第25話25話万能製品『ネオストリームバキュームアットマークハイウェイスター』

クロノファミリー

ゼオ  ハンド  レイカ  マスターシャル

ライ  メディー


ホワイトフェザー

ララ ネル


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タイター屋敷潜入の為使用人募集の面接に行った

俺の魅力に圧倒され見事にその面接に受かる事ができた

そんでもって今日からお仕事なのです、面倒臭いです、帰りたいです、帰ろうかな


9時に集合と言われていたから屋敷のロビーにきた

他の合格者もきてるな、俺が1番かっこいいな!ふふふっ


合格者(、、、なんだあの変な髪型にオデコにデカいホクロか?ホクロなのか?が着いてる人、1人でニヤニヤしてるなぁ、キモッ)


執事「皆んな集まってくれたかな?」


ゼオ(ん?あのおじいちゃん面接をやってた人じゃないか?)


執事「私はタイター家の執事をやらしてもらっている『ルージ』と言います、皆様にはここで色々とやってもらいますのでよろしくお願いします」


ゼオ「ルージか、ジィーって呼ぶか」


ルージ「ではそれぞれの役割分担としてこの3人に各々の仕事を教える教育係をしてもらいます、では分担しますね」



俺は屋敷の掃除係になった、他にもう3人俺と同じ掃除班になった



メイド「あーしがあんたらの教育係を担当する『ミヤ』だ!あーしは厳しいからな!ついてこいよな!!」



ヤンキー系メイドだ、逆らうのは辞めておこう、コワイ



ミヤ「まずここな!ここに掃除用具が入っているからな!」


ゼオ「ほーん、掃除機とかあるんだぁ、竹箒とかでやんのかと思ってた」


ミヤ「掃除機?これのことか?これは『ネオストリームバキュームアットマークハイウェイスター』って言うんだ!」


ゼオ「ネオ、、え?なんて?」


?「ネオストリームバキュームアットマークハイウェイスター、高いから一般の家庭には置いていないがあらゆるゴミを吸引し付属のアタッチメントを変えれば手の届かないところ等綺麗にしてくれる、しかも吸ったゴミはあの小さいカプセルの様なところに溜まるのですがあの大きさで多くのゴミを溜めることができるのです!!しかもあのシュッとした形、収納にも困らない万能製品なのです!!」


