第17話 放て必殺一黒炎天!!
クロノファミリー
ゼオ ハンド レイカ マスターシャル
ホワイトフェザー
ララ ネル
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マスター「来い!ゼオ!!」
ゼオ「だぁぁぁちくしょぉぉ!!やってやるぜぇぇ!!」
俺は今マスターと刀を構え向かい合っている
修行の成果報告を見せてみろとのことで真剣勝負を挑まさせられています
何言ってもやらざるおえないと確信した俺はマスターへ突っ込んでいく
ゼオ「行くぜ桜花黒紅!エネルギーを刀へ纏わせる!そして斬撃へ!うぉぉぉぉぉ!!いっけぇぇぇ!!」
マスター「ふむふむ、、、」
カンッ
ゼオ「あっ」
マスターへ向けて振った俺の刀が弾き飛ばされた
マスター「もう一度だ!来い!」
ゼオ「やってやるぜぇぇ!!みょーーーーー!!!」
マスター「何みょーって?」
よし、少し落ち着けゼオ!修行を思い出すんだ!
心を穏やかに、、、穏やかに、、、
あっ久々にマク◯ナルド食べたいな!
お腹空かせながら紙袋持って帰ってる時が1番ワクワクするんだよなぁ、、、
マスター「心が乱れとるわとらぁー!!」
ゼオ「ギャフンっ!!」
な、なんで心の乱れがわかるんだこの詐欺ババァ、、、
歳いくとわかるようになるんか
マスター「お前今心の中でまた詐欺ババァって言わなかったか?」
ゼオ「い、言ってません、、、ゴホッ(マスターの前では無でいなくちゃダメだな)」
マスター「ふむ、、ほんのちょびっと?産毛程は強くやった、、、と言って良いのか?」
ゼオ「う、産毛?」
マスター「ゼオ知っているか?人は命の危機、、死を目前にした時己の中にある力を呼び覚ます事があるんだ」
ゼオ「、、、と言いますと?」
マスター「死んだらすまんな!」
そう言うと詐欺b、、、マスターからとんでもない殺気が放たれる
ラクシィーの時より殺気メラメラなんじゃない?
もしかして本気で殺しにくる?ま、まさかねぇ?ほら俺ファミリーよ?家族よ?そんな事ない、、、よね?
マスター「ほら、気を抜くと死ぬぞ?」
ゼオ「ぬぉぉぉ、、気絶しそう、、、」
ほんの一瞬、瞬きをしたら目の前にマスターが刀を振り下ろそうとしていた
ゼオ「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?」
ドォォォォォォ!!
寸前のとこでかわせた、、、
刀が振り下ろされた地面には斬り跡がついていた
マスター「お、よく避けたな?」
ゼオ「おぼぼぼぼぼぼ」
アカン、本気でやりにきてる!!
殺される!?!?
全身汗が噴き出たぞ!?まぁズボンは漏らしちまったからなんだけどな☆
んな事よりどうにかしないと本当に死んじまう!
何でこんな死にかけなきゃいけないんだよ!?この世界来てから吐くかボコられてるか漏らすか死にかけるかの思い出しかねーよ!!
マエラが何か言ってなかったかな?思い出せ、思い出せ!!
マエラ「お前鼻毛出てるぞ?抉り取ってやろうか?」
違う!これじゃない!もっと大切な事、、、
マエラ「おぉ!今日のは65点ってとこだな!その鼻毛!」
ちがぁぁぁぁう!!なんだ65点の鼻毛って!?100点満点の鼻毛があんのか!?もう少しで思い出せそうなんだ、、、
マエラ「ふふっ風になびいて踊っているようだな?お前のその鼻毛」
どんだけ鼻毛出てんだ俺ぇぇぇぇぇ!!
踊っているような鼻毛ってなんだぁぁぁぁぁ!!
生きてたら全部引っこ抜いてやるからな俺の鼻毛ぇぇぇ!!!
