第26話 弱剣士ゼオ!掃除係から護衛係へアップ!

クロノファミリー

ゼオ  ハンド  レイカ  マスターシャル

ライ  メディー


ホワイトフェザー

ララ ネル


タイター家

アルカ ルージ ミヤ

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ルージ「クロノファミリーのゼオ君だね?」


ゼオ「な、なんでバレてんだ!?」


ルージ「ララ様から聞いていたのでね、今回ホワイトフェザーに頼んだのも私ですよ?」


ゼオ「なんだそうだったのか、、、ん?じゃああの面接は?」


ルージ「怪しまれないよう他の方達と同じように来てもらおうと思いましてね!」


ゼオ「なーんだそうだったのか、ララ達に頼んだって事はやっぱり何かあるのか?」


ルージ「私ともう1人アルカ様の側近にいる『メルーア』と言う者がいるのですが半年前から何やら怪しい動きがありまして」


ゼオ「怪しい動きって?」


ルージ「闇の商人と呼ばれる者と会っているみたいなのです」


ゼオ(闇の商人、、、なんかかっけーな)


ルージ「ただメルーアは用心深い男でして会っているのも見た訳ではないのです、そこでゼオ君に確かめて欲しいのです彼が何をやっているのか」


ゼオ「ジィーとかミヤじゃダメなのか?」


ルージ「はい、一度探りを入れてみようと思ったのですが警戒心が強く何も見つける事ができませんでした」


ゼオ「ならあのガキンチョの親に言いつけてやればいいじゃん!」


ルージ「アルカ様のご両親は今病に侵され寝たきりの状態なのです」


ゼオ「、、、」


ルージ「いつ目を覚ますか分かりません、、、」


ゼオ「んぁー!とりあえずそのカルーアだかテキーラだかって奴が何やってるか探ればいいんだな!?んで悪い事してたら証拠掴んでくりゃいいんだろ?」


ルージ「えぇそうです、頼めますか?」


ゼオ「その為にここにきたんだ、ケーキと食べたし部屋戻って寝るよ」


ルージ「ありがとうゼオ君、おやすみなさい」


ゼオ「またケーキ食べに来るよ」



俺は自分の部屋へ戻った



ミヤ「ん?なんだタダシ?何か用事か?」


ゼオ「、、、おん??」



入る部屋間違った、、

あれ?俺の部屋どれだっけ?



ミヤ「ふふん、さてはラッキースケベ狙いだったか?残念だったな!タイミングが悪かったな!!」


ゼオ「いや本当タイミング悪いっすよ、釘バット手入れしてるヤンキーメイドとか見たくなかったっすよ」


ミヤ「キュンときたか?」


ゼオ「キュンとゆうよりはバッコーン!ってきた感じかな?」


ミヤ「まぁいい、折角だちょっと晩酌付き合え!」


ゼオ「晩酌は良いけど釘バットは閉まって?酔った勢いでぶん殴られそうだから」



俺はミヤの晩酌相手に付き合う事にした



ミヤ「ぐはぁー!!一仕事終えた後の一杯は沁み渡るなぁ!!」


ゼオ「くぅー!!効くぅー!!」


ミヤ「どうだった仕事は?」


ゼオ「ん〜、最初はマジで面倒くさかったけどやってみると楽しかったなぁ」


ミヤ「そうだろ!やってみるとハマっていくんだよなぁ!始めるまでがダルいけどな!」


ゼオ「ミヤパイセンはここで働いて長いの?」


ミヤ「ん〜、、、10年ちょいぐらいになるかな?」


ゼオ「ほぇ〜ベテランですなぁ〜」


ミヤ「親に捨てられて行くアテもなくフラついていたあーしを拾ってくれたのがアルカ様のご両親のサージュ様とミルナ様なのだ!倒れる寸前だったあーしに温かい食べ物を与えてくれてここで一緒に住まないか?って言ってくれたんだ、本当に優しい方達なんだ」



