第3話 クロノファミリーのバカVSラクシィーのハゲゴリラ!!

クロノファミリー

ゼオ(27) ハンド(27) レイカ(26) マスター(?)


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俺が間違えで召喚されたと事に気づいたマスター

俺はマスターから渡された鍵の部屋でボーッとしている



ゼオ(そうだよ、俺関係ないし!間違って召喚したあいつが悪いし!)



そう言うがほんのいっときだけだったかもしれないが

レイカが言った『仲間』って言葉が引っかかってしまう



ゼオ「、、、お見舞いぐらい行ってみよっかな」



その日はなかなか寝付けなかった



〜〜〜医療所〜〜〜

ドクター「包帯変えるぞ〜」


ハンド「そろそろギルドに戻りたいんだが」


ドクター「もう1日待て、それなりにひどい怪我してんだから」


ハンド「レイカは?」


レイカ「よんだー?」


ハンド「いたのかよ」


レイカ「今来たとこだよ、私もまだ上手く体動かないんだよ痛くて」


ハンド「はぁ、ゼオのやつあん時何してたんだ本当バカだな」


ゼオ「お、おはまーす、、」


ハンド「お前!あん時どこほっつき、、いっっ」


ドクター「ほーら無理しない安静にする、縛りつけるよ?」


ハンド「ごめんなさい、」


ゼオ「お見舞いにきましたぁ、良かったらこれぇ、、」


レイカ「おぉ!果物いっぱい!あれ?お金持ってたの?」


ゼオ「んーん、これ」


ハンド「てめそれ俺の財布じゃねーか!!」


ゼオ「朝ごはんに飯屋に行って高いやつ食べちゃった!美味しかったよ♩」


ハンド「よしラクシィーの前にまずお前から潰すおらヤるぞ」


ドクター「おーい、なんかベットに縛りつけれるもんもってきてー、チェーンとかー」


ハンド「ごめんなさい」


ゼオ「傷痛い?」


ハンド「ん、まぁだいぶ良くはなった」


ゼオ「レイカは?」


レイカ「大した事ないよ!」



あんなズタボロだったんだ痛くない訳ないか、

なんでそんなになっても渡そうとしないんだろ?

聞いてみよっと



ゼオ「ハンドとレイカはどうしてそんなになってもラクシィーに町を譲らないの?」


レイカ「前も言ったけどこの町が好きなの、皆んな良い人だしこんな私達の事を頼りにしてくれる。ご飯をタダで食べさせてくれたりもするんだよ!」


ゼオ「え!マジで!」


レイカ「町もこのギルドも私は大切なの。色々な思い出があるの、それをあんな奴らに、、、」


ハンド「、、、」



レイカの頬に涙がつたった。

ハンドは何も言わないがレイカと気持ちは同じなんだろうな



ゼオ「、、、よし!またお見舞いくるから!次はプリンでも持ってくるよ!ハンドの金でな!!」


ハンド「あ!お前俺の財布置いていけ!おいこらゼオ!!」


レイカ「、、、行っちゃったね」


ハンド「あいつ身包み全部剥いでやる」


レイカ「ねぇハンド、私たちどうなるのかな?」


ハンド「わからないな、けどまたあいつらが来るのならこの体引きずってでも立ち塞がってやる」



俺は病院を飛び出してあの召喚士の元へ向かった



ゼオ「うぉいこらバカ召喚士野郎!!」


召喚士「誰がバカだこのバカ!あと私はエナって名前のプリプリ女の子じゃ!!」


ゼオ「プリプリな女の子がビールがぶ飲みするかよ!それより聞きたい事あるんじゃ!!」


エナ「なによ!!」


ゼオ「ラクシィーってギルドはどこにあるの?」


エナ「それなら隣町だけどどうして?」


ゼオ「隣町な!さんきゅ!あばよ!!」


エナ「、、、私の質問無視していきやがった!目ん玉からビール注ぎ込んでやる!!」


助手「怖い事言ってる、、、」



あのアル中召喚士によると隣の町らしいがどうやっていこう、タクシーみたいなのないのかな?

そもそも隣町の隣ってどっちに隣?



おじさん「お兄さん何かお困りで?」


ゼオ「あ、はいあのラクシィーっていうギルドがある町に行きたいんですけど」


おじさん「おーそこ通り道だから乗ってくかい?」


ゼオ「いいんですか!でわお言葉に甘えに甘えて」



、、、ん?



ゼオ「すみません、これはなんですか?」


おじさん「ストリームシュナイザーです」


ゼオ「スト、え?なんて?」



おっかしいなー、これどう見てもソリなんだよなぁ

しかも小さめなほうのソリなんだよなぁ

そんでそのソリの前に鎮座してるガチムキニキは誰?



