第6話ドキワク!初クエスト!

クロノファミリー

ゼオ(27) ハンド(27) レイカ(26) マスター(?)


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二日酔いからだいぶ体調が良くなってきたところでマスターがまた俺たちに話し始める



マスター「もう一度言うがクエストに行ってこい!」


ハンド「でも俺たち3人が抜けたらこのギルドはマスターしかいない事になりますよ?」


マスター「あぁ大丈夫だ、町の依頼事はこの召喚士のエナにやらせるから!」


エナ「私召喚士なんですけどぉ〜うぷっ」


ハンド「なんであんたも二日酔いなんだよ」


レイカ「ギルド総本部からの依頼って事ですよね?なにやればいいんです?」


マスター「ウルドタウンに行って来い!そこでこの店へ行け!そしたらわかる!」


ハンド「ウルドタウンの『クルブシ』?何屋なんです?」


マスター「まぁ行けばわかる!ゼオ!お前にとっては結構大事な事だ!」


ゼオ「大事なこと?」


エナ「おろろろろろろ」


ゼオ「ぎゃーー!!なんで俺の服にはくんだよ!貰ったばかりだぞこの服!!!」


エナ「こ"め"ん"」


ハンド「この服マスターがあげたんですか?」


マスター「あぁなんかいつまでとゴミみたいな格好させとくのもなってな!」


ゼオ「俺ゴミみたいな服で敵のギルド突っ込んでたの?カッコつかなくね?」


レイカ「へぇ!似合ってるじゃん!」



和と洋が混ざったような感じで黒赤の色の服装

まぁ悪くないな

これが主にギルド活動する時の俺の制服になるみたいだ



エナ「がっごいいねぇ、、ずずっ」


ゼオ「いいか?お前は絶対に近づくなよ?絶対にだぞ?」


マスター「ほら交通費だ!行ってこい!!」


3人「おぉー!!!」



こうして返事はしたものの半強制みたいな感じで行く事になった

出発は明日の朝からになり各々準備を始めた

ウルドタウンはここから8時間程かかるらしい

お泊まり準備で大忙しだが俺この異世界に来てから飯しか買ってないから準備とかないんだけどね


ーー翌朝ーー


ハンド「マスター行ってきます!」


レイカ「いってきやーーす!」


ゼオ「ふぁぁぁ、気をつけてねぇ〜」


ハンド「お前もいくんだぞバカ」


マスター「気をつけて行ってこい!」


皆んな「おぉーー!!」



ウルドタウンへ向け出発した



ハンド「列車に乗るの久々な気がするな」


レイカ「最後いつだったかなぁ?」


ゼオ「列車あるの?」


ハンド「あぁ、町の外にあるぞ?お前ラクシィー行く時使わなかったのか?」


ゼオ「、、、(変なおっさんの話に乗ってガチムキニキのソリに乗ったなんて言いたくねぇな)」


レイカ「ねぇゼオお金持ってるの?」


ゼオ「え?いや持ってないよ?」


ハンド「俺の金ぇぇぇ」


ゼオ「ちゃ、ちゃんと返します、、、」


レイカ「はい!これ!」



そういうとレイカは俺にお金を渡してくれた



ゼオ「ん?え?これ?」


レイカ「あげるわけじゃないよ!ちゃんと後で返してよ〜?その為にガンガンクエストこなしちゃおっ!」


ゼオ「クエストこなせばお金が貰えるの?」


ハンド「そうだ、総本部から俺らギルドに送られる」


レイカ「難易度が高ければ高い程報酬も凄いよ!」


ゼオ「へぇ〜」


ハンド「本部からの依頼と町の人からの依頼があってな、町からの依頼はペット探しだったら荷物運びだったり難易度はかなり低めだが本部からのはモンスターの捕獲や討伐だったりと高めになっていく」


レイカ「受けれる依頼もギルドのランクによって変わってくよ!」


ゼオ「ほげぇ〜、ちなみに俺らのガルドのランクは?」


レイカ「最低ランクの『C』!」


ゼオ「ですよねぇ」


ハンド「ギルドランクはC.B.A.S.S+の5段階だ」


ゼオ「それはどうやったら上がるの?」


レイカ「依頼をこなしたり周りからの評判だとかも関わるみたいだよ!」


ハンド「マスター曰く今回のラクシィーの件は結構大きいみたいだから評価点は良いとこ着いてるだろうなって話だ」


ゼオ「ふーん、なんか大変なんだね⭐︎」


ハンド「何人事みたいな言い方してるんだ?」


ゼオ「今回の依頼はなんなんだろう?」


レイカ「んー、なんだろ?検討もつかないな、、、」


車内販売員「お弁当や飲み物はいかがですか?」


ゼオ「あ、人数分ください!ハンドお金貸して」


レイカ「ありがとうハンド!」


ハンド「なんで俺の金なんだ!?」



そんなこんなしてるうちに目的の駅に着いたみたいだ



ゼオ「ここがウルドタウン?」


ハンド「まだだ、次はあれに乗る」



目をやると馬車の様な乗り物(?)がある

普通の馬車と違うのは人が10人以上は乗れそうなとこと引っ張って行くのが鼻水が垂れているラクダと馬とトナカイ

が合わさったような

なんだこれ?



