなんでタイター家のなんか偉い方みたいな立ち位置までいけたの?

俺でもなれんじゃないのこれ??



メルーア「ゴホンッ取り乱してしまったな。とりあえずタダシよ、アルカ様の側を片時も離れるな」


ゼオ「えぇー、それ俺も危ないんじゃないのー?」


メルーア「最悪お前は死んでも良いからアルカ様は死なすな」


ゼオ「良い訳ねーだろ」


テリッシャ「アルカ様がうんこしてる時もだぞ!アルカ様の真横に付いて見守れ!!」


ゼオ「うんこしてるアルカを見守るの?それ俺も嫌だけどおたくらの大切なアルカ様の方がもっと嫌だと思うけど?お尻拭くとき目あったらだいぶ気まずくない?一緒のトイレに入ってる時点で気まずいけどさ」


メルーア「最悪お前はうんこになっても良いからアルカ様はうんこにするな」


ゼオ「何言ってんだクソジジィ明日からお前の飯に下痢混ぜるぞ」


テリッシャ「メルーア様は便秘5日目だ!!」


ゼオ「クソジジィのクソ事情なんてクソどうでも良いよ、あとお前が1番なんだかんだジジィにダメージ与えてるからな?」


メルーア「とにかくアルカ様を守るんだTSUTAYA!」


ゼオ「いやゼ、、、タダシだよ!!名前忘れてんじゃねーかボケジジィ!寿命返却してこいやぁぁぁ!!!」



2人に握りっぺを投げつけて部屋を出た

なんか疲れが一気にきたなぁ、、、

部屋戻って寝るかぁ〜っとその前にあのガキンチョの様子チラ見してくか


俺は歌手と曲名は分かるのに歌詞が思い出せそうで思い出せずモヤモヤさせながらアルカの部屋へ向かった



ゼオ「あの小僧め、どうせこっそりいかがわしい本でも見てんだろ〜?それをネタに明日あいつのプリン奪ったろ」



アルカの部屋を覗いてみると寝ているアルカの横に誰か立っている



ゼオ「おいお前、何してるだ?」


?「、、、」


ゼオ「あ!待てこら!!」



そいつは部屋のデカい窓から出て行った

俺も追いかけようとその窓から飛び出した

ちなみにアルカを起こさないように小声&小アクションでやってるよ!良い奴だろ俺!気を使える男なんよ!誰か彼女にならん?


勢いよく窓から飛び出したのは良いが良く考えたらここ3階だよな、、、

どうしよう?



ゼオ「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


?「!!?!」



何やら良く怪盗とかが使ってるあのカギ爪ロープ銃?みたいなので下に降り着いた謎の黒マント野郎がいた

運良くそいつに当たりクッションになってくれ軽傷で済んだ

まぁバッカ痛かったけどね


黒マント野郎はフラつきながらも立ち上がり走り出した

俺も膝めっちゃ血出てるけど涙目になりながら追い掛ける


ゼオ「まぁぁぁぁぁてやぁぁぁぁくるぁぁぁぁぁぁ!!!キズパワーパッド買ってこいやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



そして人気のない路地に入ったとこで奴は立ち止まりこっちを向く



?「やぁクロノファミリーのゼオ」


ゼオ「俺を知ってるのか?そりゃそうか、俺有名人だもんな」


?「有名ではないな」


ゼオ「これから有名になんだよ、んでお前は誰だ?その変なお面外しやがれ!学校帰り良くあいさつしてくる近所のおばさんから教わんなかったのか?人と話す時はお面を外してコミニケーションせんかいおぉん?って」


?「よくわからんがとりあえず君はここで終了ってことでいいね?」



そういうと奴はナイフを2本取り出した、その瞬間奴から殺気が爆発した

やるしかねーか、仕方ねーやってやるぜ!!!

でも正直な話帰たーーーーいこわーーーーい!!

ん?あれ?ちょっと待てよ???


、、、おんやぁ?僕の刀は何処へ?????



<桜花黒紅ゼオの部屋にて絶賛置いてけぼり中!!!>




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