第28話 噂のメルーア!最高最大の作戦突撃じゃぁぁ!!

クロノファミリー

ゼオ  ハンド  レイカ  マスターシャル

ライ  メディー


ホワイトフェザー

ララ ネル


タイター家

アルカ ルージ ミヤ

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ゼオ「なぁガキンチョ、今日は何すんだ?」


アルカ「アルカ様と呼べカス、今日は剣の稽古だ」


ゼオ「剣の稽古ぉ〜?俺が教えてやろうかぁ〜?」


アルカ「お前に教わったら虫にすら勝てなくなりそうだから辞めておこう」


ゼオ「俺の戦力は虫以下って言ってんのか?」


アルカ「バカ者、虫に失礼だろうが謝れ」


ゼオ「お前は俺に謝れ」


アルカ「お前より虫の方が賢くて立派だ」


ゼオ「そんな事、、、え?そんな事ないよね?俺虫に負けてないよね?本当に??」



なんだか本当に虫の方が偉いんじゃないのかと焦っていると奥からジィーとはまた違うタイプのジィーがやってきた

ジィーがあのアニメや漫画とかでよく出る『長年やってまいりました執事のジジィです!!』ってタイプだけど

あいつは『経験値はこっちのが上だから?伊達に歳くってないから?ある程度は顔色見ながら強気でいっちゃう系ジジィ』って感じだな


知らんけど



?「アルカ様、おはようございます」


アルカ「メルーアおはよう、何か分かったか?」


メルーア「いえ、まだご両親様を治す方法はつかめておりません、申し訳ありません」


アルカ「そうか、、、目のクマがひどいぞ?寝ていないのか?」


メルーア「色々調べていますといつも気づいたら朝になってまして」


アルカ「苦労をかけてすまないな」


メルーア「とんでもありません、私も早くまたお元気な姿のサージュ様とミルナ様にお会いしたく思いますから」


アルカ「あまり無理しない程度に引き続き頼めるか?」


メルーア「もちろんですアルカ様」


アルカ「うん、じゃあよろしく頼むね、、、」



あれがジィーが言ってたネルネルネールネか、、、

あいつが裏で何かやってるって話だったから見た目もインパクトあんのかなって思ったけど

身なりも話してるの見た感じも普通だったな

俺さっき第一印象だけでひどい思い込みしちゃってたけどね!

強気でいっちゃう系ジジィみたいな感じのこと心の中で言っちゃってたけどね!



アルカ「どうしたタダシ?」


ゼオ「誰がタダシだ、タダシって誰だ」


アルカ「お前だ」


ゼオ「そうだな、俺だったな」


アルカ「大丈夫か?頭」


ゼオ「おう絶好調だ」



屋敷の隣にある道場へ着いた

なんで屋敷の横に道場あるんだろうね?俺金持ちになっても絶対道場は作らないけどね?



アルカ「よろしくお願いしますリイ先生!」


リイ「おうアルカ!今日も厳しくいくからな!覚悟しておけーーーい!!!」


アルカ「はい!」



剣術の先生って女の人だったんだな

思ったんだけどこの世界に来てから会う女性陣全員強いし鬼怖い人達ばかりだなぁ、、、

触らぬ鬼に被害なし


俺はしばらくボーッとアルカの稽古を見ていた

あのリイって人容赦なくアルカボコボコにしてるな

アルカも何度も立ち上がって稽古をつけてもらっている


ジィー「リイ様はこの辺りじゃ名の知れた剣士なのですよ」


ゼオ「いつの間にいたんだよ!?ビックリして鼻血出てきたわ!!」


ジィー「アルカ様は自分自らリイ様の元へ行き頭を下げて剣術を教えて欲しいと頼みに行ったんです」


ゼオ「俺の鼻血はスルーかい、まぁいいけど」


アルカ「はぁ!はぁ!」


リイ「よし!少し休憩しよう!」


ジィー「お二人様、お飲み物ご用意しましたよ」


ゼオ「、、、おいジジィ俺のは?」


ジィー「そこから外に出てすぐ左側に水ありますから好きなだけ飲んでくださいな」


ゼオ「なんで俺だけ外の水道水なんだ?嫌いなのか俺のこと?俺何かしたか?」


ジィー「冗談ですよ、はいどうぞ」


リイ「うん!ジィーさんが持ってきてくれるこの飲み物いつ飲んでも力がみなぎるな!」


アルカ「エナジードリンク?だっけ?」


ジィー「はい、『レッツドル』と言います」


ゼオ(元いた世界にも似たような名前のエナドリあったな、、、)