ゼオ「、、、どちら様でしょうか?」


ダイ「す、すみません、掃除道具には目がなくて、、僕はダイと言います」


ゼオ「あ、あぁ、、タダシです。(掃除機だよなあれ、、)」


ミヤ「お前なかなかやるな!じゃあこれの担当はお前だ!!」


ダイ「やったぁぁぁ!!ありがとうございまぁぁぁぁす!!!」


ゼオ「そんなに?そんなに嬉しい?あんま見た事ないよ掃除機の担当になって大喜びする人」


ダイ「ネオストリームバキュームアットマークハイウェイスターです!!!」


ゼオ「ス、スミマセン」


ミヤ「お!働き者が帰ってきたぞ!ちょっとそこ開けてやってくれ!」


ゼオ「ん?ルンバ、、だよな、、?」



ルンバがシュィィィィィンと言いながら戻ってきた



ミヤ「ルンバ?違うぞ?これは『ガン◯ム』だ!」


ゼオ「アウトだなぁ、白い悪魔はアウトだなぁ」


ミヤ「正式名称は『機動掃除ガン◯ム』だ!」


ゼオ「宇宙でバチバチ戦ってたのにこっちの世界では床のホコリとバチバチなのか、いや待て地味に違うな?機動掃除になってるな?」


ルンバ「あの、因みな私の名前はルンバです」


ゼオ「ルンバそっちかーい」


モップ「俺は〜、モップだぁ〜」


ゼオ「うん、じゃあお前はモップ担当な」


モップ「モッモッモ!!」


ゼオ「何その笑い方?どこで教わったの?」


ミヤ「よーし!じゃあそれぞれ掃除道具持って着いてこーい!!」



俺は雑巾とバケツを持って着いていった



ミヤ「今日はまずこの部屋から掃除してもらーう!」


ゼオ「ここは?」


ミヤ「食堂だ!私達はここでご飯を食べているんだ!お前達もここで世話になるんだからな、しっかり磨くんだ!!」


ダイ「はい!!」


ルンバ「わかりました」


モップ「もっもっも!!」


ゼオ「慣れる気がしないなその笑い方には」



逆らったら本当に吊し上げられそうな目で監視されたから死ぬ気でピッカピカにしてやった

こんなに掃除したの初めて、、、

案外悪くないかもしれん



ミヤ「んー、まぁよしとしようか!」


ゼオ「あちこち拭きまくって自分の指紋なくなっちゃった」


ルンバ「なんで?」


ミヤ「よーし次の掃除に行くぞ!!」


ダイ「はい!!」


モップ「頑張るモ〜」


ゼオ「そんな喋り方じゃなかったよね?急にキャラ濃くしてくるじゃん」



ミヤの後ろに着いて歩いて行く

しかし広い屋敷だなぁ、、

キョロキョロと田舎から都会に来た消しゴムに好きな子の名前を書いてた隣の席の、あの、、あいつ名前なんだっけなぁ、、、

そんな事よりパタパタと走ってくる足音が聞こえた



?「ブフッ!」


ゼオ「おぉう!?なんだぁ!?」



俺の足に子供がぶつかってきた



ゼオ「なんじゃいこんにゃろ、最近やたらとガキに絡まれるなぁ」


?「どけい馬鹿者!」


ゼオ「なーーんだとぉーーー?大人げとか気にしないで怒るぞぉーー???」


ミヤ「バッカ!!こちらの方は私たちの主人のアルカ・タイター様だぞ!!」



たった2秒でミヤにボコボコにされた



アルカ「も、もうよい、、ちょとやりすぎじゃない?」


ミヤ「いえいえ、こんなんじゃ足りませんよ!まだいっときますか?」


アルカ「やめたげよ、見てるこっちがなんか辛くなる!!」


ゼオ「ゴベンナジャイ」


ルージ「アルカ様!お待ち下さい!!」


アルカ「ヤバい!」


ルージ「タダシ君!そのお方を捕まえて下さい!」


ゼオ「タダシって誰だ?、、、あ、俺か」


ルージ「捕まえてくれたら後でケーキ出しますよ!!」


ゼオ「ウラァ!!捕まえたぞぉぉぉ!!」


アルカ「いい大人がケーキなんかで釣られんなぁぁぁぁ!!!」


ルージ「はぁ、、はぁ、、アルカ様、、ジィーはもう歳です、、昔みたいに走って追いかけるのにも限界が、、」


ゼオ「本当にジィーって呼ばれてるのか」


アルカ「歳をとったなジィー!」


ルージ「ほら行きますよ!!」


アルカ「ぐぅあぁぁぁ!覚えてろよタダシィィィイ!!」


ゼオ(今更だけど偽名もうちょっとカッコいいのにすれば良かったなぁ、、、)


ダイ「あの、ミヤさんあの方は?」


ミヤ「ミヤ教官と呼べい!!あのお方はこのタイター家の主人様だ!お館様だ!私達はあの方の元で働いているのだ!」


ルンバ「お館様ってあの子まだ子供じゃ?」


ミヤ「、、、色々とあるのだよ、アルカ様には、、、」


ルージ「あ、タダシ君!後で私の部屋に来てください!」


ゼオ「、、、タダシって、あぁ俺か、はいよー!」


ミヤ「さぁー!掃除の続きといこうか!」


ダイ「はい!ミヤ教官!!」


モップ「モップップ!」


ゼオ「ねぇなぁにそれ?なんで地味にキャラ変えてくの?モップップなんて言ってなかったよ?」



それから俺達は日が暮れるまでびっしり掃除させられた

なんか高そうな花瓶を落として粉々にした時は死を覚悟したよ

幸いバケツの水を鼻から飲まされただけで済んだが溺れかけた



ゼオ「くぅ、、鼻がまだいてーよぉ、、あとあのジジィの部屋どこだよ?私の部屋きなさい!とか言っといて場所しらねーぞ俺?ケーキ2つはないと割に合わないな」



廊下の角を曲がろうとしたら他の使用人達の会話が聞こえてスッと隠れた、隠れなくてもいいんだけどなんかそうした方が良い気がしてさ



使用人A「ねぇ、私先週知らない人がこの屋敷に入ってくるの見たの」


使用人B「知らない人?タイター家様と何か関わりある方とかじゃなくて?」


使用人A「ん〜、なーんか怪しかったんだよなぁ」


使用人B「気にしすぎでしょ?ほら行こう、今日も疲れたぁー」


使用人A「なんかある気がするんだけどなぁ、、、」


ゼオ(、、、ネル達が言ってた事と関係ありそうだな?調べてみようかな、面倒くさいから気が向いたら)


ルージ「おーい、タダシ君、こっちこっち〜」


ゼオ「お、ジィー」



俺はジィーの部屋へ入った



ルージ「まぁそこに座りなさい、ゼオ君」


ゼオ「ほーい、、、ん?今ゼオって?」


ルージ「クロノファミリーのゼオ、、、変装は下手くそだねぇ〜?」


ゼオ「!?!?」




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