御者「ウルドタウン行きだよ〜」


ハンド「よし乗るか」


ゼオ「大丈夫この生き物?すげーアホみたいな顔して明後日の方向向いてるけど?」


レイカ「この子知能高いんだよ!一度走った場所は絶対忘れないし1週間飲まず食わずでも走れるの!」


ゼオ(俺より優秀やん、、、)



敗北感を胸に乗車した



御者「皆んな乗りますたかー?いきますたー!」


ゼオ「独特な喋り方だな」



馬車に揺られながら寝たら起きたら飯食ったら寝たり寝たりしていたら気づいたら目的地のウルドタウンに着いていた



御者「ご乗車どもですた〜またよろしくですた〜」


ハンド「ふぅー、やっとついたなぁ」


レイカ「遠いいねぇ〜」


ハンド「まずは宿に行って荷物置くか」


ゼオ「さんせーい」



宿へ行く時部屋の鍵を渡され各々その部屋へ向かった

荷物を置きロビーに集合した



ゼオ「なんか事前に予約みたいなの要らないの楽だねぇ」


ハンド「俺たちギルド加入してる者達を優遇してくれるとこも多くてな」


ゼオ「ここはギルドないの?」


ハンド「ウルドタウンにはないな、近くにランクSのギルドもあるしここは観光地として色んな人が来るからな」


レイカ「もう夕方だけとりあえず依頼があったどこに行ってみる?」


ハンド「そうだな!『クルブシ』だったか?行ってみるか!」


ゼオ「お腹空かない?」


ハンド「お前食うか寝るかばっかじゃねーか」



色んな人に聞きながら目的のとこに着いた

2回ほど犬に追いかけ回されたけどね俺だけ



ハンド「ここだな」


ゼオ「お邪魔しまーす!」


?「はいはいいらっしゃーい」



中には店主と武器がたくさんあった



ゼオ「ほんげ〜武器屋だったんだぁ」


クルブシ「どうも店主のクルブシだし!」


ゼオ(だし?)


クルブシ「何をお探しだし?」


ゼオ(さっきの御者といいなんの語尾変えるの流行りなのか?)


レイカ「私達依頼を受けてクロノファミリーから来ました!」


クルブシ「おぉ!そうでしたかだし!マスターはお元気だし?」


ハンド「マスターと知り合いですか?」


クルブシ「えぇだいぶ前にお世話になっただし!」


ゼオ「依頼の内容はなんだし?あ、やべうつった」


クルブシ「はいちょっとまっててくださいだし!」



店主は奥から怪しい細長い箱を持ってきた



ハンド「これは?」


クルブシ「昔起きたギルド同士の抗争の最中の時の話だし、とんでもなく強い剣士がいただしが血に飢えた獣の様な目つきをし敵も味方も関係なく次々に切り倒していっただし」


ゼオ「、、、」


クルブシ「敵対同士だったギルドも一時休戦し手を組んでそいつをどうにかしようとしただし、だがそいつの強さは桁違いで1人で何百もの人を殺してしまっただし。けど1人の女性がそいつの前に立ち1対1を申し出ただし」


レイカ「凄い、、そんなのいたら私動けないよ」


クルブシ「奴もきっと女性相手だと侮ったんだと思うだし、その女性が奴にかなりの深手をおわせただしね。だが同時にその女性も片腕を切られかなりの傷をおってただしね、膝をつき立てなかっただし」


ハンド「片腕を?」


クルブシ「奴は立ち上がりその女性にトドメをさそうとしただしがその時不自然にその刀がそいつの手から弾け飛び空高く上がっただし!そしてそいつの胸元めがけその刀が落ちてきてそいつに刺さっただし」


ゼオ「おぉ、、、」


クルブシ「奴は何故か刀をかわすことできず胸に刺さったまま倒れていっただし、その隙に周辺に隠れていたホワイトフェザーが奴を抑えただしね」


レイカ「そいつはまだ生きてるの?」


クルブシ「噂では監獄島よりも厳重な海の底に幽閉されてるって聞いた事あるだし」


ハンド「もしかしてその片腕を切られた女性っていうのは」


クルブシ「クロノファミリー現マスター『ジェル』だし」


ゼオ「!?!?!?」



驚きとヤバい奴がまだ生きてるっていう恐怖で感情がぶっ飛び顔半分は驚いた顔、もう半分は引き攣った顔になった


そんな化け物相手したんだもんそりゃあんな殺気放ちますわな



ゼオ「ん?待てよこの箱って」


クルブシ「そうだし、依頼はこれを静かなところへ眠らせてあげてほしいだし」



そしてクルブシが箱をあけた、、、



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