おじさん「まぁまぁ乗りなさいな!」


ゼオ「えぇ、、、」



言われるがままソリに体育座りしてみた



ムキニキ「シートベルトハオーケー?」


ゼオ「シートベルト?もしかしてこれ?」



ソリの持ち手のところに手錠ついてるけどもしかしてこれ?

とりあえず付けてみる



ムキニキ「オーライ!レッツパーリィー!!」


ゼオ「ヒュッ」



なんこれー?風圧で死にそうなんだけど?

人ってこんな早く走れるの?

顔の皮がビロビロビロー!!ってなるー

こわいよー!知らないおじさんの話に乗らなきゃ良かった!



2時間ガチムキニキの爆発ダッシュにより隣り町へ着いた

途中何回も落ちて引きずられてもう満身創痍



ゼオ「あ、ありがとうございました、、ぐふっ」


ムキニキ「マタドライブスルネー!バイチャー!」



そう言ってどっか行った

あれ、手錠の鍵は?俺右手にソリぶら下がったままなんだけど?、、、まぁいいか



ゼオ「さぁて、どこにあるか聞く前に腹ごしらえでもいたすかな!ハンドの金で」



とりあえず飯屋を探し歩き始めた



ゼオ「すいませーん、美味しいご飯屋さんありますか?」


町人「あーそれならあそこ右に曲がったところに美味しいハンバーグ屋さんあるよ!」


ゼオ「いいっすね!ありがとうございます!!」


町人「おすすめは豚骨マシマシラーメンだよ!」


ゼオ「ハンバーグ屋なのに?家系なの?」



おすすめされた飯屋へ行き唐揚げ定食を食べた



ゼオ「ふぅー、美味しかった!ごちそうさまです!」


店主「あいよー!」


ゼオ「あ、すんませんラクシィーってギルドがどこにありますか?」


店主「あぁそれならね、待ってね今地図書いてあげる!」


ゼオ「親切にどうもすいません!」



地図を書いてもらい店を出てギルドを探す事にした



ゼオ「地図書いてもらったけど汚すぎて全くわからんな」



トボトボ歩いていると偶然ラクシィーのギルドを見つける事ができた



ゼオ「うちのより立派な建物じゃねーかよ、より一層オコ」


ギルドの一員「ん?何か用か?」


ゼオ「どーも、クロノファミリーの紅一点ゼオだ」


ギルドの一員「男だろうが」


ゼオ「ここのギルド長とハゲゴリラに用がある」


ギルド一員「クロノファミリーって隣り町のあれか、要件をいえ」



なかなかすんなり通しちゃくんないな、仕方ないやるしかねーなー!!



ゼオ「おいお前ら、いいのか?」


ギルド一員「な、なんだ?」


ゼオ「今ここで脱糞してそれをお前らになげつけてやろうか?それとも嘔吐してそれをお前らの口の中にねじ込むぞ?」


ギルド一員「こいつもしや、、、頭いかれてる?」


ゼオ「さぁどうする?おぉん?」


ギルド一員「ちょ、ちょっと待ってろ」



中へ入ってったな

チョロいぜ


数分後

中から誰か出てきた


ラード「あん?お前この前の奴か?」


ゼオ「出たなハゲゴリラ」


ラード「誰がハゲゴリラだ」


ゼオ「そっちのギルド長を出さんかい」


ラード「『こっちのギルドにちょっかいかけるのをやめてくれ』とか『町は渡さない』だろ言いたいのは?」


ゼオ「一字一句その通りだ」


ラード「まぁ辞めないけどな!」



そういうと奴が手に持っていた金砕棒みたいなのを一振りして構える

風を切る音がブンッ!とかそんなもんじゃない

バッフォーーア!!!いや違うなドゥアワーヴァン!!

もう聞いた事のない音だった



ラード「怖くてチビってしまったか?」


ゼオ「なに?チビったかだと?」



ふっ甘いな

俺が漏らす事なんてはなっから分かってたんだよ!

だからここに来る前にオムツを買って装備していたのさ!

フハハハハ!!備えあれば憂いなしだバカめ!!

ハンドの金でなぁぁぁぁぁぁ!!!!



ラード「、、、何笑ってんだこいつ」


ゼオ「今の俺、強い、no more cry」


ラード「、、、何言ってんだこいつ」


ゼオ「お前のせいでハンドの財布の中身は空になったぞ」


ラード「絶対俺関係ねーだろ、もういいから早く武器を構えろ」


ゼオ「、、、ん?」


ラード「あ?」



、、、そう言えば俺の武器は?



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