ゼオ「なぁジィー、なんで俺の飲み物だけ透明なんだ?」


ジィー「タダシ君のは別ですよ?」


ゼオ「俺のだけ別??」


ジィー「えぇ、そこの外出たとこにある、、、」


ゼオ「水道水じゃねぇぇぇぇかぁぁぁぁぁ!!!!」



その後は稽古も終わり屋敷へ戻りなんだかんだで夜になった

アルカは明日も早いからと自分の部屋へいった

常に護衛といるのも疲れるだろうなぁ

俺も自分の部屋へ戻ったがアルカの稽古中バレないように寝ていたせいかなかなか寝付けなかった



ゼオ「はぁ、コンビニいくか!あるわけねーか」


俺はちょっと外でも行こうと部屋から出て2階から1階のロビーの方へ向かうと下で何やらフードを被った怪しい人物とメルーアがいた



ゼオ(なんだあの見るからに怪しそうなのは?)



2人は部屋へ入って行った



ゼオ「気になるなぁ、どうやって中調べれるかなぁ??」



俺は考えた、試行錯誤しまくった、考えすぎて頭が痛くなってきたから医療系担当メイドさんに頭痛薬を貰いにいったら「脳みそ無さそうですけど頭痛ってするんですか?」

と言われて頭痛が気にならないぐらい心に痛みを負った

そして出した答えはこれだ!!


ドガーーーン!!


ゼオ「うるぁぁぁ!!何してんじゃくるぁ!!」


?「!?」


メルーア「き、君はアルカ様の側にいたバカっぽそうな男!!」


ゼオ「ねぇ俺そんな見た目バカっぽい?すぐバカなのバレるんだけどなんでなん?」


メルーア「変な髪型におでこにデッカい鼻くそ付けてる人をマトモにみれっていうほうが難しいだろう?」


ゼオ「鼻くそじゃねーわホクロだわ」


メルーア「、、、え?」


ゼオ「もしかして皆んなこれデカい鼻くそだと思ってるの??」


メルーア「多分、、、あとその髪型、前にビョーンってやたら出てるの振り向き様こっちに当たりそう」


ゼオ「これはルィーーーーーゼンツォォォォって言うんじゃぁ!長ければ長いほど漢気あるってことなんだじぁ!!」



俺はドアを蹴破って中へ入った

直接聞くのが早いと思ってさ?



ゼオ「ほんでー?これは何しとーとー?」


メルーア「、、、仕方ない、そこに座りなさい話してあげます」



俺はとりあえずソファーに座り込んだ



メルーア「よく丸腰で突っ込んできたな?もし私達が本当に敵だったらどうしてたんだい君は?」


ゼオ「丸腰?どこ見てんだよこのカッコいい刀が目に、、、ん?、、、俺の刀は?」


メルーア「知るか」



やっべぇぇぇぇぇ!!刀部屋に置いてきちゃったぁぁぁぁ!!

こんなんなると思わなかったし!この人達敵じゃないよな?大丈夫だよな?いきなり試合決定しないよな?



メルーア「安心しろ、君を襲ったりなんかしないよ」


ゼオ「本当か?油断させといてブシャー!っとかダメだぞ?」


?「メルーアさんがそんな事するわけ無いだろ!!」


ゼオ「お前が1番怪しいわ!フード取れ!!」


?「む、むぅ〜、、、」


ゼオ「??」


メルーア「辞めてやってくれ、顔にちょっと傷があってなそれを隠す為に被っているんだ」


ゼオ「、、、まぁいいけどよ、ほんで何してたん?」


メルーア「そいつはテリッシャと言う名前なんだがテリッシャに闇へ潜ってもらっていたんだ」


ゼオ「闇に潜るって?」


メルーア「闇商人、闇ギルド等のところへ行き何か情報を知りたいんだ。だからテリッシャにワザと闇と関われるようにしてもらったんだ」


ゼオ「情報ってー?」


メルーア「サージュ様とミルナ様が掛かった病の事、それとサージュ様達が倒れたのは本当にやまいのせいなのか、、、」


ゼオ「、、、え?ん?どゆこと?」


メルーア「今起きているこの状況、裏で絵を描いてる奴がいるかもしれないんだ」



、、、これは今どうなっているんだ?

メルーアは怪しい奴じゃなかったって事か?

裏で絵を描いている?


とりあえずメルーアの話を聞くとするか



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