そう話すミヤの顔はさっきまで釘バットを持ってたとは思えない程優しく穏やかな顔をしていた



ミヤ「なぁタダシ、もしこの館内で何か怪しい話を聞いたりしたら教えてくれないか?」


ゼオ「、、、怪しい話って?」


ミヤ「いやな、なんか怪しい格好をした奴らが夜中この屋敷を出入りしている!なんて話をしていた子達がいてよ?」


ゼオ「、、、」


ミヤ「お二人方が病で寝たっきりだしな、アルカ様に何かあってはならんのだ!その怪しい奴等が何かしよう物ならあーしは命張って守るのだ!!」


ゼオ「怪しい奴らも夜中に釘バット持ったギャル現れたら怖いだろうなぁ」


ミヤ「あーしが何て呼ばれてるかわかるか?」


ゼオ「ん〜、、、釘ギャル?」


ミヤ「釘バットから一回離れろ」


ゼオ「え〜、、、バットギャール?」


ミヤ「バッドボーイズみたいになってないか?ギャルからも離れろ」


ゼオ「メン・イン・ギャッル?」


ミヤ「だからギャルから離れろ、あと少しウィ◯スミス入ってきちゃってるぞ」


ゼオ「アイアムギャルンド?」


ミヤ「入っちゃってるね?ギャルとス◯ス入ってきちゃってるね?」


ゼオ「えぇ〜もうわかんない!何て呼ばれてんの?」


ミヤ「ギャルコック」


ゼオ「どっちも入ってるじゃねーか」



晩酌も良い感じになり眠くなってきたから自分の部屋へ戻った

ミヤもよく分からん裏事情には関わっていなさそうだったな、、、

とりあえずあいつに会ってみれば何か分かるかな?なんだっけ名前、メ、メ、メー、、、麺固め味濃いめ脂普通でっだったっけ?多分それだよな、、、それでいいか

無理矢理スッキリさせた事にして眠りについた


ーー翌朝ーー



モップ「タダスゥー!朝だっぷよー!起きもっぷ!」


ゼオ「うぅ〜、、キャラが濃くなっていってるぅ〜、、」



モップに起こされロビーに向かった

もう他の皆んなは集まっていた



ミヤ「うぉっしゃ!今日も気合いいれてピッカピカのカッピカピにしろよ!」


ゼオ「カッピカピは良くない気がするな」


ルージ「タダシ君、ちょっと良いかな?」


ゼオ「おん?」


ミヤ「おし!他の皆んなあーしに着いてこーい!!」



ジィーに連れられ案内された部屋に入った



ゼオ「お?ガキンチョじゃんか」


アルカ「お前ぐらいだよ、僕をガキンチョなんて呼ぶ愚か者は」


ゼオ「誰が愚か者じゃ馬鹿者が」


アルカ「お前よりは利口だ無礼者」


ゼオ「どこが利口なんだ田舎武者」


アルカ「どっから田舎武者なんか出てきたんだ余り者」


ゼオ「待て、余り者はダメだ、なかなかしんどいぞそれは、目元が熱くなってきた」


アルカ「僕の勝ちだね弱者!」


ゼオ「クソッ、、、こいつの靴の中に嘔吐してやる、、」


ルージ「ほっほっほ、意気投合したところで話があります」


ゼオ「ジジィ眼鏡の度数合ってないんじゃないのか?あと補聴器もつけた方がいいぞ」


ルージ「仲の良さそうな2人に提案があります」


アルカ「ボケてきたのか?ジィー声届いているか?」


ルージ「タダシ君にアルカ様の護衛としてそばにいてもらうのは如何ですかな?相性や良い2人なら大丈夫かと」


ゼオ「おいこのジジィ都合悪い事だけ耳遠くなってんぞ、耳の中おはぎでも詰まってんじゃないのか?見てやれよ」


アルカ「どうやったらおはぎが詰まるんだよ、詰まっても茶柱だよ」


ゼオ「茶柱詰まるって何?耳に茶柱立ってるの?CHABAジィーって呼ぼうかな、、、」


ルージ(あぁ、、、ツッコミ要員も付けとかなきゃダメですねぇ、、)


ルージ「タダシ君、アルカ様を守って頂けませんか?お願いします」


アルカ「、、、ジィーがそこまで頼むのなら僕の護衛につかせてやる!」


ゼオ「かぁー生意気なガキだぜ本当、まぁケーキ食わしてもらったしなぁ護ったるか」


ルージ「ありがとう、アルカ様もジィーの話を受けてくれてありがとうございます」



俺はアルカの側近?護衛?としてそばにいる事になった

掃除係から思わぬ出世だぜ

だがこのガキンチョの側にいないといけないって事はあまり屋敷の中うろつけないのか?

まぁでも麺固める味濃いめ脂普通でに会える確率はこっちの方がありそうだな



アルカ「仕方ない、ほら行くぞ」


ゼオ「んぁ?どこいくんだ?」


アルカ「朝食を食べに行くんだ」


ゼオ(そうか、ミヤ達はアルカより早めに起きて飯や準備を済ませてくるのか、、、良かった朝飯食いそびれたから腹減ってたんだよな)



アルカはテーブルに座った

俺も向かいに座る



アルカ「なんだ?飯食ってないのか?」


ゼオ「そうなのよ、腹減ってヤバかった」


アルカ「いつも僕の護衛をしてくれる人達は皆んな後ろで周囲を警戒していたのにな、やっぱり変わってるなタダシって」


ゼオ「いつも1人で飯食ってるのか?」


アルカ「うん、まぁね、、」


ゼオ「よし、これから毎日俺が一緒に飯食ってやる朝昼晩な?その方が美味いぞ飯!」


アルカ「、、、ただご飯を食べたいだけだろ?」


ゼオ「そらそうよ?でも1人で食べるより2人で食べてる方がなんか良いだろ?何かがこう、、、なんか良いだろ?」


アルカ「何が良いんだよ?全く、、本当変な護衛が着いてしまったもんだよ」



そう言うアルカはなんだか嬉しそうにも見えた




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