ヤバい、、、鼻毛の話しか思い出せん、、、
マスター「ふんっ!!」
ゼオ「うぉぉぉ!!死んでたまるか!!」
俺はマスターの攻撃を刀で受け止めた
だがマスターはそのまま振り切り俺はまた飛ばされた
マスター「なかなかねばるじゃないか!もう少し本気で行くぞ?きっと死んでしまうぞ!」
ゼオ「ぐぅぅ、きっと死んでしまうぞって何だよ、、っかどんなパワーしてんだクソ、、、」
容赦なくまたマスターが突っ込んできて刀を振るう
なんてことでしょう!一太刀の筈なのに刀が3本に見えるじゃありませんか!いかれとんのかこの人は
マスター「私の技の1つだ!さぁ受けてみろ!!」
ゼオ「受けたら死ぬじゃねーかよ!ぬぉぉぉぉ!!」
俺は横に猛スピードで転がり回避した
刀を振った後の風圧で砂埃が舞う
ゼオ「はぁ、はぁ、クッソ、、、何もできない、、」
マスター「さぁラストスパートといこうか?」
そしてまたとんでもない殺気が放たれる
俺はビビり過ぎて鼻垂れる
やかましいわ、
ちくしょう、、、どうしたらいいんだよバカヤロウ、なんでこんな、、、
マエラ「いいかゼオ?焦ってる時程空回りしたり失敗する事が多くなる、一度落ち着いて深呼吸しろ!そして自分の心をよく見てみるんだ、大丈夫だゼオ!自分を信じてみろ」
ふとマエラの言葉が思い浮かんだ
やっとまともな言葉が出てきたよ
まずは深呼吸、、、
シューーー、ブホォォォォォォ!シューーー、ブホォォォォォォ!
よし、ゼオ式深呼吸で完璧だ、よくキモいと言われてたがな
次にえーっと、、、自分の心を見ろだっけ?心を見ろ?どうゆうことだ?まぁ考えても仕方ない、集中しろ俺!心を見透かしまくれ!!
、、、、、
すげー桜が荒ぶってるわ、初めて桜が恐いと思えたぞ
これが俺の今の心なのか?心に桜飼ってたんだ俺知らんかった
これを静めればいいのか?
んーーー、、、静まれいバカタレ!!バター醤油漬けにするぞ!!
桜は余計荒ぶり舞った
ごめんなさいすみません!調子のりました!イキって申し訳ありませんでした!
穏やかになってください!
、、、強くなりたいよ
桜が徐々に落ち着き綺麗にゆったりと舞っている
その先に何かが見えた
んん?黒い炎?が浮いてる?人魂?
黒い炎が宙に浮いてフヨフヨしている
大丈夫これ?桜に引火とかしない?俺の心火事にならない?
俺はその黒い炎へ手を伸ばした、、、
ゼオ「おぉ!?なんだこの感じ!?なんかイケる気がする!まず刀へ魔力を纏わせる!!」
俺の心臓辺りから刀へ何かが流れていくような感覚があった
すると刀が黒紅のオーラの様な物を纏った
ゼオ「おぉぉぉぉぉ!!力が!溢れていくぜ!行くぞマスター!!燃え裂け!『一黒炎天(いっこくえんてん)』!!」
凄まじい斬撃に黒い炎が纏い放たれた
しかし間違ってマスターとは違う方に打ってしまった
その斬撃はギルドの建物に直撃した
壁にデカい斬撃の跡がつき、放たれたその道筋と壁に黒い炎が燃えていた
マスター「ははっ!やればできるじゃないかゼオ!」
ゼオ「本気、、出せばこんな、、、もん、、よゆ、、」
俺はその場に倒れ込んだ、汗が一気に出てきた
マスター「こんだけの力を一気に使ったんだからそりゃ魔力切れ起こすよな!」
ゼオ「そ、そうゆうのあんの、、早く言って、、よ、、」
マスター「うむ、黒い炎が消えている、、お前の魔力切れと一緒に消えたみたいだな?ならお前の意思であの炎を操れるとゆうことか!」
ゼオ「ちょ、、今そんな、、解析されても、、それどころじゃない、、」
マスター「これがお前の中で眠っていた力だゼオ、よく呼びさませたな!もっともっと強くなれゼオ!お前にはその可能性があるかもしれん、、、わからんけど!」
ゼオ「わかんねーん、、、かい、、、」
マスター「あっ!後あの壁の修理はお前な?やった人が綺麗にしないとな?ww」
ゼオ「なん、、、だと、、!?」
マスター「私の方に打てば空高く弾き返したのになぁ、全然違うとこやっちゃうんだもんな!」
ゼオ「コントロール、、してる余裕なかった、、んだもん、、誰かさんの殺気、、半端なさすぎて」
マスター「私もまだまだいけるだろ?久々に動いたからこりゃ筋肉痛間違いなしだな、、ゼオマッサージ頼むわ!」
ゼオ「よくこんな状態の俺に、、、頼めるな、、鬼、、悪魔、、鬼畜ババァ、、ドS、、」
マスター「ほんじゃーなーゼオ」
ゼオ「まっまって、、!ごめん、、なさい、、、俺も、、連れてって、、!!」
マスター「ふふっ冗談だバカ、これからちょくちょく私が鍛えてやる!」
ゼオ「いつか、、、殺されるな、、、」
マスター「お前なら大丈夫、よくマエラの修行に耐えたなゼオお疲れ様それからおかえり」
ゼオ「ただい、、、ま、、」
俺はマスターの肩をかりてギルドへ戻って行った
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